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平成7年第7回定例会(第2号) 名簿 1995-12-14
平成7年第7回定例会(第2号) 本文 1995-12-14

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    平成7年第7回定例会(第2号) 本文 1995-12-14


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成7年第7回定例会(第2号) 本文 1995-12-14 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者一覧に移動 全 89 発言 / ヒット 0 発言 表示発言切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長橋本昭三君) 2 ◯議長橋本昭三君) 3 ◯事務局長坂本正次君) 4 ◯議長橋本昭三君) 5 ◯議長橋本昭三君) 6 ◯19番(土手重夫君) 7 ◯市長河瀬一治君) 8 ◯19番(土手重夫君) 9 ◯議長橋本昭三君) 10 ◯17番(藤田 守君) 11 ◯市長河瀬一治君) 12 ◯教育長竹内幸一君) 13 ◯17番(藤田 守君) 14 ◯議長橋本昭三君) 15 ◯12番(水上征二郎君) 16 ◯市長河瀬一治君) 17 ◯12番(水上征二郎君) 18 ◯市長河瀬一治君) 19 ◯議長橋本昭三君) 20 ◯5番(谷出晴彦君) 21 ◯市長河瀬一治君) 22 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 23 ◯建設部長(重森正之君) 24 ◯5番(谷出晴彦君) 25 ◯市長河瀬一治君) 26 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 27 ◯建設部長(重森正之君) 28 ◯5番(谷出晴彦君) 29 ◯建設部長(重森正之君) 30 ◯議長橋本昭三君) 31 ◯議長橋本昭三君) 32 ◯11番(奥山裕二君) 33 ◯市長河瀬一治君) 34 ◯建設部長(重森正之君) 35 ◯11番(奥山裕二君) 36 ◯市長河瀬一治君) 37 ◯建設部長(重森正之君) 38 ◯11番(奥山裕二君) 39 ◯市長河瀬一治君) 40 ◯議長橋本昭三君) 41 ◯2番(木下 章君) 42 ◯市長河瀬一治君) 43 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 44 ◯2番(木下 章君) 45 ◯市長河瀬一治君) 46 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 47 ◯2番(木下 章君) 48 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 49 ◯議長橋本昭三君) 50 ◯議長橋本昭三君) 51 ◯1番(上原修一君) 52 ◯市長河瀬一治君) 53 ◯産業経済部長(橋本幸夫君) 54 ◯民生部長(山本 聰君) 55 ◯1番(上原修一君) 56 ◯市長河瀬一治君) 57 ◯民生部長(山本 聰君) 58 ◯1番(上原修一君) 59 ◯市長河瀬一治君) 60 ◯産業経済部長(橋本幸夫君) 61 ◯民生部長(山本 聰君) 62 ◯議長橋本昭三君) 63 ◯13番(上山泰男君) 64 ◯市長河瀬一治君) 65 ◯建設部長(重森正之君) 66 ◯13番(上山泰男君) 67 ◯市長河瀬一治君) 68 ◯13番(上山泰男君) 69 ◯建設部長(重森正之君) 70 ◯議長橋本昭三君) 71 ◯3番(小川三郎君) 72 ◯議長橋本昭三君) 73 ◯市長河瀬一治君) 74 ◯産業経済部長(橋本幸夫君) 75 ◯教育長竹内幸一君) 76 ◯3番(小川三郎君) 77 ◯教育長竹内幸一君) 78 ◯議長橋本昭三君) 79 ◯10番(馬渕憲二君) 80 ◯市長河瀬一治君) 81 ◯教育長竹内幸一君) 82 ◯10番(馬渕憲二君) 83 ◯議長橋本昭三君) 84 ◯16番(竹中純夫君) 85 ◯市長河瀬一治君) 86 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 87 ◯16番(竹中純夫君) 88 ◯議長橋本昭三君) 89 ◯議長橋本昭三君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 6.議 事             午前10時00開議 ◯議長橋本昭三君) ただいまから本日の会議を開きます。  報 告 2 ◯議長橋本昭三君) この際、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。 3 ◯事務局長坂本正次君) 御報告いたします。  本日の会議に、秋田達雄議員は事故のため欠席いたしております。  以上であります。 4 ◯議長橋本昭三君) 以上で報告を終わります。  日程第1 一般質問 5 ◯議長橋本昭三君) 日程第1 これより一般質問を行います。  まず最初に、土手重夫君。   〔19番 土手重夫君登壇〕 6 ◯19番(土手重夫君) 政友会の土手重夫でございます。  非常に多くの方が一般質問をされる中、そのトップを切って質問をさせていただきますことを、まことに光栄に存ずる次第でございます。  それでは、通告書に基づき3点について質問をさせていただきます。  簡潔に質問をさせていただきますので、簡潔なる御答弁をよろしくお願いいたします。  まず最初に、市内一円に防災サイレンの設置をであります。
     現在敦賀市に設置されている防災サイレンは、東浦地区、西浦地区、松原地区の一部の26カ所に設置をされておりますが、防災は原力発電所からの距離ではなく、市民全体に伝えなければならないものだと思います。  嶺南ケーブルネットワークが整い、緊急の情報は瞬時に伝えられるようになっておりますが、一歩外へ足を踏み出してみると、その情報さえ耳にすることはできません。一般的な防災を含めた防災計画が特に必要とされている今日、市長の見解を求めるものであります。  次に、風水害対策についてであります。  敦賀市には、笛ノ川、木ノ芽川、黒河川と3カ所の2級河川が市の中央を流れ、三島橋上流で合流し敦賀湾に注いでおりますが、今回は笙ノ川、木ノ芽川と分けて質問をさせていただきます。  まず、笙ノ川についてであります。  昭和24年ごろ、道口の頭首工より下流約200m付近の堤防が決壊し小浜線を切断、岡山町付近一帯は水の海となったわけであります。幸いにして、当時は住宅はなく田畑ばかりで大事には至らなかったのでありますが、今後あのような事態が起きれば、岡山、衣掛、古田刈、長沢一帯は大きな被害をこうむるのは明らかであります。過去に決壊した付近一帯、防波堤のように完璧な工事をする必要があると考えます。また、三島橋下流の左右の堤防についても同じことが言えると思いますが、あわせてお聞きをいたします。  次に、木ノ芽川についてでありますが、木ノ芽川のJR北陸線より下流、笙ノ川の合流点まで非常に多くの土砂がたまり、その上には葦が一面に生い茂り、川底が非常に浅くなっているのが現状であります。大雨が降ると堤防の決壊が非常に心配されるわけでございます。一日も早く川底を深くして、災害のないよう努めなければならないと思いますが、市長の見解をお聞きいたします。  最後に、親子のふれあいの場所についてです。  現在、敦賀市には児童文化センターや総合運動公園等、親子で楽しい時間を過ごせる場所はありますが、本当の意味での親子のふれあいの場とはどういうものなのでしょうか。メダカがいない。ゲンゴロウもいない。ドジョウすらいない。昔は本当にたくさんいました。図鑑ではなく、実際に目で見て手でさわり、奇声を発した子供たちが今はすっかり少なくなっているのであります。  私の父は戦争により命を奪われ、ふれあいという言葉とは縁遠いものでありますが、母に連れられ農作業の手伝いの合間にドジョウをつかまえたり、イモリをつかまえたり、花を摘んだり、花の蜜を吸ったりしたこともあります。時にはその花にはとげがあるとか、命あるものを粗末に扱うなとか、母にしかられたこともあります。本当の意味でのふれあいの場とは、人間の文化が進歩し発展した中での範囲ではなく、大自然を取り入れたスケールの大きな温かみのある場所でなければならないと思います。  他市にはなく、他県にもない大自然の中での親子のふれあいの場の市民への提供について御配慮をいただきたいのですが、市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。  以上で私の質問を終わりますが、答弁によっては再質問させていただきます。よろしくお願いをいたします。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 7 ◯市長河瀬一治君) 皆さん、おはようございます。  それでは、トップバッターの土手議員の質問にお答えさせていただきます。  まず、防災サイレンを市内一円に設置をという御提案でございます。  議員各位御承知のとおり、市役所を基地局といたしまして、原子力発電所から半径10km圏内、西浦から松島及び東浦地区に至るまで26カ所に屋外受信局、そして2カ所に個別受信局が設置をされておるところでございます。万一の災害時には一斉に音声、またはサイレンによりまして情報を伝達することができます。  しかし、それを市内一円に全部配置をしろということの御指摘であるわけでございますけれども、確かに緊急時の連絡方法としましては大変好ましいことだというふうに私も思います。  今敦賀市におきまして、どのような災害の発生の危険性があるのか、また、災害発生の事態が生じた場合、住民への情報伝達はこれらのサイレンを含めましてどのようなメディアがよいのか、今後、防災アセスメントの結果を踏まえまして十分に検討をさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。  それと、次の風水害対策ということで、今回笙ノ川、そして木ノ芽川の御指摘をいただきました。  私も通りましたが、御指摘の木ノ芽川の所なんかの土砂も多うございますし、これは何とかしてほしいというふうに思っております。県が管理をいたしておりますので、この件につきましては県に今後とも強く要望をしていきたいというふうに思っています。  また、三島橋の下流の方でございますけれども、私もちょうど県会の当時にいろいろ県の方にも働きかけまして、順次整備はされてきております。しかし、敦賀というのは、御承知のように非常に急流ということと、そしてそういう関係で堆積土砂が多い地形でございますので、そのあたりも県の方にしっかりと要望して、災害の起こらないような河川にしてほしいということを要望します。  また、市で管理を行っているとこにつきましても、やはり順次やっていかなくちゃならないというふうに考えておるところでございます。  次に、親子のふれあいの場所ということでございます。  御承知のように、私も小学校4年生を筆頭に4人の子供がおります。今こういう仕事でなかなかふれあいをする時間が少なくなったわけでありますが、やはり親子のふれあいというのは非常に大切なことであります。恐らく青少年の健全育成ということで、いろんな団体の方にもお力をいただきながら親子のフェスティバルでありますとか、また少年自然の家なんかを利用しまして、年に五、六回のそういう機会もつくらさせていただいておるところでございます。やはり、親子がふれあいながら、そしてそれを通して青少年の健全育成が非常にいい形で進んでいくのは、私もそのとおりだというふうに思っておりまして、将来ともやはり、今野坂にございます少年自然の家、そしてまたいこいの森、アスレチック等もございますし、あのあたりも整備をしていきたいと思います。  また、運動公園の方にもそういう遊具の施設なんかがあるんですけれども、少し古くもなってきておりますので、ひとつまた目新しいものなども検討しながら、いい形で親子がふれあえるような場所づくりもしていきたいというふうに思っていますし、当然いろんなそういうソフト面でも、私も4人の子供を持つ親の立場としてこれから取り組んでいきたいというふうに思っておる次第でございます。  以上であります。 8 ◯19番(土手重夫君) ただいま市長は、検討してみたい、県の方に働きかけて何とかやっていきたいというようなことでありますけれども、確かに笙ノ川、今の三島橋の下流、そして木ノ芽川の北陸線のJRから下流の地点は川底よりも住宅地の方が低いんです。ですから今のような状態では、もし決壊するようなことがあったら、これはもう本当に大変なことだと思うんです。  ですから、災害というのは忘れたころにやってくると申されておりますように、地震については、これはどうしようも手の打ちようはないわけです。しかし、こういう水害というものはやはり転ばぬ先のつえ、今手をかけておきさえすれば災害というものは防げるわけでありますから、やはりこれは何としても早くやってもらわないと。あれを見たらよくわかると思います、市長も。大変な葦です。葦の木というか。ですから、早急にやはりやってもらわなくては。今までやっていることでは、ただ砂をまぜ返しておるような格好ですから、すぐまたそれが1年たつと生えてくる。いわば葦をまいておるようなものです。ですから、川は一円非常に浅くなっております。そういうことでひとつ早急にやるように努力をしていただきたい。  それから、親子のふれあいですけれども、やはりこれは今の大自然を生かしたものの中でひとつ考えていただきたい。そして、やはりサイクリングとか、あるいはジョギングとか、そういったものも取り入れたことも考えてほしいというふうに思うわけでございます。ひとつ本当に早急にお願いをいたします。 9 ◯議長橋本昭三君) 次に、藤田 守君。   〔17番 藤田 守君登壇〕 10 ◯17番(藤田 守君) 清風会の藤田 守でございます。  通告書に従いまして、2点についてお尋ねをいたします。  まだ正月気分もさめやらぬ1月17日未明、一瞬のぐらつきで近代文明と都市のもろさを露呈し、死者5000人を超す大惨事となった阪神大震災。そして地下鉄サリン事件、オウム、オウムと言って明け暮れ、農家にとっては新食糧法の改定によるコメ市場の開放、農産物の総自由化時代の到来、中央政界の混迷している中で今年もあと数日で終わろうとしているとき、敦賀半島先端でどぎもを抜かれるような大変な事故が発生をいたしました。これについて、一日も早く事故の原因究明を徹底し、敦賀市民や国民の不安解消に努めていただき、二度と再びこういうことのないように願いながら、やがて来る平成8年度は、安心で平和な明るい年であるようにと願っている1人であります。  さて、通告書の1番でありますが、総合広域防災センターの建設についてであります。  この問題については、昨年の6月定例会でも提起をいたしました。たまたま半年後に偶然とでも言いましょうか、阪神大震災が発生をいたしました。昨年の6月定例会での前市長の答弁では、「小都市としては、他の方策をとりながら防災意識を図り、その必要性を感じない」とのことでありましたが、私はどうしても敦賀市に総合広域防災センターなるものの建設が必要だと思います。  平成8年度の国のいろんな予算の中で、防災用のヘリコプターが9機発注済みと聞いております。これは、毎年の予算では5機だけでしたが、来年度は4機がさらにブラスされまして、9機が未配置県に配置されるとのことでございます。  この事業は、防災と消防力強化事業で国が取り組んでいる事業であり、各県1機ずつ配置、ある県では2機体制をも考えているということであります。福井県はおくれていたようですが、いよいよ来年、平成8年度中には9機のうちの1機が福井県に配置されるようであります。既にパイロットの養成も急いでいるようでございます。  御存じのように、福井市には県警のヘリコプターが常駐していますが、防災的に考えても1カ所に2機のへリがあるということは、万が一の緊急時に機敏性に欠けると思われます。そういったことから、敦賀市に配属するよう要請するのはもちろんのこと、そのためにも早急にヘリポートも完備した総合防災センターの建設を強く望むものでありますが、まず、市長の所見をお聞かせいただきたいと思います。  また、笙ノ川以東の防災対策についても、防災アセスの見直しということで防災対策室も設置され、さらに深く広く、いろいろな検討をされていると思いますが、市街地が西へ伸びたとはいえ、やはり旧市街地は敦賀市の中心的であり、防災対策について重視しなければなりません。  昭和49年にこの地に市役所を移転し、同時に消防署も移転をいたしました。気比神宮裏には消防分遣所が設けられ現在に至っておりますが、北陸自動車道の開通、8号バイパス、これは来春に開通予定でございます。旧港の再開発、新港整備、金ケ崎タンク基地、北電火力2号機、LNG基地等近くに立地されることから、気比分遣所の今後の存在意義がますます重要視されます。また、川東地区の防災拠点としての役割がさらに重大するものと思います。  気比分遣所の機能充実を図ると言っても、現在地では手狭だと思われます。そこでこの際、思い切った計画をと考えられます。  私は、昭和37年9月と聞いておりますが、建設された旧観光センター、オープン当時は大型ショッピングセンターとして大変なにぎわいを見せていたようですが、オープン以来既に33年という年月が経過をしており、時代の波と言うか、社会情勢の変化とでも言うのか、市の中心部が西方に移り、今日では営業をされていないように思われます。  しかも、気比神宮の真ん前でもあり、いわゆる門前町の一角にはとても似つかない建造物と思います。何とか市の方に譲っていただき、そこに近代的な気比分遣所と、県公安委員会でも問題視されている神宮前派出所も同設し、その機能充実強化を図っていただきたいと思います。一般会計補正にも計上、計画されている敦賀駅を起点とし敦賀港までのシンボルロードにふさわしい事業にもなると考えます。  市長提案理由にも申されておりますが、広域防災体制の強化の推進、自主防災組織の育成や防災システムの整備、防災機能充実強化を図ってまいりたいとの市長提案でございますので、あわせて御検討いただきたいと思いますが、御所見をお伺いいたします。  次に、柴田庭園の観光資源の活用でございますが、去る12月5日、午後2時より粟野公民館で粟野地区の恒例となっております市長と語る会がございました。そこで、各区長さんから12項目にわたる要望がありましたが、いま一度申し上げますと、1.粟野地区下水道4次計画の組み入れ。2.エネルギー研究センター周辺の環境整備。3.市斎苑場周辺の環境整備、このときに防災センターをあそこへ持ってきたらどうかというような声も聞きました。4.市粟野スポーツセンターへ通じる道路整備と駐車場の整備。5.粟野地区老人、児童福祉センターの建設。6.国立療養所敦賀病院の総合化存続。7.市立黒河保育園と和久野保育園の改築。8.県道山櫛林線の建設促進。9.地区内の主要河川の整備改良。10.新和、和久野、櫛林保育園の駐車場の新設。11.柴田庭園の観光資源活用。12.粟野公民館の将来構想の12項目であります。  粟野地区は、御存じのように都市化が年々進んでおりまして、今では人口2万人を超え世帯数6500、まだまだ増加の一途をたどっております。そうしたことから、公共施設整備が追いつかない状態で多くの要望事項があるわけでございます。  区長会長が最後に申していたように、この12項目のうち一つでも要望が少なくなるよう特段の御配慮を賜りたい。私も粟野地区より選出された議員の1人として、地区民の負託にこたえるべく努力しなければと思っております。  要望事項の11番目の柴田庭園の観光資源でありますが、名勝柴田氏庭園は昭和7年4月19日に指定文化財として国の指定を受けております。また、天然記念物として庭園の奥にあるヤマモモの木が、昭和40年7月5日に敦賀市の指定を受けております。  私も以前に何回か行きましたが、市長と語る会で駐車場の問題が出されましたので、一度見聞をと思いまして、議会初日の帰り道立ち寄ってみました。ちょうど乗用車で3人の男の方が見えられまして、どちらから見えられたんでしょうかとお聞きしたところ、何と九州の熊本からと聞き、私はびっくりをいたしました。どこか観光に来られた途中だと思いますが、「ばってん、これではね」と言われ、大変恥ずかしい思いをしました。  県道から少し入った所に黒門と言われる門がありますが、近所の東さんという方の話では、「風が吹くたびに倒れそうになるので起こしている」とのことですし、渡り廊下だったところかと思われますところに掃除用具が無造作に置かれ、また仮設トイレの竹垣も傾きかけており、庭園内全般の整備が必要だと思います。  粟野公民館で言われた駐車場もあわせて早急に整備をと思いますが、これは市が勝手にというわけにはまいりません。日ごろ観光面に特に力を入れている市長でございますので、何とか行政サイドで手当てできないものか、お尋ねをいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 11 ◯市長河瀬一治君) 藤田議員の質問にお答えをいたします。  質問の前段でいろいろお述べになりましたけれども、全くそのとおりでございまして、私も、ことし1年のことをいろいろと今振り返えさせていただいたところでございます。  まず、第1点で防災センター、そしてまた県が平成8年度に導入を予定をいたしております防災ヘリコプターを敦賀市に配備をということでの質問だというふうに思います。  特に、防災ヘリコプターにつきましては、備蓄庫を備えましたヘリポートを嶺南に1カ所設置をされるというふうに聞いておるとこでございます。また、県警のへリになりますと、使用目的が異なりますために困難な面もあると思いますが、ヘリポートにつきましては、特に敦賀市に設置をするようにまず要望をしていきたいというふうに思います。  そして、防災ヘリコプターも、今県の方には県警のものがあるから、防災へリは敦賀市にという気持ちだと思いますし、私もそのような気持ちは持っておりますので、ひとつ県の方に今後強く当たっていきたいと思います。  また、県の方も、このへリについての基本構想は8年度にまとめるというようなことを聞いておりますので、そのあたりを踏まえまして、しっかりと要望をこれからしていきたいというふうに思っております。  それと、防災センターにつきましては、提案理由にも述べさせていただきましたとおりで、やはり敦賀には必要な施設だというふうに認識をいたしております。やはり地域防災の拠点としまして、また情報の収集、そして発信の拠点にもなります。場所とか時期につきましては、今、防災アセスメントの結果、そして地域防災計画の中で検討をしていきたいというふうに思っております。  そこで、旧観光センター跡地を気比分遣所と、そして私がいつも言っておるんですけれども、マンモス交番にどうだという御提言だというふうに思います。これもしっかりと検討させていただきたいというふうに思います。  次に、柴田氏庭園の観光活用ということで、語る会でお話を聞かさせていただいたとおりであります。本当に駐車場もありませんし、やはりもっと手を加えていかなくては将来ぼろぼろになってしまうなというような感じも持っております。敦賀市の重要な観光資源になるという認識をいたしておりますので、何とかしたいという気持ちは十分に持っております。しかし、所有者の方が敦賀の方にいないものですから、いろいろ過去の経緯を調べましても、いろいろお話なんかも今させていただいておりますが、すぐに駐車場に直してもいいというような返事がないとか、いろんなことで困っているのも現状でございます。  近況につきましては、教育長の方からお答えをさせていただきたいと思います。  今、博物館の周辺を整備させていただいておりますけれども、やはりその次にこの柴田庭園を何とかいいものに、そしてたくさんの人が本当に気持ちよく見に訪れていただけるような施設に直していきたいという気持ちは、今十分に持っておるところでございます。 12 ◯教育長竹内幸一君) 藤田議員の御質問にお答え申し上げます。  5日に語る会でお話をいただきまして、それから市野々の前さんですか、お話もいただきまして、それで何とか柴田さんと8月4日に話をしましたんですが、この間御返事したようなことでございますので、その後、あの席でも前さんとも一緒に一遍伺って、どうだろうというようなことも申し上げたんですが、実はきのう、柴田一男さんと連絡がとれまして、私直接話をさせていただいたんですが、まだやっぱり柴田さん自身、あの屋敷をなぶることについてはノーなんです。それであそこへ駐車場をつくる云々というお話とかも申し上げましたが、今のところは粟野寄りの62坪ぐらいの小さい所をやっと貸していただいたんですが、あそこで車をとめていただくことにしてくれというのが一つ。  それから、お話も出ましたが、旧の27号線沿いの正面の所に畑もあるし、ああいう所も整備して、ひとつ手を入れさせていただけんかという話もしたんです。だけど、あそこもなぶってもらっては困るというのが結論です。  何とかお願いして、私も市野々の区長さんとも一緒に東京へ行って、詳しくまたもう一遍相談させていただけんかという話もしたんですが、いやもう10年来いろいろの中身のことがあるので、これも御存じのとおりでございますが、10年来いろいろのことがございますので、春になりましたら敦賀へまた帰るから、そのときにお会いしましょうというのが最後の結論でございます。  決して、柴田さんも嫌とか何とか言っておるんじゃございませんが、ただ、この議会でも申し上げましたように、柴田さんところの事情として、相続関係のいろいろ複雑な問題も絡んでおることも事実でございます。そこら辺がございますので、あの人も何とかということで、私もいろいろ考えているんだけれどもということの言葉の濁りがありますが、そういうことで何とかしなきゃと。ただし、保存をしたいし、あの一角だけはぜひ、やっぱり先祖のものですから何とかして残したいという気持ちにも変わりがないしということで、その辺については十分これから話をさせていただくと。  それからもう一つ、あの中に確かに見学者の皆さん方とかいろいろの方々がおいでになると、書院の方はいいんですが、住居の方でありますとか、蔵でありますとか、あれはもう崩壊寸前の非常にどうにもならんようなものでして、そのことにつきましてもきのう触れました。これ何とかさせていただけんかということですが、実はあれはもう砕く、そういうことについてはやぶさかではないんだがちょっと待ってくれと。あそこに何か新しいものを、しょうしゃな建物もどうだろうなという話もさせていただいたんですが、そこら辺のことについても、また春に一遍話をさせていただこうと、こういうことでございます。  最後につけ加えさせていただきますと、いつもあの土地の管理なり、そういうものを市としても、指定のつくものについてはさせていただいておりますが、その他のあの大きい屋敷の管理運営、あるいは清掃等、地元の皆さん方が大変な努力をしていただいておりますことも今日の柴田庭園があるゆえんでございますので、この辺も心からお礼を申し上げたいと思いますが、いましばらく、交渉は何十回になるかわかりませんが、ともかく一生懸命私どももやりますし、柴田さんの方もそういう意向でございますので、御了承いただければありがたいというふうに思います。  以上でございます。 13 ◯17番(藤田 守君) 市長、教育長からるる御返答がございましたが、防災センターについては、今の金山バイパス近辺が最適地というようなことも聞かされておりますし、また分遣所のことにつきましては、あの気比神宮の裏ではどうしても手狭だというようなことも聞きます。そしてまた、気比さん前の派出所のことについてもいろいろと悪評がありますが、早急にひとつ御努力をいただきたいと思います。  そして、観光センターの奥に、いわゆる前の映画館がございますが、あれも幽霊屋敷とか何とかと地元から非常にやかましく言われておるそうでございますので、それもあわせて御検討をいただきたい、このようにも思います。  それから、今の柴田庭園の駐車場の件でございますけれども、ちょうど庭園の前は旧の27号線で緩くカーブになってございまして、野瀬長八さんのレストランの前に一、二台観光バスをとめるともうとめる所がないと。そんなたくさんのバスが来るわけがないんですが、最近、近くにさかな街ができた関係で前よりも非常にバスがふえたと聞いております。カーブにとめて、見通しが悪いところへもってきてお客さんがぞろぞろと歩くということになりますと非常に危険でございまして、何とか前の北側の畑、石垣が設けられておりますが、石垣の一部を除けばバスが入れるようになると思います。  今、教育長のお話を聞きますと、大変難しいというようなことでございますけれども、ひとつ柴田さんともよくお話し合いを続けていただきまして、何とか前向きの姿勢で考えていっていただきたいなと、このようにも思っておるわけでございます。  よくわかりましたので、これで私の質問を終わります。 14 ◯議長橋本昭三君) 次に、水上征二郎君。   〔12番 水上征二郎君登壇〕 15 ◯12番(水上征二郎君) 社会・市民クラブの水上でございます。  質問通告に基づき、質問をいたします。  市長を初め、関係部局長の御答弁をよろしくお願いいたします。  まず最初に、12月8日19時47分に発生しました高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏えい事故についてお聞きをいたします。  高速増殖炉「もんじゅ」は、1991年5月に総合機能試験運転開始をしましたが、わずか1カ月後、2次主冷却系のナトリウム配管で設計とは逆方向に熱膨張するトラブルを発生し、92年10月に予定をしておりました初臨界を93年3月に延期をされました。さらに、燃料製造のおくれから再び93年の10月に初臨界が延期をされ、今度は東海の燃料製造設備の故障で初臨界がまたもや延長され、ようやく94年4月に初臨界を迎えたところであります。  FBR「もんじゅ」に冷却材として使用されているナトリウムは、熱を伝える材料としてすぐれ、また配管とも相性がよいと言われております。軽水炉のように高圧でなく、より安全な圧で使用できると言われておりますが、ただ、ナトリウムは水に触れると爆発的に反応し、空気に触れても科学反応を起こし発火するものであり、極めて危険なものであると言われておるわけであります。したがって、FBRのアキレスけんとも言われておるのが実情であります。  FBRの先進国であるフランスの原型炉「フェニックス」、実証炉「スーパーフェニックス」におきましても、同種のナトリウムの漏えい事故が発生いたしております。イギリスでは細管に穴があき、ナトリウムと水が反応し、紬管が四十数本破断をするという大きな事故が発生をし、既にこのFBRは閉鎖をされておるのが実情であります。  こうしたことから、各国ではFBR開発から撤退をしてきているのが今日の現状であり、我が国だけがFBR開発に積極的に取り組まれており、当市のもんじゅの安全運転ができるかどうかが世界中から注目をされていたやさきの今回の重大事故だけに、FBR開発の是非が根本から問われるべきと考えます。  今回のナトリウム漏えい事故は、夜半の事故だけに、市民に不安と心配を与えた影響ははかり知れないものがあったと思います。事故の経緯を11日の全員協議会でお聞きをいたしましたが、事故が発生しナトリウムの漏えいが確認された時点で、なぜ緊急停止をせずに手動停止を行ったのか全くもって疑問であります。  市、県への通報体制のおくれについても同様であります。市民のもんじゅに対する不安や心配、信頼すらなくなってきたというふうに思うわけであります。この市民の不安や心配、そしてまたもんじゅに対する信頼関係を、動燃側はみずから招いていると言わざるを得ないと思います。  本年は、久しぶりに気比高校が甲子園球場で大活躍をして、全国に球都敦賀復活を果たしたやききに、このような形で全国の注目を集めることとなり、一市民としても憤りを感じるところであります。観光行政に力を注いでいる当市においても、大きなイメージダウンになったことは間違いないというふうに思われます。  市長の施政方針の中にもありますように、快適で安心できるまち敦賀の形成を目指す敦賀市長として、今回のもんじゅのナトリウム漏えい事故をどう受けとめておられるのか、また今後の対応についてお聞きをいたします。  次に、情報の公開と市民への説明についてお聞きをいたします。  これまでの事故、トラブルにおいて、通報及び核心部分の情報が公開されなかったことがありましたが、今回のナトリウム漏えい事故は、地元市民にとっては生活をしていく上にかかわる大きな問題だけに原因の究明は徹底的に行うことはもちろんでありますが、対策を含めてすべてにおいて情報の公開をすべきと考えます。あわせて市民に納得のいく説明会をすべきと考えますが、市長のお考えをお聞きをいたします。  今回の事故は、まさかの事故であり、あってはならない事故であると思います。先日の全員協議会で動燃側から配付をされた資料には、事故という言葉は一つも出てきておりません。現場の状況説明に、今回のナトリウム漏えいは配管貫通部の近くに、いわゆるナトリウムが滴下、堆積したものであるというふうに説明を受けました。新聞報道では約3tのナトリウムが漏えいしたと言われておりますが、だれが考えてもナトリウムが滴下した程度の事故とは思われないし、むしろ配管部分から相当の激しい勢いで漏えいがあったものと思われるわけであります。いわゆる配管部分から吹き出していたという表現にすべきと思います。事故の原因究明と対策にも今後影響してくるのではないかというふうに思うわけであります。  滴下には滴下の対策がありますし、吹き出しには吹き出しの対策があります。破断には被断の対策があるわけでありまして、状況は的確にとらえていかなければならないと思いますが、市長の受けとめ方はどうなのかお聞きをいたします。  次に、今回のナトリウム漏えい事故に対して、市長は市民を代表していち早く国に対して抗議の申入書を提出され、今回の事故に対して正面から取り組まれており評価するところであります。  敦賀市は、これまで国策としてエネルギー政策に幾多の困難を乗り越えて協力をしてきたところであります。しかるに新聞報道を見る限りにおいては、原子力安全委員会及び科学技術庁の事故に対する認識は、地元市民の認識と大きなずれがあると言わざるを得ません。危険と隣り合わせで生活をしている敦賀市民にとっては人ごとではありませんし、地元の市民が味わっている不安や苦しみが、敦賀から遠く離れた東京の感覚ではなく、市民の本当に抱いている不安や不信を受けとめて、責任を持って対応してもらいたいと思うわけであります。  このままの状態であれば、先般発生しました沖縄の米兵による少女暴行事件にありました米軍土地強制使用に関する代理署名の件と同様、現地沖縄が生活を通して味わっている苦しみが、離れた政府において理解されておらず、大田知事のとられた今回の措置については賛同するものでありますが、国策としてエネルギー政策に協力してきた当市にとっては、今苦しみにあえいでいる沖縄と同じ境遇に立たされているのではないかと思うわけであります。  市民の生活を守り、敦賀市の活性化と発展に取り組む敦賀市長として、国に対してもっと思い切った申し入れをすべきと考えますが、市長の所見をお聞きをいたします。
     次に、防災対策の整備についてお聞きをいたします。  先般の阪神・淡路大震災の教訓から、災害に強い安全なまちづくりを進めておられており、基本となる防災アセスメントを実施されていると聞いております。また、科学講演会の開催も重要なことと思いますが、防災体制のマニュアルの見直しも大事なことと思います。広域防災体制を推進するため、今回、災害時相互応援協定を姉妹都市である各務原市と、そして京都府向日市との間で協定が結ばれたところでありますが、両市と今後どのように取り組まれていかれるのか、お聞きをいたします。  防災体制の一番大事なことは、避難体制、避難場所、医薬材料の備蓄、救護体制、食糧の備蓄などいろいろと多くあるわけでありますが、一方では、それぞれの地域において自主防災組織の育成が重要であろうと思います。自主防災組織、そして地域防災組織の結成を一日も早く急がねばならないと思います。そして、一日も早く実践に備えて訓練をしなければ、いざというときには役に立たないわけであります。市民の多くは、先般の阪神大震災のあの痛ましい災害を見られ、防災に対する認識を新たにされている今、早急に防災体制の整備を図り、災害に強いまちづくりを目指さなければならないと考えます。いざというときに役立たせるには訓練しかないわけであります。当市として自主防災、地域防災組織の育成、結成に向けて市長の所見をお聞きをいたします。  次に、敦賀女子短期大学の今後の運営についてお聞きをいたします。  市長は、さきの9月議会において、四年制大学の建設は人材の育成、教育文化水準の向上や若者が集まる活気あるまち、産業としての経済的波及効果などを考えますと大きな魅力はあるが、財源問題を初め解決すべき課題が多く、当面凍結を打ち出しました。また、今議会においても、大学設立準備委員会の解散を表明されたところであります。  今日の全国的な少子化傾向、大学間競争などを考えますと、市長の方針に対してよしとしなければならないと考えます。しかし、今日の社会情勢を見ますと、高学歴志向の中、短大の運営においても、将来的展望がなかなか見えてこない状況であると思います。今春の入学生は大きく定員を割っており、来春の入学生においても、大変難しい状況でないかと思われます。敦賀女子短期大学の運営に絞って取り組まれようとされているわけでありますが、生徒の募集、短大の運営、学校のPRなど、今後の対応に向けてどのような具体策をお持ちかお聞きをいたしまして、私の一般質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 16 ◯市長河瀬一治君) 水上議員のもんじゅの事故関連の質問からでございますけれども、お答えをさせていただきます。  私も、もう何度も何度も発言をさせていただいております。特にこの事故につきましては、所信表明の中でも強く申し上げましたとおりであります。市民の信頼を失ったこと、また、大変強い怒りといいますか、憤りといいますか、それを通り越したような事態だというふうに思っております。  そういう中で、今後の対応ということでございます。12月11日には御承知のように、浦野科学技術庁長官が市役所を訪れていただきました。そのときに、やはり事故の原因の徹底究明、これがまず一番大事だと思います。これをすぐ国に実行してもらいたいということを含めまして4項目について申し入れをいたしました。これは所信表明の中で触れさせていただいたとおりでございます。今後とも国や事業団にすぐ実行するように強く求めていきたいというふうに思っております。  そういう中で、特にもっともっと思い切った申し入れをすべきだということでありますけれども、これは事故が起こった直後でございますし、まだ状況も把握されておりません。新聞報道を見ましても少し時間がかかるであろうということを言われております。この四つの項目につきましては、当面という形で申し入れをいたしておりますので、今後いろんな状況を把握しながら対応をしていきたいというふうに思っておるところでございます。  特に、その質問の中の一つですけれども、ナトリウムの滴下というようなことの状況説明はどうだと、どのように考えるということであります。  やはり、情報と言いますのは、正しくだれが見てもうなずけるように市民に知らせていただくことが非常に重要であります。少しでも事故の内容を小さく報告したり、誤解されるような表現の仕方で公表されるということは、事故の責任者として当然してはならないというふうに考えております。今後とも、そういうようなことで動燃事業団に強く申し出をしたいと思います。  また、事業団を指導、そして監督をしている国は、市民の厳しい目があることの理解度が少し少ないじゃないかというふうに思います。少しでも多くのことをよくわかるような方法で、市民に知らせるように適切な指導をこれからも強く要望をしていきたいというふうに思う次第でございます。  次に、防災体制の整備ということでございまして、そういう中で、友好都市との防災協定提携の今後の取り組みのことでございます。  現在、各務原市とは防災担当者が情報交換を行っておりまして、今回、両市でインターネットによります防災システムを構築しようということで今予算化を考えているところでございます。  また、向日市の方も市長が大変防災に熱心でございまして、双方いろんな情報交換を行っております。やはり形だけの協定に終わらないように、今後とも協定の中身について実効性を確保していきたいというふうに思っているところでございます。  それとまた、自主防災ということでばらつきの御指摘もあったかと思います。そのように承知をいたしております。特に市街地につきましては、組織率も大変低うございますし、今後の防災上の大きな課題になるというふうに認識をいたしております。今後とも、我々行政が積極的に働きかけることが必要であります。しかし、一番大切なのは、防災というのは地域の皆さん方が自分の地域は自分の手で守るんだという気持ちが一番大切じゃないかなということも考えておるところでございます。  市といたしましても、推進体制を含めまして、また、防災訓練等のことも検討しながら、防災意識の高揚に今後とも一層力を入れていきたいというふうに考えておるところでございます。  次に、女子短期大学でございますけれども、もう過去の議会の方で触れたとおりでございます。四年制大学はしばらく凍結はいたしますけれども、10年間、地元の短期大学として地元の大学だという意識の中で、特に昨年あたりから定員を少し割ってきているような状況で大変寂しいわけでございますが、やはりこの四年制大学の、いろんな揺れたことも一つの原因であったかというふうに思われます。そうなりますと、この1年、2年が大変厳しい状況になることも予想されますので、市といたしましてはできる限り支援をしていきたいというふうに考えております。  また、その細かいことは部長の方から答弁をいたさせます。  もんじゅ関連で1点、沖縄の基地問題に触れられまして、エネルギー政策に協力した地元に対し、国は地元の不安や苦しみがわかっていないという御指摘でありますけれども、私もそのように思います。やはり我々地元で接していることを、なかなか霞が関の頭の中では恐らく理解ができていないんじゃないかなということも考えます。私初め多くの国民は、国が国民の苦しみや悩みを国自身の痛みとして理解をし、そして、政策を実現をしていただかなければならないというふうに私も考えておるところでございまして、そういうあたりからも強く国にこれから要望、要請、申し入れをしていきたいというふうに思っております。 17 ◯12番(水上征二郎君) それでは、二、三再質問をさせていただきたいと思います。  今、市長の方から、もんじゅに対する市長としての立場での受けとめ方がそれぞれあったわけでございます。今回の漏えい事故に対して、いち早く市長は現地へ入られまして、対応されたというふうに報道でもお聞きをいたしてきたところであります。  また、新聞報道によりますと、粟田知事ももう既に東京の方へ行かれて、村山首相に厳しく申し入れをされたということも報道でお聞きをいたしておるところであります。  したがって、何が何でも現地の声をいち早く東京へ強く伝えていかなければならないというふうに思いますので、今後も機会あるごとに市長も英断を下されて、東京の方へぜひ足を向けていただきたいというふうに思います。  きょうの新聞を見ますと、北海道の札幌市議会では、既にこのもんじゅの問題に対して議会決議を、意見書を採択されたということが報道されておりました。恐らくこれから多くの地域において、もんじゅに対する強い怒りが出されてくるんではないかというふうに思います。問題は地元の議会がどういうふうな対応をするのか、あるいは市がどういうふうな対応をするのかというのが全国から注目をされてきておるだけに、今後の問題についても、慎重な対応も含めてやっていただきたいなというふうに思います。  さらにまた、この8日に発生をしました今回の事故、日がたつにつれて的確な情報が今のところ報道関係を通じて入ってきておるわけでございますが、その報道を見る限りにおいては、日がたつにつれて事故のいわゆる大きさ、そしてまた恐ろしさが日に日に増してきておるというのが実感であります。  したがって、今後対応策を含めて、早急に動燃側に対しても厳しく指導をしていただくようにお願いをいたしたいというふうに思います。  特に、今回の事故に対して緊急停止をなぜできなかったのかというところは、これは地元市民にとって一番生活にかかわる重要な問題であろうというふうに思うわけであります。事故の大小を問わずまず炉心をとめて、それから事故の原因調査に当たるというのが本来の、いわゆる筋道ではないかというふうに思うわけでありますが、今回は手動停止をして、約1時間30分かかってようやくとまったという状況であります。  したがって、我々一般市民から見ますと、動燃側の技術者がナトリウムというその液体に対して、本当に知識を持っておるのかどうかという、そういう不安すら覚えるわけであります。  素人でもわかりますように、ナトリウムは一滴でも漏れたら空気と反応を起こし発火するわけでありますし、ましてや水に触れますと爆発をするわけでございます。そのナトリウムが漏れているのを確認しておきながら、いわゆる手動停止をしたというところに、本当にこれで、今の動燃の技術者に運転を任して大丈夫なのかというふうに思うのが、市民の偽ざる感情ではないかというふうに思うわけであります。  さらに、煙が充満をし、そして、放射能が漏れる漏れないはその時点ではまだ確認はされていないわけでありますから、当然空調関係はすべてとめるというのが原則であります。家庭において台所で火災が起きたときに、これはもう窓を閉めて、いわゆる外の空気と触れさせないというのが基本と同じように、こういったいわゆる災害時における、瞬時における対応策といいますか、その辺がまだまだ徹底されていないんではないかというふうに言わざるを得ないと思うわけであります。こういった問題に対しても、これは安全確保の基本の問題でありますから、この辺の問題に対しては、ひとつ市長も厳しく動燃側に抗議をしていただきたいというふうに思うわけであります。  次に、防災体制の整備でございますが、市長申されました友好都市とのいわゆる情報交換など、これから定期的にそういう対策に向けての協議をされていくということでございまして、いざというときに頼るところはこういうところしかないわけでございますから、ぜひ敦賀市においても全力を挙げて各務原市、そして向日市との協定以降の取り組みに前向きに取り組んでいただきたいというふうに思います。  ただ、問題は自主防災組織です。これは非常に大事なことでありますし、さらにまた、地域における地域防災組織の結成が一番大事であろうというふうに思います。しかし、これは東浦、あるいはまた東郷、松原地区、粟野地区もたしかやられたと思いますが、それぞれ地域において、いろんな防災訓練を含めてやられているというふうにお聞きをいたしております。  問題は、市街地でなかろうかというふうに思いますが、なかなか地域防災組織を結成をするというところまでが大変時間がかかるわけでございまして、できれば行政を通して防災マップ等をつくり上げて、そういう組織体制がつくりやすい情報を地域におろしていただけますと、割と早く防災組織の結成ができるんではないかなというふうに思います。  さらにまた、自主防災に対しましても、家庭でいざというときにはまずどういうことをしなければならないのかというところも含めて、防災マップを各家庭にお配りをし、それぞれの家庭で自主防災がきちっと確立できるような体制も必要でないかというふうに思いますので、そういう意味で防災マップの策定について、ぜひひとつ御検討をいただきたいと思います。  次に、女子短大の問題でございます。  これは確かに市長が言われるとおり、四年制大学の問題が出されて、その影響はかなりあったであろうというふうに私も思うわけでございますが、いずれにしましても、今の女子短期大学の運営について、敦賀市もやはり責任を持ってやっていかなければならないわけでありまして、ぜひひとつ全力を挙げて取り組んでいただきたいというふうに思います。  できれば市長にお尋ねをしたいんでありますが、有名な学長を再度呼んで、いわゆる脚光を浴びるというのも一つの案ではないかなというふうに思いますので、あの手この手を使ってでも、この短期大学の運営について、行政を通して全力を挙げて前向きに取り組んでいただくことを期待をしたいというふうに思います。 18 ◯市長河瀬一治君) もんじゅ関連で先ほどもお答えいたしましたけれども、やはりこれからいろんな推移を見きわめながら、十分に対応をしたいと思います。  特に、当面という形で申し入れをいたしておりますけれども、その4項目の中に御指摘いただいたことは当てはまるというふうに思いますので、今後ともしっかりと、一生懸命取り組んでいきたいというふうに思っております。  それと、防災計画の中に、防災マップ等も今いろいろ研究をいたしておりますので、このあたりも考えていきたいと思います。  それと、自主防災組織ですけれども、これ御指摘のとおり町うちですと、どうぞつくってくださいと言ってもできることが少ないというふうに思います。なるべくつくっていただけるように、つくりやすいようにという環境もつくらなくてはならないなというふうに考えております。  しかし、先ほど言いましたけれども、やはり自分の地域は自分の手で守るという、これを特に市民の皆さん方にもお願いしたいというふうに思っておるところでございます。  それと、女子短期大学でございますけれども、今恐らく瀬戸内さんの、前の学長さんのことということでお触れになったんだというふうに思います。やはりそれも一つの方法だと思います。今また理事会も緊急に開きまして、理事の皆さん方とも相談しながら、あの手この手で何とか守り立てるように、今後とも市として全面的に協力をしながら進めていきたいというふうに思っておるところでございます。 19 ◯議長橋本昭三君) 次に、谷出晴彦君。   〔5番 谷出晴彦君登壇〕 20 ◯5番(谷出晴彦君) 新陽会の谷出晴彦でございます。  このたびの高速増殖原型炉もんじゅの2次系ナトリウム漏えい事故につきましては、原因の究明、そして市民への不安解消を徹底的にお願いしたいと思います。  それでは、質問に入りたいと思います。  まず初めに、清掃センターの設備についてお伺いいたします。  毎日、清掃センターでは約85tから90tのごみが焼却され、そのエネルギーで暖房、ロードヒーティングをしていると伺っております。また、その他にふろの設備がありますが、今回はふろについてお伺いしたいと思います。  人は、ふろに入っているときが一番くつろぎ幸せな気持ちになれるのではないかなと思いますが、家庭の小さなふろでは伸び伸びとできません。また、現在高齢化社会と言われますように、お年寄りたちが憩いの場を求めています。楽しいひとときを過ごすには、おふろというのは最高の所ではないかなと思います。そこで、清掃センターのふろを一般開放できないものかお伺いいたします。  次に、市立病院の時間外についてお伺いいたします。  平成6年4月から平成7年3月までの間に、時間外に来院した患者数は9155名とお聞きしており、1日平均約25人ほどになります。これに対して現在、医師、看護婦数はどれだけ時間外に勤務しているのか、また時間外専門でおられるのか、お伺いしておきます。  次に、都市計画法の改正による用途地域変更についてお伺いいたします。  平成8年の3月から6月の間に、都市計画法が施行されるとお聞きしており、また、市側としましてもいろんな地域で説明をしておられますが、中には理解できないという声もあります。  そこで、お伺いいたします。  主に変更になるのはどの地域か、またどのように変わるのか、お聞きしたいと思います。  御答弁のほどをよろしくお願いいたします。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 21 ◯市長河瀬一治君) 谷出議員の質問にお答えをいたします。  清掃センターの施設利用ということで、今回、特にふろを一般開放できないかという質問であると思います。そして、人間、ふろに入っているときが一番幸せではないかという御指摘でありましたが、私もふろは大変幸せなひとときだというふうに思います。  そういう中で、特にアクセス21でありますとか、また市民の市長へのメッセージという中で、やはりそういうことも非常に触れられておりまして、そういうおふろがあったらねと、公共で安い温泉があったらいいなという声も多く聞いておりまして、そのあたりも今後積極的に検討しなくちゃいけないというふうに思っております。  特に、この清掃センターのおふろでありますけれども、ここは職員の皆さん方が入るふろでございまして、やはり作業で非常に体も疲れますし、汚れますので入っていただくための施設でございまして、現在、一度に四、五名ほどしか入れなくなっております。また、1カ所でありますので男女の区別ができません。それと、管理上からも一般開放できるようにはしてございませんので、今のままで一般開放するというのは非常に難しいというふうに思います。また、お湯も温泉は使っておりません。普通の水でございますので、そういうようなところで御理解をいただけたらなというふうに思います。  しかし、清掃センターの焼却による廃熱利用ということで、いろんなこともやっている自治体もあります。そういういろんな規模の問題もございますけれども、また新たに清掃センターの整備計画もありますから、そういう中で将来展望として今後検討させていただきたいというふうに思います。  次に、市立病院の時間外ということでございます。  やはり、病院はいつ行ってもしっかり診ていただけるというのは市民の安心でありますので、いろいろと検討しなくちゃならないなというふうに思っております。  細かいことは、局長の方からお答えをさせていただきます。  次に、都市計画法の改正によります用途地域変更についてということであります。  これは、法律の施行から3年以内に指定替えの都市計画決定を行わなくてはなりません。市内各地区におきまして説明会を開催してきましたけれども、12月16日に公聴会を実施、その後、市、県の都市計画審議会を経まして、平成8年春に新用途地域に指定替えの予定をいたしております。  詳しくは、部長の方から答弁をいたさせます。 22 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 市立病院の時間外の救急対応ということで、お答えを申し上げます。  当病院の救急対応でございますけれども、当直医師が1名、それに看護婦2名で、毎日対応いたしております。これは当直という体制でございますので、時間外の専任の医師とか看護婦ではございません。  それから、これ以外にレントゲンとか、あるいは検査技師でありますとか、薬剤でありますとか、そういうことで必要な状態が出れば、それぞれにいつでも出勤ができるように、これも待機体制をとってございます。  なお、産科でございますけれども、産科につきましては産科の医師で、これも毎日当直体制をとってございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 23 ◯建設部長(重森正之君) 都市計画の改正による用途地域の変更について御説明申し上げます。  今回の改正法は、都市計画法及び建築基準法の改正でございまして、平成4年に改正され平成5年6月25日から施行されておるものでございます。  主として住環境の保護、それから市街地形態の多様化への対応等を目的にして、用途地域の種類が8種類から12種類になるものでございます。また同時に、各用途地域において、建築することができる建築物の用途について見直しが行われております。  本市におきましては、居住環境を保護するために住居系を中心にして、従来の第1種住居専用地域を第1種低層住居専用地域に、従来の第2種住居専用地域を第1種中高層住居専用地域に、それから従来の住居地域を第1種住居地域にそれぞれ移行するものでございます。  手続につきましては、先ほど市長の答弁のとおりでございます。よろしくお願い申し上げます。 24 ◯5番(谷出晴彦君) 再質問をさせていただきます。  清掃センターのおふろの問題ですけれども、市長の答弁の中で非常に難しいと、中で働く職員のためのということでお伺いしましたけれども、私も実は、この質問のために清掃センターのおふろというものをのぞかせてくれということで行ってまいりました。  確かに、入口は一つで湯舟も一つと、市長がおっしゃいましたように四、五人が入れるおふろだと、それぐらいの規模のおふろしかないということは私もよく理解しておるわけなんですけれども、お湯を沸かせるというようなエネルギーがあるということを私は言いたかったのと、そして廃棄物──ごみですね。ごみを利用してこのエネルギーを得るというところに意義があるんではないかなということを思いまして、質問をさせていただいたわけなんですけれども、せんだっての9月議会で、第64号議案 敦賀市清掃センター関連用地取得の件ということで議題に上がりまして、これは通過しているものと思いますけれども、この中で土地の名目、櫛川88号東高野7番3ほか1筆ということで、これは相手方は氷大産業株式会社ということで取得しているはずなんです。宅地6854.96m2、山林1496.55m2ということで、これは多分、宅地については清掃センターの下にあります土地のことを言っているんではないかなと思うんです。これを取得したということで、9月議会でこれは了解していると思うんですけれども、多分そのときに、地元住民の方々と、要望ということでお約束があるんではないかなと。  これは、今すぐに建てかえというわけではありませんから、多分15年から20年後に建てかえをすると、そのための用地取得ということで、ちょっと言葉は悪いですけれども遊ばせておくんではないかと。それならば、地域住民の要望にこたえて多目的広場にしてほしいというようなことが出ているんではないかなと思いますけれども、どのような多目的広場になるかわかりませんけれども、多分私の感じますところでは、ゲートボールとかソフトボールの球場ぐらいができるんではないかなと、このように思っているわけなんです。やはりゲートボールと言いますと、こんなことを言うとちょっと失礼に当たりますけれども、お年寄りのスポーツではないかなと私は思っているんですが、そこで汗をかいて、そして本当にふろに入って楽しいひとときを過ごせるんではないかなと、このように思っているわけなんです。  ですから、先ほど市長が難しいんではないかなという答弁の中で、私も確かに、中でおふろをという問題については少し難しいんではないかなと思っております。そこで、その下にあります用地を買収しておりますので、ここを利用して多目的広場と一緒に、別におふろというような目的で建設はできないものかと、このように思いまして、もう一度市長の答弁、関係部長の答弁をいただきたいなと、こういうぐあいに思う次第であります。  トンネル温泉といういい所もありますけれども、やはり交通の便が悪いということ、西の方に住んでおられる方とお年寄りには交通の便が悪いんではないかなと思いますので、そういうことを希望いたしますので、御答弁のほどをお願いしたいと思います。  次に、市立病院の時間外についてでございます。  今、事務局長の方から、医師が1名、そして看護婦さんが2名ということで当直しているということをお伺いしましたけれども、この9155名の内訳を見てみますと、内科が2880名、そして小児科が2463名、合わせて5343名になるわけなんです。この9155名の過半数、過半数と言うとちょっと変な言い方になりますけれども、半分以上が内科と小児科の患者さんだと、このように理解しているわけなんです。  そこで、当直ということはお昼も働いて夜も診ているんではないかなと。この当直のお医者さんが1名ということは、内科のお医者さんもいれば、小児科のお医者さんもいれば、整形外科のお医者さんもいるというようなことで私は理解するんですけれども、まず、時間外のお医者さんの問題に入ります前に、時間外に来るというのは、多分きょうはちょっとだるいなとか、つらいなと思えばお昼に病院にかかると思うんです。夜にかかるというのは悪いから来る。本当につらいから来る。緊急のもう危ない、危ないと言いますとちょっと語弊がありますけれども、非常に悪いというときに限って時間外を利用するんではないかと。早い話が命にかかわるようなところではないかと、このように私は理解しております。  そういう場合に、やはり専門のお医者さんが必要ではないかなと考えるわけなんです。これは幾つ科があるんですか、12科の全部の先生を当直で置けというのは大変無理だと思います。しかし今、この5343名、内科と小児科で占めると。内科と小児科ぐらいのお医者さんは置けないものかと、このように希望するわけです。  それから、当然悪いから電話して診てもらえないかということで連絡するわけですが、電話をかけたときにだれが出られるのかわかりませんけれども、取り次いでくれないときがあると、このような声も聞きます。今、緊急の患者さんが入っているから電話はおつなぎできません。救急車で来るのが緊急なのか、それとも救急車を呼ぶよりも自動車で連れていった方が早いから行った。しかし、診てもらえない、つないでくれない、こういうところにも疑問が少し残るわけなんです。  私も、笑い話になりますけれども、大学のときにどうしても歯が痛くて寝られないと、朝の5時ごろまでどうしても寝られなかったということで、下宿のおばさんをたたき起こしまして、救急車を呼んでくれということで呼んだことがあるんです。結果的には、歯痛ぐらいでは救急車は出動できませんということで断られましたけれども、それだけえらいということですね。ですから、そこのところの対応も今後どうしていくのかお伺いしたいと。  緊急自動車で入ってくる人を優先にして、これは確かに悪いんですから診なくてはいけません。ところが、緊急自動車を呼ぶよりも自分の車で来た方が早いという場合もありますね。そういうことをよく聞きますけれども、そういうときに対応して診てもらえない、カルテを先に、診察券をお持ちですか、今3人ほどまだ先にいますのでとか、こういう場合があると思うんです。そういうところも少しお伺いしておきたいなと思うわけなんです。何もこれは責めているわけではないんですよ。していただけたらなということでお伺いを立てているわけなんです。ですから、そこのところちょっと誤解のないようにお願いしたいなと思います。  それから、先ほどの最後の質問になりますけれども、都市計画法の改正による用途の変更についてと、これはまた難しいことで3年ごとに変わるからということで、今、部長の方からお聞きしましたけれども、どうも見てみますと、3年前からやっているんでなくて、ここ半年の間にばたばたと慌ててやっているんではないかというような気がしてならないんです。今、1種専住がどうのこうの、2種がどうのこうのというようなことで、普通一般の方がすぐその場でそういうようなことを聞かれても多分わからないだろうと、このように思っております。そこで、中をかみ砕いて説明していただきたいと。  理解できなくて不安に思っているのは、第1種の住居専用地域ですか、そのようになったときに、前々から持っていた宅地がそういうぐあいにひっかかったとしますと、どういうぐあいになるんだと、やはり不安があるんです。今、家を建てようか、店舗つきの家を建てようか考えている方が、色塗りをされ急に変わってしまうと。3年前、4年前に土地を買われた方が、そういう目的で取得したにもかかわらず色塗りがされたときにその目的を果たさないと。そういうようなことも出てまいりますので、そこのところも考慮して考えていっていただきたいと。ですから、これはこの地図を拝見しますと、用途地域変更案図となっていますから、これはあくまでも私は案だと思っております。  それから、もう一つお聞きしたいのは、商業地域についてであります。  これは笙ノ川を境にいたしまして、私が6月議会でまちづくりのことでお話をさせていただきましたときに、笙ノ川以西の人口の方が以東よりも多いと、そして商業集積も以東が8割、以西が2割ということを言ったわけなんですけれども、この色塗りを見てみますと、商業地域というのが笙ノ川以西には一つもないんです。全部笙ノ川より東の方に固まっていると。これをよく見てみますと、私もちょっと理解できないんですけれども、港のところ全体が商業地域になっているわけなんです。ここで商業をしているのがあるのかと。私は、商業というのはどこまで商業地域に入っているというのはわかりません。ですから、ここに商店がないから商業地域ではない、あるから商業地域だというような振り分け方をしてあるのか、それともそれに携わる、例えば建設関係の資材置き場になっているのも商業の一つであると言われるのか、そこのところの区別も少し教えていただきたいなと思うわけなんです。
     笙ノ川以西にも商店街はあります。商業者はおります。この中に一つも商業地域がないというのは、どういうことかということをお聞きしたいと思います。  以上について、御答弁のほどをお願いいたします。 25 ◯市長河瀬一治君) 清掃センターの熱利用ということで、これはやはりこれからの計画の中でいろいろと考えていきたいと思います。しかし、熱量もありますし、設置の場所もいろいろ調査もしなくちゃなりませんので、今、購入した土地も確かにあることはあります。そこもやはり使わない間は有効利用することも大事ですので、その辺あわせてこれからしっかりと検討させていただきたいと思います。 26 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 時間外の体制の件でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、当直は医師が1名、看護婦2名ということで申し上げましたけれども、実はこれ以外に、患者さんの症状によりましては内科系が1名、外科系で1名、それから小児科が1名と、こういうぐあいに第2次の待機の体制をとっております。患者さんの状況によりまして、これは当直の先生の専門外であるというような患者さんがお見えになった場合につきましては、その症状によりまして、それぞれの専門の先生方をすぐ呼び出すという格好をとってございます。  なお、もしその中で入院をしなければいけないというような状態の患者さんが来られた場合につきましても、その当直の先生の判断で入院をさせるということではなくて、それぞれの専門の先生をその場へ呼び出しまして、その専門の先生の診察のもとで入院をさせるということにしてございまして、当直の先生が明くる日、土曜日であれば翌々日になると思いますけれども、それまで待って専門の先生に引き継ぐということではなくて、入院をするような場合につきましては、その場で対応をするということにしてございます。  それから、先ほどの取り次いでくれないというようなことでございましたけれども、市立敦賀病院につきましては、これは御承知のとおり第2次の救急体制ということになってございます。第1次と言いますと、いわゆる初期ということで、休日の場合であれば休日急患センターが当たるということになりまして、それのいわゆる後方病院ということで、敦賀病院は第2次の救急病院ということになってございます。ですから、どちらかと言いますと、やはり救急で重症患者を優先的に受けるという格好にはなろうかと思います。  取り次いでくれないというようなことで、実際の患者さんが来られて診察を全然いたしませんよということは、これは絶対にないと思っております。ただ、今申し上げましたとおり、救急患者で重症者が先に入っておられますと、後で来られました場合、その状態によってはしばらく待ってもらうということは当然ございますし、先ほど議員さんが申されておられましたとおり、自家用車でお越しになった方、これにつきましては、やはり直接救急の受付でなくて、正面の受付の方へ入ってこられると思います。そこでは、事務当直が対応いたしますが、その事務当直にこういう状態で非常にぐあいが悪いということをすぐ申し出ていただければ、カルテを先につくるとかいうようなことでなくして、直ちに救急の診療棟の方へ回すように、これも手配はいたしております。  ただ、患者さんからそういう申し出がなければ、やはりカルテを先につくるということはあり得ると思いますけれども、ぜひそれは患者さんの方から、非常にぐあいが悪いということを申し出ていただければ、その場ですぐに対応する手はずはいたしております。  以上でございます。よろしくお願いをいたします。 27 ◯建設部長(重森正之君) 再度の御質問でございますが、今回の用途変更につきましては、改正法の範囲で限定されておりますので、新たな部分的な変更ということはできませんので、この辺をあらかじめ御了承いただきたいと思います。  それから御質問の中で、理解できない方もあるんじゃないか、わかりやすくということでございまして、各地で説明会を持ちました意図もそういうところにあったわけなんでございますが、その後におきましても、電話あるいはわざわざお越しいただいて、関心の高い方がその辺のところの説明を求めていただいております。今後も成案ができますまでの間、そういう御要望にはおこたえいたしたいと存じます。  それから、都心の西側に当たる部分の商業地域の設定ということでございますが、用途地域というのは、現にある商業集積に限定しますと、そこを商業集積を設定するための用途地域の設定をする場合と、そこへ誘導する機能と両方持っておりまして、用途地域制度というのは、良好な市街地環境、あるいは機能、そういったものを確保するのを目的としております。  そんな関係で、建築物の用途、あるいは容積率、あるいは建ぺい率、高さなどを規制したり、誘導するのが目的でございますので、今後、やはり都市の発展の方向に従いまして、地域設定の変更、あるいは新たな設定ということも検討しなければならないと存じておりますが、本市の場合、51年の2月23日指定で、いわゆる市街化区域、市街化調整区域の指定都市ということになっております。その辺も含めての検討が国として期待されていると、そううい現実もありますことを御理解いただきたいと存じます。  以上です。 28 ◯5番(谷出晴彦君) 清掃センターのおふろについては大体よくわかりましたけれども、これは高齢化社会ということで、ここにおられます皆様方も遅いか早いか必ずそういうぐあいになっていくと、ですから、そういうような施設にお世話になっていかなくちゃならないということもやっぱりありますので、私は父をもう亡くしており、この議会の始まります12月12日が5年目の命日だったわけなんですけれども、本当に亡くなってから大事にしたいと思ってももういませんし、とにかくお年寄りというのは今まで御苦労されて、本当に大変な時期を生きてこられた方々だと思いますので、若い私が言うのも生意気なようですけれども、本当に大事にしなくてはいけないんではないかなと、こう考えておりますので、また御理解のほどをよろしくお願いいたします。  次に、市立病院についてなんですけれども、これは私、実は少し聞いたことがあるんです。これを言いますと責任云々問題がどうのこうのというようなことになりますので、そういうことは避けたいと思いますが、たまたま時間外に行ったときに専門の先生でなかったと。それでちょっと様子がおかしいのでいつもかかっている先生にお電話して聞いたと。ところが、その薬の量の問題なんですね。ですから、やっぱり真剣にやってないとは申しません。皆さん一生懸命やっていただいていると思いますし、大変な労働だなということを肝に銘じていますけれども、命にかかわることですから、そういうようなところもより慎重にというんですか、そういうことを配慮していただきたいなと、こう思っております。ですから、そういうことも含めまして、本当に御苦労だと思いますけれども、対応していただけますようにお願いいたします。  次に、都市計画法の改正なんですけれども、この用途地域、多分この地図を見ますと私思いますに、皆さんもそうではないかなと思いますけれども、この色塗りを見てみますと、先ほども言いましたように、商業集積があるにもかかわらず商業地域がないと、これは15年前か20年前ぐらいの色塗りではないかなというような錯覚に陥るんです。これをよく見てみますと、住宅地がたくさんふえているからそうではないと、現在のものだと、こういうような矛盾したようなところがありますので、そして、先ほど言いましたように、これ建ぺい率と容積率が変わってくるんですね、商業地域になりますと。  ですから、商店街があっても、先ほどの部長の言葉を反対にとらせていただきますならば、商業地域であって、きちっとした商店街をつくろうと思っても、引っつけて商店街ができないわけなんです。間、間をとらなくては、建ぺい率とか容積率がありますから、引っつけて物が建てられないというような問題も出てきますので、本当に商業地域というんですか、そこのところを、やはり西の方にも人口が多いんですから、そういうぐあいに持っていかなくちゃならないんではないかなと。  これは商業者の有利になるようにと、確かにそれもありますけれども、やはり市民の皆様、消費者の皆様の利便性を考えまして、そのようなことも必要ではないかと、こういうぐあいに思っておりますので、そういうことも考えていただきたいと思います。  それと、最後に一つだけお答えいただきたいのは、これは異議の申し立てがあった場合には通るのかと、こういうようなお話も聞きますので、異議の申し立てができるのかということもひとつお伺いしたいなと思います。そのお答えをいただきまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 29 ◯建設部長(重森正之君) 最後の1点については、公聴会で公述をする機会と、それから、その後に意見書を提出する機会とございます。それから、敦賀市の都市計画審議会の審議を経て、県の都市計画地方審議会が審議をするという手続がございます。  以上です。 30 ◯議長橋本昭三君) 暫時休憩いたします。             午前11時55分休憩             午後1時15分開議 31 ◯議長橋本昭三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、奥山裕二君。   〔11番 奥山裕二君登壇〕 32 ◯11番(奥山裕二君) 日本共産党敦賀市会議員団の奥山裕二でございます。  発言通告書に基づき順次質問をいたしてまいりたいと思います。  まず、原子力発電所の問題についてでありますが、1)のもんじゅの事故についてお聞きをいたします。  動燃が開発をいたしております高速増殖炉もんじゅは、平成3年5月に中間熱交換器入口の配管において一部が設計予測とは逆の中間熱交換器の方向に5.5mm延びた事故、さらに、今年の5月には2次主冷却系循環ポンプ事故に続いて、8日夜、2次系冷却材のナトリウムが漏れ、空気中の水分と反応して火災事故を起こす重大な事故を起こしました。  動燃は、性能試験中だった原子炉を手動停止させましたが、ナトリウム火災を起こし、現場の調査もはかどらず、事故原因は困難に直面をいたしております。  日本共産党は、高速増殖炉もんじゅにおけるナトリウムの危険性についてはかねてから指摘してきたものであり、もんじゅの計画推進については、原発の危険を増幅させるものとして当初から反対し、原発へのプルトニウムの大々的利用を含む、核燃料リサイクル政策の抜本的見直しを求めてきたところであります。  しかし、政府、動燃は、高速増殖炉では原子炉で燃やすプルトニウム燃料より多くのプルトニウムを新たに生成する新型の原子炉で、夢の原子炉と大宣伝し、原発推進政策の軸に位置づけ開発を推進してきましたが、高速増殖炉は原子炉でプルトニウムを燃やし液体金属ナトリウムで冷却するため、ナトリウム火災を初め核反応が暴走する反応事故の危険、補修、点検、整備の困難などが指摘されており、従来の原発の技術以上に未確立であり、既にこれまで7000億円以上もつぎ込まれてきました。  さらに、増殖炉のかなめとなる高速増殖炉の使用済核燃料の再処理の見込みが全く立っていないにもかかわらず、もんじゅの試験運転を強行し、核燃料リサイクル政策の一環として、高速増殖炉路線の開発を推し進めてきた中での今回の事故であります。  このように、技術がまだまだ開発されていない高速増殖炉について、ドイツ、アメリカ、イギリスなどは、技術的困難と経済的困難によって建設計画を断念しており、フランスでは、実証炉スーパーフェニックスのたび重なるナトリウムの火災事故のため見直し論議が行われているところであります。  さらに、これまでのもんじゅの事故は、フル出力でないときに事故を繰り返し起こしており、欠陥原発と言えるわけでございます。危険性も高く、経済性もないもんじゅは永久運転停止にすべきであるというふうに考えますが、市長の見解を求めます。  さらに、今回の事故について、動燃は事故を軽視していたのではないかというふうに思われます。ナトリウム漏えい事故は、午後7時45分に発生しており、新聞によりますと、動燃のマニュアルではこの時点で直ちに原子炉を停止させなければならないのに、午後8時に出力を下げ、何とか内部で処理をできないかとの傾向が見られるわけでございます。  県は、この事故に対する動燃の手順について「マニュアルどおりしなかった」と言っておりますが、一方、動燃は「今回の事故を想定の範囲内の漏れと受けとめている」と言っており、また、今回のナトリウム漏えい事故を事象と言っているように、今回の事故を単にトラブル程度のものとしか受けとめていないように思われます。本当に事故に対する認識の甘さが問われるところでございますが、このような動燃の態度についてどう思っておられるのか、お聞きいたします。  さらに、通報体制であります。  県は、警報が出た時点で当然第一報をすべきであるにもかかわらず、警報を確認した上でさらに作業を行い、事故が起きてから50分も経過した後で県への連絡とは、動燃の姿勢がおかしいというふうに批判をいたしております。  さらに、市には事故発生後、約1時間後に連絡するというお粗末さであり、敦賀美方消防組合には、警報が鳴ればすぐに消防に連絡するのが原則であるにもかかわらず、1時間14分後に連絡するなど、連絡が非常におくれているわけでございます。このような動燃の通報体制についてどう考えているのか、お聞きいたします。  次に、今回のナトリウム漏えい事故は、消防法による、市町村長の危険物許可施設での事故であり、敦賀美方消防組合は、消防法第12条に基づいてナトリウムの危険物取扱施設の使用停止命令を9日に出しましたが、敦賀美方消防組合は今回の事故について、消防の立場から、最初に発見した運転員が初期消火を行わなかった。室内に自動消火設備がなかった。現場確認の際に配管室の扉をあけ密閉させなかったなど、初期消火設備が不備であることを指摘しております。許可権限者の市長は、消防組合の管理者として、今回の事故内容を国や動燃の発表待ちにすることなく、独自に調査し、事故の真相を市民に公表し、動燃に改善命令を出すべきであるというふうに思いますが、お聞きをいたします。  さらに、敦賀美方消防組合に、ナトリウム火災に対応する消火設備を備えておられるのか、お聞きいたします。  次に、緊急告知放送についてであります。  緊急告知放送は、平成3年9月から放送が開始をされ、これまで火災や交通事故などが放映され、市民からも大変喜ばれているところであります。しかし、今回のもんじゅ事故については事故の翌日、午後2時から対談方式で放映されただけで、それまでは何も市民に知らされておらず、市民から何のための有線テレビかとの批判が相次いで出ております。なぜ、事故を知った時点で、緊急告知放送で市民に事故の内容を知らさなかったのかをお聞きいたします。  今回の事故は、ナトリウムの漏えい量は2tとも3tとも言われております。高速増殖炉としては世界最大の事故ではなかったかなというふうに思いますが、どのような認識を持っておられるのか、お聞きいたします。  次に、2)のふげん発電所についてお聞きいたします。  原子力委員会は8月25日、新型転換炉原型炉のふげんの実証炉建設費の見積りが、当初の3960億円から5800億円に膨らんだためコスト的に引き合わないとして、青森県大間町に計画をいたしておりました新型転換炉実証炉の建設を断念することを発表しましたが、このことは、日本の原子力開発利用計画に大きな影響を及ぼすことになります。  日本では、1966年以来、二つの動力用原子炉である新型転換炉と高速増殖炉を自主開発することが、ナショナルプロジェクトとして進められてきました。本命は、消費する核燃料より多くの核燃料プルトニウムが発電しながら得られる高速増殖炉とされていますが、これが実用化されるまでのつなぎに、現在稼働している軽水炉よりも多くのプルトニウムが得られ、核燃料としても、濃縮度の低いウランでもプルトニウムでも燃やせるという新型転換炉を使うという計画であり、現在、稼働している軽水炉原発の使用済核燃料を再処理して、プルトニウムや燃え残りのウランを取り出し、それを新型転換炉や高速増殖炉で燃やすという計画は、高速増殖炉と新型転換炉の自主開発が前提となっており、エネルギー資源の乏しい日本での有効な核燃料資源の活用だというふれ込みで今日まで進められてきました。  このように、新型転換炉は現在稼働中の軽水炉から高速増殖炉が実用化されるまでのつなぎの役割を果たしており、今回の新型転換炉実証炉の建設計画の断念は、ふげんそのものの役割も終わったことを意味するものであります。ところが、科学技術庁はふげんの活用策として16年間の運転実績、MOX燃料の利用など、ふげんの実績を強調し、今後10年間、核燃料リサイクルの確立、国際的な原子力安全確保、燃料、材料の照射試験等の利用などを目的に運転を続けることを発表いたしましたが、今後、ふげん発電所でいろいろな研究、実験が繰り返されることになり、炉への影響、事故など新たな安全面での問題が生じてくることが考えられます。新型転換炉の実証炉の建設が中止されたことは、ふげん発電所の目的そのものを失ったものであり、核の実験場にしてはならず、廃炉にすべきであるというふうに考えますが、市長の見解を求めます。  また市長はきさの議会で、ふげん発電所の活用策について、「夢のある研究施設でもよいのでは」と発言されておりますが、夢のある研究施設とはどういうことを指して言っておられるのか、お聞きいたします。  次に、3)の耐震についてでございます。  阪神大震災を機に、国民の不安を取り除くため、原子力施設に対する現在の耐震設計審査指針が妥当かどうかを見直していた原子力安全委員会の原子力施設耐震安全検討会は9月29日、原子力施設の耐震性を規定する指針類の妥当性が損なわれるものではない、耐震安全性は確保されているという報告書をまとめ、耐震基準の改定や耐震補強に着手しないことを明らかにしましたが、今回の原発耐震指針は妥当とする報告書をどのように評価をされているか、市長の見解を求めます。  原子力安全委員会の原子力施設耐震検討会が検討した項目は主に三つあり、一つは、兵庫県南部地震、マグニチュード7.2の地震規模や揺れが耐震安全基準の規定を上回るものであったのかどうか。二つ目は、兵庫県南部地震で観測された上下動は、耐震基準で過小評価されたのではないか。三つ目は、活断層直下型地震の想定規模が不適切ではないかという問題であります。この3項目の中で、神戸大学六甲台で実際に観測された兵庫県南部地震の強い揺れと、原発耐震安全を確保するための基礎データとなる地震の揺れを比較、検討した結果、兵庫県南部地震の揺れは、設計用地震動を部分的に多少上回るところがあると、設計用基準地震動の問題点を認めざるを得ませんでした。  このように、設計用基準地震動を実際の揺れが部分的でも上回るという食い違いが出たことは、基準地震動の決め方に問題があったことを裏づけるもので、耐震設計の根幹の見直しが求められているわけでございます。  設計用地震動を決める手法を考案した大崎元東大教授は、設計用基準地震動が実際の建造物を壊した大地震の記録をもとに決められたものではなく、計算機の上で人為的に決められたという限界を持っている。  さらに、原子炉施設の耐震設計では、断層モデルによる地震動の評価方法はいまだに学術的な研究の段階であって、一般的なコンセンサスを得たものではない。また、いずれの理論、手法も実際の現象のすべてを説明できるわけではないと、みずから限界を指摘しております。  このように、原発の耐震設計基準となる地震の揺れを決める手法を策定した専門家でさえ限界を指摘しているにもかかわらず、報告書は部分的ということを口実に、地震動の評価方法の妥当性が損なわれるものではないとの結論を出しました。また、通産省の報告書は、現在の耐震安全指針がつくられる前の敦賀1号機を含む27基の原発については、メーカーが行った耐震計算結果を追認したもので、現実の原発の耐震安全性を、兵庫県南部地震の教訓をもとに総点検をした結論とは言えないわけであります。  このように、原子力安全委員会の報告は極めて不十分であり、敦賀半島で既に稼働している日本原電敦賀1号、2号、動燃ふげんについては耐震の総点検を行い、補強すべきであるというふうに考えますが、市長の見解を求めます。  市長は、これまで日本原電敦賀3、4号炉建設については、阪神大震災以後白紙という態度を取り続けておりますが、原発大国のアメリカでは、原発建設をめぐって70年代以降地震の再評価をいたしております。カリフォルニア州サンアンドレアス活断層から300m近くに建設予定であったボデガベイ原発は、敷地に断層が見つかり着工中止。フンボルトベイ原発は、1977年に近くに断層が見つかったことを理由に運転停止。マリブ原発は、原子炉から240m離れた活断層を理由に建設が認められませんでした。このように、アメリカでは運転中の原発であっても、耐震見直しや完成間近の原発の着工中止まで原子力規制委員会が命じております。  新型転換炉実証炉の建設中止、さらに今回のもんじゅのナトリウム漏えい事故、さらには、敦賀はA級地震帯との先般の地震説明会などを考え合わせると、ここで日本原電敦賀3、4号炉は建設をさせるべきではないというふうに考えますが、市長の見解を求めます。  次に、市営住宅についてであります。  市長は9月議会で、私の市営住宅に対する質問の中で、「国の補助対象となっている市営住宅の建てかえについては、平成6年度より5カ年計画で三楽園団地85戸を平成9年から10年までに建てかえをいたします。次に、新津内の老朽著しい住宅73戸がございます。これを駅前の再開発などとかんがみながら建てかえなどを図っていきたいというふうに思っている。そして、和久野団地353戸と桜ケ丘団地の356戸の建てかえ計画もございます」と答弁をされております。つまり今後、国の補助対象となる市営住宅の建てかえは、1番目に三楽園、2番目に新津内、3番目に和久野団地、4番目に桜ケ丘団地の順に建てかえるという計画なのか、まず確認をしておきたいと思います。  公営住宅の建てかえについては、公団住宅審議会住宅部会の中間報告でも、可能な限り住みなれた地域社会で、健康で生きがいを持って生活できるよう住宅及び住環境の整備を的確に進めていくことが重要であり、公共賃貸住宅の建てかえなどに当たっては、高齢者の居住の安定のため一層の拡充などを図る必要があると指摘しているように、住居は生活の基盤であります。市営住宅がただ単に古くなったからとか、あるいは小規模の古い市営住宅が地域的に点在しているから、建てかえて1カ所にまとめればよいというものではなくて、居住者が長年培ってきたコミュニティーを尊重し、市営住宅に入居している市民や町内会の意見をよく聞き、市民合意の上で建てかえていかなければならないと思います。  私は、市内の国の補助対象となる市営住宅の建てかえについては、旧市内ブロック、桜ケ丘ブロック、和久野ブロックの三つのブロックに分け、全体的に古い市営住宅の順に建てかえ整備をしていくべきではないかと考えますが、今後の国の補助対象となる市営住宅の建てかえ計画についてお聞きします。  次に、9月議会で市長は、和久野団地より桜ケ丘団地が全体的に古い市営住宅にもかかわらず、「桜ケ丘団地より先に和久野団地を建てかえる」というふうに答弁をされておりますが、なぜ桜ケ丘団地より全体的に新しい入居可能な和久野団地を建てかえなければならないのか、当然古い桜ケ丘団地を先に建てかえ、整備すべきではないかというふうに思いますが、お聞きいたします。  次に、古い市営住宅の空き家対策であります。  現在、桜ケ丘団地に76戸、和久野団地に36戸の空き家があります。特に、桜ケ丘団地の76戸は住宅の傷みもひどく、とてもまともに住める住宅ではなく、早急に建てかえるなどの措置をとる必要があるというふうに思いますが、どのようにされていくのか。  さらに、和久野団地は、将来住宅を建てかえることを前提に空き家対策がとられておりますが、入居希望者も現在でも多い中で、いつまで空き家対策をとっていくのか、お聞きいたします。  最後に、保育園の施設についてであります。  児童福祉法の保育に欠ける児童を保護するという立場から、市内には公立、私立合わせて保育園が20園、児童館が4園あり、1587名の子供を預かっており、父兄の皆さんから大変喜ばれているところであります。  保育園の施設につきましては、順次木造から鉄筋コンクリートへと建てかえられ、立派な保育園になりつつあります。しかし、黒河保育園と和久野保育園は以前の古い施設であり、黒河保育園は昭和44年5月に建てられたものであり、和久野保育園は途中で部分的に改築をされておりますけれども、昭和45年4月に建築がされた古い保育園であり、父兄からも何とか改築をしていただけないかという声が多く出されております。先般の粟野地区の市長と語る会でも、この問題が提起されておりましたけれども、早急な改築が待たれているところであります。黒河保育園、和久野保育園の改築についてどのような計画になっているのか、お聞きいたします。  また、公共施設は、大部分がどの施設でも職員や利用する市民の駐車場がほぼ確保されております。しかし、市内の保育園につきましては、児童の送り迎えの駐車場はおろか、保母を含めた職員の駐車場すら確保されていないのが現状であり、中には本町保育園のように職員みずからが民間より駐車場を借りている保育園もあります。特に、和久野保育園、櫛林保育園は、区長さんを初め近所から苦情さえ出てきております。今日では車社会と言われている中で、職員や市民の駐車場確保は、施設を建設する上で当然必要であります。  和久野、櫛林の両保育園は駐車場が全くないため、職員の車が道路にとめられ、朝夕の父兄の児童の送り迎えの車、通勤の車と大変混雑をいたしております。特に、和久野保育園前の市道は、市道公文名1号線が下水道工事によって一部通行どめとなっており、迂回路にもなっていることもあって、なおさら混雑を来しているわけでありまして、早急に駐車場確保が待たれているところであります。保育園の職員や父兄の児童の送り迎えの駐車場を確保すべきであるというふうに考えますが、どのように考えておられるかお聞きいたしまして、私の質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 33 ◯市長河瀬一治君) 奥山議員の質問に順次お答えをしていきたいと思います。  まず、もんじゅの事故についてであります。  連絡通報がおそいということでありまして、そのとおりじゃないかなというふうに思います。もんじゅ事故の発生があったことを敦賀市に連絡してきましたのは、8日の午後8時54分でありますし、事故発生の午後7時47分から1時間7分もたっていたわけでございます。敦賀市が福井県とともに動燃事業団と結んでおります安全協定では、もんじゅに異常が発生したときは直ちに連絡するというふうになっておるものでございます。やはり、たとえ環境への放射能漏れなどがないとはいえ、当然、直ちに適切な通報連絡をするべきであると思います。  このたびの通報連絡のおくれは、やはり国民がもんじゅなど原子力発電所を見る目の厳しさに対する動燃事業団の認識が非常に甘いというふうに思うわけでございます。このことについては、動燃事業団の理事長に厳重に抗議をしたところでございます。  また、今後このような事態にならないよう強く指導をし、自覚するよう国や事業団にも求めていきたいというふうに思っておるところでございます。  また、事故発生後、運転停止がおそい、そしてナトリウム事故を軽視しているんじゃないかということであります。事故が発生した7時47分から、原子炉がとまった9時20分までに1時間半近くかかっているわけでありまして、私もやはりこのような事故に対する動きは大変おそいと思います。適切な操作とはとても思えません。  また、もんじゅの永久停止というようなことでございますけれども、科学技術庁や国の事故研究チームが、このたびのもんじゅの事故につきまして徹底的に原因の究明を行い、再びこのような事故が起こることのないよう防止対策の検討を始めたというふうに聞いております。その検討の状況を見守っていく必要があるんじゃないかなというふうに思っております。  それに関連しまして、緊急告知放送でございますRCNの件でありますけれども、今までいろんな消防が出たときには告知をいたしておりまして、市民の皆さんに喜んでいただいております。今回は原子力関連の事故だということもございまして、こちらも判断が甘かったんじゃないかなというふうに思っておりまして、今後、皆さん方の御意見を承りながら、できるだけ早く改善をしたいというふうに思っております。  それと、消防管理者としての件でありますけれども、現在、消防におきましても、消防法に基づきまして原因調査中であります。その調査の結果につきましては逐次、市民に公表していきたいというふうに思います。適切な措置をとっていきたいというふうに思います。  また、消防の詳しいいろんな関係につきましては、消防議会で御論議をお願いしたいというふうに思っておるところでございます。  次に、ふげんについてであります。  ふげんの具体的な活用の仕方につきましては、国が関係機関と協議をしましてつくったATRの実証炉建設計画の見直しに伴うふげんの活用方策案について、12月8日に説明を受けました。議員の皆さん方も12月11日、国から直接説明を聞かれたというふうに思います。  この案は、国が最終的にふげんの活用の仕方を決めるまでの暫定的な計画だというふうに理解をいたしております。やはり、ふげんだけではなく、原子炉を動かせるために何よりも優先をしなければならないことは、当然、安全が確かに保証されているという認識でありますし、このことは国や原子炉の設置者に強く要請をいたしてきております。この問題は、市議会や市民の御意見をお聞きをいたしまして、時間をかけて、市民の理解が得られるような結論を研究していきたいというふうに思っておるところでございます。  そういう中で、私も夢のある計画ということで発言をさせていただいております。私の夢になりますと、幼稚な話かもしれませんけれども、百数年前に宇宙旅行をしたというような小説が書かれたり、皆さん方も御承知のフランスのSF小説作家でベルヌという方がいらっしゃいまして、「海底2万マイル」というような映画にもなりましたが、そういう中で当時には想像もつかなかったようなエネルギーをそこでつくりながら、それが現実化しているというような、そういう夢がございます。  また、皆さん方も御承知かもしれませんけれども、宇宙戦艦大和というような漫画がございまして、その中に、放射能除去装置というようなものが登場してくるんですけれども、そういうようなことが可能な、そういう夢のあるような計画ができればいいなというようなことで思っておりますけれども、あくまで夢でございますので、その辺を御理解いただきたいというふうに思います。  また、耐震性についての問題でございますけれども、この耐震性の問題については、ことしの10月18日に国の方から議員の皆さん方にも説明があったとおりでございます。この検討の結果は、一応の成果だというふうに思いますけれども、今後、市民の皆さんが持つ耐震安全性の疑問につきましては、今までにも増して明らかにするよう、国などに求めていきたいというふうに思っておるところでございます。  それと、原電の3、4号機の増設ということで、もう断念をすべきじゃないかというような御指摘だったというふうに思うわけでございますけれども、私はやはり日本原電3、4号機の増設構想に関しましては、あくまでもまだ白紙でございます。今後の安全性の検討結果、また議会の皆さん方の御意見を十分に尊重しながら考えてまいりたいというふうに思います。慎重に対応していきたいというふうに思っておるところでございます。  次に、市営住宅の件でございます。  市営住宅の長期計画といたしましては、簡易耐火以下の老朽住宅を中高層耐火構造の住宅団地として整備を図りたいと思っております。現在あります15の団地のうち、小規模団地で中高層耐火構造住宅の建てかえが困難な老朽住宅、松原そして神明などがありますけれども、これらを大規模団地に吸収することも含めまして、市内住宅のマスタープランの策定を検討いたしたいというふうに思っております。  そういう中で、桜ケ丘の方が古いんじゃないかというような御指摘でございますけれども、やはり下水道の供用開始を考慮した上で、建てかえのことを考えたいなということも今思っておるところでございます。  市営住宅の総合的な長期計画につきましては、福井県の住宅マスタープランを踏まえまして、市のマスタープランも策定計画いたしたいというふうに存じております。
     また細かいことは部長の方からお答えをいたします。  最後に、保育園の建てかえの件だったというふうに思います。  特に、和久野保育園、黒河保育園が古いということでの御指摘で、これも先日行われました粟野地区の区長の皆さん方と語る会で出たものでございまして、そのときにもお答えをさせていただいておりますけれども、老朽した保育園、児童館などの整備につきましては、年次計画によりまして、順次改築を今進めておるところでございます。  来春、粟野地区、公文名の方でございますけれども、私立のつくしんぼ保育園、定員60人でありますが、開園が予定をされておるところでございます。その入園状況を見ながら、改築とはいかないものの、特に和久野保育園につきましては、施設の整備を検討していきたいというふうに思っておるところでございます。  また、各保育園、確かに御指摘のとおり駐車場の問題があるわけでございまして、整備をしたいというふうに思いますけれども、なかなか用地の難しいところもございまして、そういうところ非常に苦慮いたしているのも現実でございまして、今後の検討課題とさせていただきたいというふうに存ずる次第でございます。 34 ◯建設部長(重森正之君) 市営住宅の関係についてお答え申し上げます。  議員のお尋ねでは、計画順は三楽園、新津内、和久野、それから桜ケ丘という順で建てかえを進めるのかというお尋ねでしたけれども、現在、三楽園で建てかえを進めておりますので、これはやはり完成いたしたいと。その次でございますが、先般も地元で御説明を申し上げましたとおり、和久野団地につきましては、39年から46年の8カ年にわたって建設がされたと。その当時は非常に新しい住宅団地として注目もされて若い生活者が入居されたと、新しい団地の入居需要が非常に高かった時代もございます。  ところが、翻って現在を見てみますと、39年に簡易耐火平家建が24戸建ったわけなんですが、これはもう建てかえ年度は昭和62年でございましたので、かなり経過していると。それから、一番新しい昭和46年に建てられました1種、2種31戸につきましても、平成6年度でもって建てかえ対象年度に到達していると。団地全体がそういう状況でございますので、入居者の生活向上、あるいは生活環境の保全ということからも、やはりこれは次の段階で建てかえ計画を立てていきたいと、そういうふうに私どもは考えております。  もちろん、2番目のコミュニティー、あるいは町内の御意向ということは尊重して、これからもその辺の皆さんとの意見の交換はやっていきたい、そういうふうに存じておりますし、3番目の桜ケ丘団地より新和町を優先するのかどうかということにつきましては、そのようなことから、やはりこちらも新しい団地建設の時期が総体的にまいっているんじゃないかなと、このように考えております。  したがいまして、4番目の空き家に入居希望があるけれども、入れないのかどうかということでございますが、その辺の方針がはっきりするまで、現在のところ引き続き入居をお断り申し上げたいと、かように考えておりますのでひとつよろしくお願い申し上げます。  以上です。 35 ◯11番(奥山裕二君) まず、もんじゅの問題からいきたいと思いますけれども、最初に、市長は永久運転停止につきまして、「国は再び事故がないように検討しているので、そういうものを見守っていきたい」というような非常に動燃にとっては優しい態度でなかったかなというふうに思うんです。  出力100%でいろいろな事故が起きたということも大変なことですけれども、出力がまだ100%も行ってない、40%しか行ってない。まだ試験段階でこれだけの大変な事故がたくさん起きているという状況の中で、まだ国の、今度の事故の検討結果を見守りたいと言ってるようなことでは、これは一つ問題ではないかなというふうに私は思うんですよ。だから、市民の気持ちとしては、もうあんなもの要らんでと、これがもし本格的な運転になったら大変なことになる。あるいは1次系にもしああいう事故が起きたらどないなるやろうという非常に心配が出てくるわけです。  だから、そういう点では、やはり市長としてはもうあんなものは要らんというふうに結論づけなければならないと思うんです。そうでなかったら市民の信頼を得られないんではないですか。その点お聞きしておきたいというふうに思いますし、市長はこの事故に関して4項目の申し入れを行いましたね、もんじゅに対して。高速増殖炉に対して行いましたけれども、この事故の究明、それから性能試験の全面的な見直し、通報体制、国民の不安の解消、この4項目が、動燃としてあるいは国としてもきちっとそういうものができれば、試験再開をしてもいいということになるんではないかなと。それがさっきの国の対応を見守っていきたいというようなところにつながっていくんではないかなと、そういう認識でいるのではないかなというふうに思うんですけれども、その点聞いておきたいというふうに思います。  それから、動燃の今回の事故に対する対応の問題ですけれども、非常に今度の事故を軽く考えていたのではないかと、だから、内部で何とか運転をとめなくてもやっていけるんではないか、こういうことがあったのではないかというのが、私は一つ大きな問題だと思うんです。だから、ああいう大きな事故になったのも、いろいろ今までの新聞報道とか、あるいは消防署の報道とかいろいろ聞きますと、換気扇もあけっ放しにしとったとか、そういうことがあったわけですから、そういう点で、ナトリウムに対する認識不足というのがあるんではないかというふうに私は思うわけです。  この「つるがの四季」というもんじゅ発電開始特集号No.31ですけれども、ここで高橋忠雄動燃理事という人がナトリウムについて言ってるわけです。「私も扱いましたが、ナトリウムは、普通の温度で外へ出しても色がさっと変わるぐらいで特に怖いものではありません。原子炉内のナトリウムは、70度の水と同じような軽さで、同じようなサラサラした物体です。ただ、水との反応が激しいので、そうしたことがないようにしています。そのコツは、外に漏らさないことです。そのためには、溶接の技術レベルの高さと、高温時に構造が健全であるかどうかが大事。私たちは厳しい基準をつくりました。それとナトリウムの出し入れをしないことですね。もんじゅに一度ナトリウムを入れると、もう追加の必要はありませんし、ナトリウムをきれいにするのも、外へ出さず密封状態の中で簡単に行えます。軽水炉の水とは違う、いい特徴です」と言っている。軽水炉よりもナトリウムの方が扱いやすいかのように言っているわけですね。このような軽い気持ち、そういう気持ちが今回の拡大した事故につながっているんではないか、私はそういうふうに思っているんです。その点、どう思っているか聞いておきたいと思います。  それから、通報の問題ですけれども、いつもこの動燃に限らず原電も関電も全部そうですが、今まで事故が起きるたびに通報がほとんどおそいわけですね。そして、通報がおくれたじゃないと言って指摘をしているわけです。その指摘をしても、また同じことを繰り返しているわけですね。だから、市長としては、もちろん抗議もし、これからしてはならんぞという強く要請もすることは当然ですけれども、今度こういうことがあったら、もう永久停止やでというぐらいの強い気持ちがなかったら、そんな申し入れをしなかったら、いつまでたっても同じことを繰り返していくんじゃないですか。その点どうなんですか聞いておきたいというように思います。  それから、RCNの問題ですが、市民に配られております原子力防災のしおり「あなたの心構え」の中で、CATVによる緊急告知放送とはということで、「緊急告知放送は、自然災害をはじめ万が一の原子力災害時にも、市役所からホームターミナルに内蔵された『緊急情報』ランプの点滅とブザーにより災害の発生をお知らせします。ランプの点滅やブザーに気付いた時は、テレビのスイッチを入れチャンネルを9に合わせると、災害の正確な情報を迅速に知ることができます」と、こう書いてあるわけです。  しかし、これには全く当てはまらん今回の措置だったんですね。ですから、今までもそうですけれども、火災や交通事故でやっているのに原発でなぜできないのか。そら行ってみないと詳しいことはわかりませんよ。しかし、NHKや民間テレビの放送ぐらいのことはできると思うんですよ。「事故が起きました。しかし、環境に影響はございませんので、詳しい情報はまた後でお伝えいたしますのでしばらくお待ちください」、それぐらいのことはして当然じゃないんですか。その点聞いておきます。  それから、ふげんの問題ですけれども、市長は、ふげんに対して何かいろんなことを提起してきたから、重水炉だし何でもできるから、何か夢があるかのような錯覚に陥っているんじゃないですか。ふげんというのは、もんじゅのためのふげんですよ。そして、この間の説明会で出ているように、ふげん運転の目的というところで、「将来の高速増殖炉を中核とした核燃料リサイクル確立のための技術開発に貢献」、これを含め3項目出ておりますが、ほとんど試験、実験ですよ。私たちはあんな所で、敦賀のふげんでいろんなこれからの核燃料の問題に対する試験や実験を繰り返してもらっては困るわけです。市長は、その点どういうふうな認識でおられるんですか聞いておきます。  それから、耐震の問題ですけれども、市長は一応の成果だと、新聞にも「妥当で、どんな地震が来ても大丈夫だろうというふうに私は思った」とかみたいなことを書いてありますが、そもそも原発の耐震性に関する基礎となっているのが大崎スペクトルという、大崎元東大教授が編み出したものです。その大崎スぺクトルというのは幾つか矛盾点があるわけです。一つは、それをつくった当時、地震をはかる性能が非常に悪かったというのが一つ。それから、それをつくるまでに直下型地震が起きていない。だから、それがつくるものに対して参考にならなかったという矛盾。それから、基本的に出てきたものに対しては固有震動周期とか、基準地震動に非常に矛盾があるわけです。  同時にもう一つは、現在、新しい耐震の基準が出るまでに建てられた1号炉の場合は、浦底断層は活断層というふうには見てなかったわけですね。しかし、日本の活断層の中では、あれは活断層なんだというふうになっているわけです。そうなってくると、地震というのは断層の長さで、あるいは断層がどれだけ連続して動くか、幾つもの断層が動くかどうかによって決まるわけですから、規模が。そうなってくると、全く変わってきてしまうわけです。ですからそういう点で、私は妥当ではないというふうに思っているんですけれども、その点はどうなんですか。浦底断層は活断層であったかも知らんけれども、そんなことはもう別によかったんやという結論なんですけれども、これはどうなんですか。その点聞いておきます。  それから、活断層をどこまで見ているのかという問題もあるわけです。例えば、日本の場合は活断層が5万年前にさかのぼってどう動いたかというのを基礎に、耐震の場合は出してきているわけです。しかし、日本の地質学からいくと180万年前、アメリカでは50万年前、日本の10倍ですね。50万年前の活断層が動いたか、動かなかったか、そういうものも全部調査をして耐震の指針というものを出してきているわけです。だから、そういうところにも違いが出てきている。  あるいはまた、この間の県の説明会におきましても、渡部慶応大学教授が、「学者の研究には時間がかかる。一応、大丈夫だというのを出したけれども、建築学会の報告書が再来年できるので、妥当と結論づけた指針を修正することはほぼあり得るだろう」と、こういうふうに言ってるだけですね。  ですから、耐震がどうなるのかという審議をしている教授そのものが、これはもう1回見直さなあかんだろうと、あれぐらいの研究や調査では、結論を出すのはちょっと早かったというような結論を出してるわけですよ。そういうことを出しているにもかかわらず、市長は一応の成果だと、こういうふうに思われているんですか。その点お聞きをしておきたいというふうに思います。  それから、日本原電3、4号炉につきましては白紙と言っておりますけれども、もんじゅもこういう事故でありますし、このまま続けていったら大変な事故になるということが考えられますし、ふげんはふげんで実験をどんどん繰り返す、またこれも事故が起きるんでないかという不安が、非常に普通の軽水炉よりもさらに高まってくる。地震はA級だ。こういう状況の中で、白紙というのはどっちでもいいですよということですよ。これはやっぱり、少なくともしばらくは断念するとか、これぐらいのことは言わなきゃ。市民の安全を、責任を持っているという市長の立場から言えば。その点どうなんですか聞いておきます。  それから、市営住宅の問題ですが、大きな疑問は、桜ケ丘は非常に古いわけです。とてもあんな所は住めんなという感じなんです、実際問題として。そして、その一方の、和久野団地の方はまだ比較的新しい。幾ら補助対象になったと言ったって。部長の答弁では去年なっただけでしょう、まだ。まだ比較的新しいですよ。そして、市役所の建築課にも言ってきておる、うちにも言ってきておりますけれども、和久野へ何で入れてもらえんのやろうか、いっぱい言ってきてるわけです。  片方の桜ケ丘は古くてとても住めるような、中身は知りませんよ、見た目から見ればとても住めるような状態でない。どっちに入れてほしいと言うと、これは当然和久野に入れてほしいと言うに決まっているわけです。しかし、そういう状態にあるにもかかわらず、市役所の下水道の都合で、新しい所を壊して古い所はそのままにしておくんだと、だれが考えても矛盾なんです、これ。説明できますか。下水道のために、新しい施設を壊して古い所はそのままにしておくって、そんなことにならんと思うんです。  だから、順番からいけば、やはり市内の一つのブロックが一番初め、その次は桜ケ丘のあの古いひどくなっているような、ああいうのを一つのブロックとして整備する。そして、和久野を最後に整備するということになると思うんです。そんな年数はかからんと思いますけれども、そういう形がやはり私はベターではないかと思うんです。あの桜ケ丘はあのままほうっておくわけですか。どうするんですか。その点聞いておきますし、新和町につきましても、空き家にしておけばしておくほど非常に傷みがひどいし、何か活気がないというか、あそこもおらん、ここもおらん、裏は草ぼうぼう、表はベニヤ板でぽんぽん打ちつけて張ってあるというような、何かスラム化したというか、そんなような感じにしかもうなっていかんわけです。  ですから、いつまでもあのまま空き家にしておくというのもどうかなと。どこかで区切りつけなあかんのではないでしょうか。やっぱり入居希望者も多いわけですから、例えば40戸なら40戸は入れますよとか、そういう基準というのがないとだめではないんでしょうか。その点聞いておきたいというふうに思います。  それから、保育園の問題につきましては、施設も非常に古いわけでございまして、聞くところによりますと、和久野保育園はシロアリもわいているということも聞いておりますが、地域防災からいきますと避難施設になっているわけで、避難施設というのはやっぱり木造は適さないというのが一般的であると思うので、早急に改築をしていただきたいというふうに思います。  それから、駐車場の問題ですが、用地が難しいのでということでございますけれども、やはり少しぐらい遠くても、せめて職員だけの駐車場ぐらいは確保しようという前向きな気持ちがないと、ぱっと見たところ駐車場もつくる所がないさかいこれはもうしばらくしょうがないというような形ではあかんと思うんです。新和町の和久野保育園にいたしましても、新和会館の裏にジャクエツの広大な土地があるわけです。そこに、父兄の送り迎えの車までとめとは言いませんが、せめて職員ぐらいはあの辺の一角を借りてとめるとか、あるいは櫛林の問題で言えは、あの農道の近く、市道になっているかわかりませんが、あの保育園の横のとこの後ろ側はずっと畑になっているわけです。だから、そういう所を借りれるかどうかわかりませんが、借りるとか。別にそこでなくても櫛林の周りにはたくさん空き地ありますわね、そういう所を借りるとか、やっぱり前向きに取り組んでいくというふうにしなければ。見たけれども駐車場を今の敷地でつくろうたって、そらとても無理やでよということでは、これは進展しないんじゃないかというふうに思いますので、その点も聞いておきたいと思います。 36 ◯市長河瀬一治君) 再質問にお答えをいたしていきます。  この4項目でございますけれども、先ほども言いましたけれども、これはあくまでも当面ということで申し入れをいたしております。これは国が、また動燃がどのようなことで対処してくるか、それをやはり見きわめながら、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思っております。また、そういうことを踏まえてから永久停止があるのかないのか、そういうことも判断をしていきたいというようなことでございます。  来年は、ネズミ年でございますけれども、やはり国なり、そういうところがこの小さい敦賀市をいじめますと、窮鼠猫を噛むようなこともあるかもしれませんけれども、そういうことがないように、国や動燃はしっかりやってほしいということを、ここで強く再び申し入れておきたいというふうに思っているところでございます。やはり、動燃は軽い気持ちじゃないかというようなことでありますけれども、私もそのように感じたところでございます。  また、RCNも先ほど言いましたように改善をしていきたいというふうに思っておるところであります。  それとふげんでありますけれども、確かにいろんな試験というようなことが今回出てきたわけでございまして、それでは先ほど言ったような私にとっての夢もございませんので、またこれからいろいろ皆さん方と御相談をしながら、これに対しましても真剣に取り組みたいというふうに思っております。  それと、耐震というような問題でございまして、一応の評価はいたしております。もちろん、先ほど触れましたような形で見直しが云々ということもございましたけれども、今後より安全に、よりしっかりしたものにということは変わりございませんので、そこらも見きわめながら今後検討したいというふうに思っておるところでございます。  それと、3、4号機の白紙は白紙でございまして、白紙ということが市民に責任がないということではないと思いますし、当然、私は市民の皆さん方の生命、財産を守るために日夜頑張っておりますので、その姿勢はこれからも変わることなく一生懸命頑張っていきたいというふうに思っておるところでございます。  また、住宅のことでございますけれども、また詳しくは部長の方からお答えいたしますが、奥山さんも新和町の区長としていろいろお世話になっておるところでございまして、その実情はよく御承知だと思います。桜ケ丘につきましても、当然古い所がありますので、いろんな全体的な計画の中で整備は必ずしていきたいというふうに思っておるところでございます。  それと、幼稚園、保育園関係でありますけれども、もちろん和久野保育園につきましても、将来構想の中で直していきたいというふうに思っております。  それと駐車場で、確かにどう見回してもない所もあるんですね、土地が。そういう所もあるんですけれども、今御指摘いただいたように、ちょっと目を広げて探せば、職員さんが少し歩けばそこに行けるというような所があれば、それなりに前向きに検討したいというふうに思っておるところでございます。 37 ◯建設部長(重森正之君) 疑問点御指摘でございますが、私どもとしましては、和久野団地の建設に8カ年かかっておるんですね。実は今年度議決いただきまして発注しておりますのも、2期、3期で30戸と、そういうベースが今後も想定されるわけですから、そうしますと、やはり和久野団地に全力を挙げてやりましても、やはり8年間ぐらいのスパンで考えなればならないだろうと。そうしますと、一番新しい所でも、この先8年なり、10年なり改築の見込みがないというのでは、居住者の皆さんに申しわけないんじゃないかなと私は思っております。したがいまして、新和町の団地からも手をつけさせていただきたいと。  団地の中のブロックの建てかえにつきましては空き家の処分と、そういうことも含めて今後なってくると思いますが、一番和久野に固執しますのは、先ほどの議員のお尋ねと私の気持と少し違うなと思ったのは、下水道が管網整備されて和久野団地に下水道を布設する、下水道の供用を受けれる状態になっていると、そこへ新しいものを建ててやれるんじゃないかなと、その辺で先行する価値があるんじゃないかなと、その辺もあるんじゃないかなと。ですから、そういう下水道の管網も整備されているし、古い建物があるから、そこの所へ一新していけないだろうかと、かように考えておりますので、ひとつ御理解いただきたいと存じます。  以上です。 38 ◯11番(奥山裕二君) もんじゅからですが、私は、これだけの事故が初めの段階から起きている、そして、これがもし1次系だったらどうなるんやろうという、あれだけのひどい現場をテレビなんかで市民が見せられて、これ今、市民の皆さんに永久停止か、そのまま見てきちっとなったら再開してもいいかと言ったら、みんな100%永久停止だと思うんです、気持ちは。だから、そういう点で一番大変な原子力発電所で、一番技術的に困難な原発で、それも初期の段階からどんどん起きている。そして、その対応は全くと言うていいほど手がなされていない、施されていない、そういう状況の中ですよ。やはり私は永久停止にすべきだというふうに思います。  それからRCNですが、私さっき言いましたように、NHKの放送程度ぐらいなら放送できるのではないかというふうに言ったわけでございますが、今後はその程度ぐらいのことなら、原子力発電所の事故についても放送するんですか、聞いておきます。  それから、ふげんの問題です。市長は、夢があるとか何とか言っていますけれども、結局は実験炉になるわけですよ。そうすると、今プルトニウムも非常にコストが円高の関係で高くなっている。それから、世界が軍縮の方向に向かって、このプルトニウムが非常に余ってきている。しかし、そのプルトニウムをどうやって燃やそうかという感じで、今燃やし続けておるというのが現実じゃないんですか。だから、敦賀のああいうところを、ふげんを原子力発電所の燃料の実験場にしてもいいというふうに市長は思っているんですか。その点聞きます。  それから、市営住宅の問題ですけれども、下水道が来るから和久野が桜ケ丘より先だということになるなら、下水道が来ておるのはもう早くに新津内へ来ているわけです。なぜ新津内や神明の方を先にしないんですか。これは、だれが考えても新津内、神明、松原、それは市内の僕の考えているブロックですけれども、一つのブロックがある。それから、和久野ブロック、桜ケ丘ブロックを比べたら、一番新しいのが新和町なんです、どんなことを言われようと。全体的には。にもかかわらず、新和町だけ先にやるんだと。それなら、新津内や桜ケ丘のだれが見てもあの突き当たりのひどいあんなものどないするんだと。あのままほうっとくんかと、あれこそ先に手をつけなあかんのじゃないですか。  非常に部長の答弁が矛盾しているんです。下水道があるのなら、下水道が来た所から先にすればいい、そうでしょう。下水道を理由にするなら。新しい住宅、年代順にするならそうなんですよ。過去の例から言うたら全部年代順でいっているんですよ。にもかかわらずまだ十分使える、入れるような所を壊してしまって、そして、あんなものとても入れんでよという所をそのまま残しておく、そんなもの矛盾ですよ。どうやってそれ説明できますか。私は、やっぱり新津内、桜ケ丘、そして新和町と、これが当然ではないですか。 39 ◯市長河瀬一治君) やはり、原因をまず徹底的に究明するのが第一だと思うんです。そういうことをやってから先ほどの話のように、そういうことも考えられるというだけですから、それも奥山さんとか、そういう意見の人もおりましょうけれども、私、市民全部がそういうことを今言っているとも思いません。ともかく、市民の皆さん方は原因はどこなんだと、そういうことは確実にこれから公表しろということも今申し入れてありますので、そのように対処したいと思います。  それとRCNですけれども、やはりいろんなデマといいますか、パニックを起こすような情報というのももし仮にあったとすると、それを何でもかんでも出して、混乱して交通事故で人が死んだらどないなるんだと、デマやったというのもどうもなりませんので、そこらはある程度慎重にならざるを得んところもあるんです。そこらをよく判断しますけれども、今回の事故に対しては検討する余地があるなということを、先ほど答弁したとおりであります。  それとふげんですけれども、やっぱり夢を求めるのはやはり実験も必要かもしれませんし、それこそ寝ておって頭の中でぽろっと物はできませんから、夢に対しての実験なり試験なら、まだやむを得んなということで、いろいろこれからは考えていきたいというふうに思っております。  それと新和町からで、普通ですと区長さんとしては、うちからしてくれるんかなということで喜んでくれるんかと思いましたら、なかなか難しいことを言われるので大変なんですけれども、お願いします。 40 ◯議長橋本昭三君) 次に、木下 章君。   〔2番 木下 章君登壇〕 41 ◯2番(木下 章君) 社会・市民クラブの木下でございます。  一般質問通告書に基づきまして、以下3点にわたって質問させていただきますので、市長を初め各関係部長の御答弁をよろしくお願いをいたします。  まず最初に、みなとまち歴史館の建設についてお尋ねをいたしたいと存じます。  第5回市議会定例会におきまして、博物館周辺の整備とあわせ、旧大和田銀行の建物の保存と山車を収納展示するみなとまち歴史館を来年度に建設したいとの考えが市長から示されましたが、この件につきまして、改めて質問させていただきたいと思います。  市長は、第3回市議会定例会におきまして、「山車展示会館について、常時2基の山車と山車の装飾品、並びに山車巡行に関する資料の展示ができるスペースと、残り山車4基を収納可能な規模を考えており、国庫交付金事業の関係もあり、規模など子細については早急に煮詰めていきたい」と御答弁をされております。この御答弁から約6カ月程度が経過いたしており、現状どの程度まで建設に向けて進んでおられ、また、その規模等について改めてお伺いをいたしたいと存じます。  さらに、建設に当たって、以下の点についてお伺いをいたしたいと存じます。  私は、去る10月に、産業経済常任委員会の行政視察で栃木の山車会館を視察させていただきました。そのときの市職員の方の説明の中で、「会館建設に当たって、全国にある会館と何か違ったものをと考え大変苦労した」という話が、特に印象として残っているわけでございます。このことは、計画途上のみなとまち歴史館においても同様のことが言えるのではないかと思います。  観光客を呼ぶためには、会館の外見はもとより、展示物の内容及びイベントが大きなウエートを占めるのではないかと考えます。この中で、外観及び趣向につきましては、会館の設計段階で決定されるものでありまして、どのような建物で、中ではどのような催しが、これは多くの方々のアイデアを集めて形つくられる必要があると考えております。この観点に立ち、会館建設に向けて設計コンペの開催なども考えるべきだと思いますが、設計コンペの是非を含めて市長の御見解を求めたいと存じます。  さらに、博物館周辺の整備に関連して、現在の博物館についてお伺いをいたしたいと存じます。  旧初代大和田銀行の建物を保存、活用して設置された博物館は、展示品は別といたしましても、展示場の天井の塗装がはげているところも見受けられるなど、内装に少々くたびれが来ており、国宝級の展示物を陳列いたしましても、その価値が薄れるように感じてならないわけでございます。  市長は、第3回市議会定例会における御答弁の中で、「この博物館の建物を歴史と文化の薫り高いまちづくりと同時に、観光の拠点施設の活用を図る」と述べられましたが、真の観光拠点施設とするためにも内装の改修が必要と考えますが、改修に対しての市当局の御見解を求めたいと存じます。  最後に、みなとまち歴史館への展示品について述べさせていただきたいと存じます。  現在、巡行されています山車は、保存会の方々の御努力により今日まで受け継がれてきておりますが、巡行と違って展示となりますと、装飾品など補修が必要なものが多くあると伺っております。先ほど述べさせていただきました観光客誘致の3要素の一つ、展示物を修復し見学に供するものとするためにも、装飾品等の修復に格段の御配慮をお願いをいたしまして、みなとまち歴史会館の質問を終わらせていただきたいと思います。  二つ目といたしまして、東郷地区への「コミュニティー施設」の建設についてでございます。  現在、東郷地区において体育競技大会、特に屋内競技大会を実施する場合、北地区にある角鹿中学校体育館か松原地区にございます市立体育館を利用していると伺っております。これは、東郷地区にある咸新、葉原両小学校の講堂では、広さと天井の高さの面から、両校の講堂の利用は難しく、他の地区の体育館を利用せざるを得ないということであります。  このことから、昨年、東郷地区区長会から「コミュニティー施設の建設について」の陳情書が出され、市議会では平成6年9月の定例会におきまして陳情第11号として審議されまして、9月26日に採択されました。この陳情書の採択により、東郷地区の皆さんはいつ建設の運びになるのか期待をし、心待ちにしているのですが、平成7年の3月議会及び6月、9月の定例会の補正予算、そして今回の12月議会の補正予算においても、調査費、設計委託費などがいまだ計上されず1年が過ぎようとしております。そこで、この点につきまして、要望とあわせ御質問をさせていただきたいと存じます。  まず、質問でございますが、地区民が期待して待っています「コミュニティー施設」の建設について、実施計画がいつの時期に具体化の運びになるのか、その御所見をお伺いをいたしたいと存じます。  続いて要望でございますが、この建設計画を策定されますときに、現在屋外競技を実施するには手狭となっています小学校の校庭にかわって、ソフトボールなどの屋外競技も実施可能な多目的広場の併設もあわせて建設計画の中に組み入れていただきますよう要望し、さらに、一日も早く東郷地区のコミュニティー施設の建設が日の目を見るよう要望いたしまして、この項の質問を終わらせていただきたいと存じます。  最後に、敦賀市の救急医療体制と敦賀市立病院の救急医療について質問をさせていただきたいと存じます。  平成7年度の厚生白書によりますと、救急医療対策は、昭和38年に救急業務が消防の任務として位置づけられ、昭和39年に救急患者を受け入れる外科系を中心とする救急病院救急診療所が指定されたことに始まったとされており、昭和40年代に救急患者のたらい回し事件が頻発し、その教訓から、現在の初期救急医療体制、二次救急医療体制、そして救命救急センターを核とする第三次救急医療体制が50年代初頭から10年以上かけて築き上げ今日の救急医療体制、すなわち内科、小児科、外科医院を対象にした休日夜間診療を目的とした初期医療施設の指定及び病院群輪番制病院及び共同利用型病院を対象とした第2次医療施設の指定、そして高度救命救急センターと救命救急センターを対象に24時間診療を目的といたしました第3次救急医療施設の指定が行われ、今日の救急医療体制の確立が図られたとされております。  敦賀市立病院は、急性期疾患の病院としての位置づけとともに、救急医療体制の中においては第2次救急医療施設となっていると伺っていますが、当敦賀市の救急医療体制について、初期救急医療施設を初めといたしまして現状どのように構成されているのかお伺いをいたしますとともに、救急患者の受け入れの比率を敦賀市立病院とその他の病院に分類して、御答弁をお願いいたしたいと存じます。  また、平成3年に体制整備の実績を踏まえ、救急医療のあるべき姿を念頭に置いた「21世紀にむけた救急医療体制の充実方策」が示され、その中で、今後2次医療圏に中心を置いて救急医療体制を整備していくと示されています。  ところで、現在の市立病院において、三次救急医療が必要とされる救急患者については一次措置を行った後、救命救急センターへ搬送しているとも伺っていますが、高齢化社会の進行に伴って脳卒中や心筋梗塞などの成人病の増加が予想され、高度の医療機能を有する医療機関の設置が望まれてくるものと思われます。嶺南圏内の中核病院としての敦賀市立病院の第3次救急医療施設指定に向けて、設備及びスタッフの配置について今から検討を深めることが必要ではないかと考えますが、市立病院としての御見解を求めたいと存じます。  最後になりますが、先ほど谷出議員の方からも触れられておったわけでございますが、市立病院における夜間の救急患者診療に携われております医師及び看護婦の方々の勤務が、どのような服務体系により担当しているのか、最後にお伺いをいたしまして質問を終わらせていただきます。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 42 ◯市長河瀬一治君) 木下議員の質問に順次お答えをしていきたいと存じます。  まず、仮称でありますが、みなとまち歴史館についてということで質問をいただいております。  これも9月補正におきまして用地取得、そして実施設計等の議決をいただいておるところでございまして、現在、基本設計を8社に発注をいたしたところでございます。  大体こういうものでという思いなんですけれども、いつも見れる山車を2基展示をしまして、そして6基分収納できる所です。それに、おみこしを1基展示できたらなというようなことも思っております。そして、マルチビジョンといいますか、お祭りの様子を臨場感あふれる中で皆さんに見ていただける、敦賀のお祭りをいつ来てもいろんな人に紹介ができるような、そういう施設も考えております。また、常設展示場には先ほど言いましたおみこし、またいろんなよろいとか、かぶととかそういうものも置けたらなということも思っております。それにあと研修室、収蔵庫も要ると思います。それに事務所等を今考えておるところでございます。  また、小森さんの建物も明治時代の古い建物ですから、ああいう建物なんかも生かしたいというふうに考えております。そして、その歴史館も、平成の大変すばらしい建物にできたらなというようなことも、実は今御指摘いただきましたように、コンペ方式によってやろうというふうに思っております。そして、広くアイデアをいただいて、それからいろんな提案書、また図面も提出をしてもらって、学識経験者を専門委員とする審査会に諮りまして案を絞り、そして最終的に選考委員会で答申をしてもらうという形に持っていこうというふうに思っております。  選考委員会では、その案の中から一つしか採用できませんが、選定をしまして、提案設計業者と随意契約で締結をし、実施設計を委託していくような方式にしたいというふうに思っております。恐らく、コンペでございますので、いいアイデアがそこから生まれてくるんじゃないかなということで期待をいたしておるところでございます。  それとあわせまして、やはりその周辺がきれいになってきますので、今御指摘いただいた博物館の中も余り古うございますとマッチしませんので、それとあわせながら改修の方も少し考えていきたいなというふうに思っております。  それと、これも御指摘いただきました展示物の内容も大事ですし、またイベントが組めるということも非常に大切な要素になると思いますので、そこらも、例えばイベントがどういうような形でできるんだというようなことも、設計コンペの中に折り込ませていけたらなということを思っておるところでございます。  次に、東郷のコミュニティー施設の建設ということで陳情が出ておりますし、また私にかわりましてからも来ていただいておりまして、その趣旨はよく理解できるところでございます。地元の宮崎議員もおられますし、それぞれ関係の皆さん一生懸命頑張っていただいておりますので、何とか第5次総合計画の中で、東郷地区コミュニティー施設の建設を検討したいというふうに思っておりまして、今その準備を進めているところでございます。  次に、救急医療体制ということであります。救命救急センターにつきましては、原則としまして都道府県が整備をするか、あるいは都道府県の医療計画等に基づき知事の要請を受けた病院の開設者が設置をするものであります。県内におきましては、県立病院1カ所のみ設置をされておるところでございます。  この施設の設置になりますと、設備としまして大変難しいんですけれども、ICU──重症患者用集中治療室、CCU──冠動脈集中治療室の配備、並びに専門医師と看護婦の常時監視体制が必要であります。相当数の医療スタッフの配置を要するわけであります。すぐに市立病院と言われますと、非常に困難なところがあるんじゃないかなというふうに思っております。  あとの細かいことは事務局長の方からお答えをいたします。 43 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 救命救急センターにつきましては、今ほど市長の方から御答弁申し上げたとおりでございます。  市立病院の夜間の勤務の医師、看護婦の服務体系ということでございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、医師並びに看護婦につきましては当直ということでございますので、日勤に引き続いて勤務をするということになります。そして、事務当直も当然おります。この事務当直も日勤に続きまして夜間勤務と、当直をするということになります。  ただ、医師につきましては、当直の明くる日についても、当然これは診療業務に携わるということになります。ただ、看護婦につきましては、相当やはり医師よりも長時間、診療が済んだ後も相当また時間がかかるということもございますので、明くる日は休みと、代休ということにしてございます。  それから事務当直につきましては、明くる日につきましても通常の勤務がございますけれども、現在は夜の10時以降につきましては、かわりに夜間の受付員という者を配置しておりまして、一応仮眠はできるということにはなってございますし、緊急の状態が発生すれば、事務当直も呼び出しを受けるということになっております。もちろん事務当直につきましては、病院の中で仮眠ということでございます。  以上でございます。 44 ◯2番(木下 章君) まず、博物館について、今後の将来展望を含めてお伺いしたいと存じますが、現在、旧の大和田銀行の建物を利用しながら博物館があるわけでございますが、今後とも博物館をそこに常駐と言うんですか、永続させるおつもりですかどうですかというのが一つありますので、今後の事も含めまして少しお伺いをしたいと存じます。  2点目に、今の夜間の服務体制でございます。先ほど谷出議員の御質問で、1日大体平均25名の時間外の受付診療が行われるということでございます。そうなりますと、一般の作業と大差がないわけでございまして、そういう立場からすると、当直という勤務体系ではいかがかなというぐあいに考えるわけでございます。
     例えば、8時30分に出勤をいたしまして5時まで看護婦さんはずっと勤められるわけですが、その後もなおかつ勤務という状況でございますから、ずっと仕事をされますと16時間、1日24時間ですが、8時間はその日の勤務体系といたしましても、残りの勤務時間は16時間に及ぶというような判断に立つわけです。そうなった場合に、明くる日の、例えば代休だけで済むのかどうなのかというのも少し疑問点があるわけでございますが、その辺についての見解をまずお聞かせ願いたいというぐあいに思います。 45 ◯市長河瀬一治君) みなとまち歴史館ができる、博物館が横にある、山車会館があるということで、やっぱり一体的に活用したいというふうに思いますし、今の博物館は博物館としていろんな展示をして、そこを訪れる人に一緒に見ていただくというふうに思っております。遠い将来はあの建物も永久的ではありませんのでまた考えないかんと思いますけれども、当面はそういう形で、今の博物館をしっかり利用したいと思いますので、お願いしたいと思います。 46 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 看護婦の夜間勤務の状態でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、確かに日勤に引き続きまして勤務をいたします。ただ、患者さんの少ないときについては、当然、看護婦も仮眠もできるような体制にとっておりますが、大変多くの患者さんが来られるときもございまして、なかなか仮眠もとれないというときも当然ございます。そのときにつきましては、一応勤務とみなしまして、明くる日はすべて休むということにしてございます。  ただ、どこの病院でもやはりこういう体制をとらざるを得ない状態ではないかなと思っております。どうか御理解をいただきたいと思います。 47 ◯2番(木下 章君) 現状については少し理解をしたいというぐあいに思うんですが、少し総体的に、看護婦さん及び先生方も同じなんですけれども、例えば、先生方が当日仕事をされて明くる日も同じまた診療に携わるということになりますと、大変過労の状況がやっぱり出てくるんではないかな、これが心配になるわけです。そういうことから、例えば医療ミスが発生したりということに陥ってはならんというぐあいに思いますので、少し総体的にその辺も含めまして、そういう病院の経営もございますけれども、総体的な部分でもう一度御検討をいただけたらというぐあいに思いますので、その部分をお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。 48 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 確かにおっしゃるとおり、医師等につきましては明くる日勤務ということでございますけれども、いわゆる複数の医師がおる診療科につきましては、当直の医師につきましてはできるだけ直接の診療業務には当たらないというぐあいに配慮はいたしております。看護婦につきましても、これからかなり看護学校等の卒業生が見込まれてまいりますので、順次やはり充足はされてくると思います。その辺を頭に置きながら、今後十分対処をいたしてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 49 ◯議長橋本昭三君) 暫時休憩いたします。             午後2時45分休憩             午後3時15分開議 50 ◯議長橋本昭三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  次に、上原修一君。   〔1番 上原修一君登壇〕 51 ◯1番(上原修一君) 日本共産党敦賀市会議員団の上原修一でございます。  発言通告書に基づきまして質問をしてまいりたいと思います。  まず最初に、先ほどから原発問題がたくさん出ていますけれども、重なる部分もあるかと思いますけれども、どうかよろしくお願いします。  今回のもんじゅの事故についてであります。  高速増殖炉もんじゅが、8日19時47分にナトリウム漏れ事故を起こしたと。このナトリウム漏れ事故、先ほどから言われているように、空気中の水分と反応して火災事故を起こしたわけであります。このナトリウムの危険性は、私たちがかねてから主張してきたことであります。動燃や政府は、これまで「もんじゅではナトリウム事故は決して起こらない」、こう宣伝してきましたが、今回の大事故によってその宣伝のでたらめさが証明されたわけであります。  また、今度の事故では動燃がナトリウム漏れ事故を確認しながら、事故マニュアルどおりに原子炉を即時停止させていなかったり、またナトリウム漏れ感知装置の作動がおくれたり、周辺自治体への事故通報がおくれるなど、事故に伴う措置についても批判の声が上がっております。  そこでお聞きいたしますが、このような同じ事故の繰り返し、このままではこの敦賀の町、市民もたまったものではありません。私も市長同様、国や動燃に対して強い怒りを持っております。市長が国に対して四つの要望を出しました。私も市長のその態度を評価したいと思います。しかし、市民や国民の不安解消について、国の責任において適切なる措置を講ずると、こう言っております。しかし、国や動燃だけの責任ではないのであります。やはり、この敦賀市へ誘致をしたこの自治体の今までの長、また市会にも責任があると私は思います。  今はもう地方の時代であります。こちらの方から国や動燃に対してはっきりと、このような危険な、今の科学では手がつけれないこのような事故、一つ間違えば市民の皆さんの多くの命や健康を奪っていたかもわからないこういう危険なものは、即時永久停止にするべきだと私は考えております。  もう世界中では、この高速増殖炉に対して、余りにもお金がかかりすぎて経済性も悪く、何十年先に実現するかわからない。そしてまた、一度事故が起きたら、今回のように2次系の事故でさえこのような大事故につながる。もし、1次系のナトリウム漏れ事故だった場合、こういう格好で皆さん笑っておられないと思います。皆さんもっと市民の立場に立って、私たちが真剣になって、市民の安全と命を守るのが地方自治体の役目ではないかと私は思います。  それから、もんじゅの危険性については、たくさんの市民の皆さんから私のところへ電話がかかっております。その内容は、ナトリウムというのは余りにも恐ろしいものであり、空気や水と触れただけで爆発や火災を起こすと知って、「日本共産党の言うことが正しかった。あなたたちの言っていることを支持する」、このような電話もいただいております。今、敦賀市民の皆さんは、高速増殖炉もんじゅそのものの危険性やナトリウムの危険性について、ほとんど知識がないわけであります。市長は、市民の安全と生命を守る立場から、やはりもんじゅについての危険性、このことを公開する責任があると私は思います。  そして、まずプルトニウムの危険性、毒性、そのほかいろんな問題がたくさんあります。今回の事故で、敦賀美方消防組合がナトリウムの使用停止命令を出したように、消防法から言っても、ナトリウムは公安規定で厳重に管理されねばならないことになっております。  そういう観点から、これからのもんじゅの運転については、市民の命と安全を守る立場から、市長は原因究明が先決だと言っておりますが、やはり永久停止、このことも考えてもらわなければならないと私は思います。  次に、LNG基地の問題に移らせてもらいます。  現在、敦賀LNG基地建設事業に係る環境評価準備書が出されておりますが、内容はあくまでも環境保全の対策であります。やはりこれとは別に、LNG基地に関する安全性や事故対策の面での詳しい資料、そして説明が必要だと思われます。今、多くの市民の皆さんの間で、LNG基地に関して安全性や事故対策の面での危惧の声が上がっております。  御存じのように敦賀港、本当に狭い港であります。大型タンカーがこの狭い敦賀湾で、多くの漁船や作業船、大型の材木船、1万t級の新日本海フェリーや6万t級の石炭運搬船などとともに運航、係留するわけですから、事故を起こした場合の万全の安全対策がなければなりません。そしてまた、地震による津波や係留時、冬の荒れたときの対策とかいろいろあると思いますが、そういったものも市民の前に資料提出して説明をするのが当たり前だと私は思います。  それからまた、LNGタンクの基地にしても非常に近いところに民家があるわけですから、当然対策が必要だと思います。パイプラインにしても同様であり、基準を設けるとか、そして安全対策、地震による災害対策、そして総合的な対策を立てるのが当然だと思います。今までは自然環境の保全のことが先行になって、災害や事故に対しての調査が抜けていたと思われます。敦賀市としても、市民の命と安全、財産を守るためにどういった安全対策を立てて今後進めていくのか、お尋ねいたします。  そして、事故や災害時に、火災発生やその他の事故に対しても情報の公開、また火を消すための実験も必要だと思うわけであります。そういったところの安全対策をお示し願いたいと思います。  次に、農業問題であります。  農作物の全面輸入自由化に道を開くWTO協定の末、本年4月から外米の輸入が義務づけられ、そして食管制度の廃止、11月からは新食糧法が施行されました。第1条によれば政府による主要食糧の買い入れ、輸入及び売り渡しの措置を総合的に講ずることとしています。政府が毎年決める米についての基本計画では、輸入米を前提として需給計画を立てるということになっております。政府は、輸入米の売買差益を備蓄経費に充てるなど、将来にわたる輸入を財政面でも位置づけております。文字どおり、輸入自由化実施法であります。農家は、輸入米が大量に入ってくることによる値崩れを防ぐには、さらに減反を迫られることになります。まさに、輸入米拡大のために国産米を減らす仕組みであります。  今、世界では、食糧需給が大勢であります。減反までして輸入しているというのは、まさに日本だけです。アメリカでは、かつて25%前後だった減反も今年は中止をしております。アメリカでなくした減反をどうして日本で引き受けなければならないのか、米だけでなく、なぜ減反まで輸入しなければならないのか、こういった政策は根本から間違っていると考えますが、市長の見解を求めます。  同時に、食管法が廃止になり、米の売り渡しを許可制から登録に変えて米価を市場任せにしたおかげで、自主流通米価格は今年は7%ぐらい下がってしまいました。このような市場価格で決める場合は、毎年米価が下がる可能性もあります。そうすれば生産者農家は大変なことになります。田んぼをつくる気もしなくなり、やはり米と農業は壊滅的な、取り返しのつかない打撃をこうむることになるわけであります。  そしてまた新農政では、認定農家を育てて大圃場区画をして、土地を認定農家に集積するという方法でやった場合、家族農業は崩壊してしまうのは目に見えて明らかであります。そして、この認定農家になる条件も、減反に応じなければならない。10町歩つくったら、来年ではもう17%。全国的に3割の減反をしなければならない。つくればつくるほど減反がふえて、これも大変なことになります。全国の認定農家、現在4万397戸、全農家数のわずか1.1%で、これは政府が目標としている49万戸の1割にも満たないものであります。このような結果になるのは、やはり新農政が目標とする大規模化が余りにも日本の農業の実情とかけ離れているからではないでしょうか。  今後、この敦賀においても、この新農政を続けていく方向でやった場合に、だんだんと家族農業は崩壊してしまい、後継者も育たない。やはり市としても、この一番大事である米の価格を最低限2万円に保障するとか、そしてまた、減反に対しても割り当てをしない、自由につくらせる。そして余った米は海外へ輸出する。そうすれば、世界的な食糧危機の中で、日本は100%つくることができるわけであります。どうかそういった面も市長の見解をよろしくお願いします。  次に、高額療養費の受領委任方式について。  新潟県や石川県、富山県、長野県では、高額療養費の立てかえ払いが大変だということで、自己負担限度額を超える医療費の請求を患者さんにかわって医療機関が委任を受けて行うという受領委任方式を採用し、新潟では全市町村が実施をしております。石川県でも6割以上の市町村で実施されております。年金生活者など低所得者にとって、一時の立てかえにしても工面が大変な方もたくさんおられます。大きな手術や長期入院していても安心して治療が受けられるよう、敦賀市においても、こうした高額療養費の受領委任方式を医療機関の協力を得て実施されることを強く要望いたします。市長並びに関係部の見解をお伺いいたします。  これで一般質問を終わらせていただきます。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 52 ◯市長河瀬一治君) 上原議員の質問にお答えをいたします。  まず、もんじゅの事故ということでございまして、何度も申し上げますけれども大変遺憾な事故でございます。科学技術庁の浦野長官にも強く申し入れたことは御承知のとおりでありますし、今後とも、まず原因の究明をしっかりやっていただいて、いろんなことを市民の皆さん、国民の皆さんに明らかにまずしていただくということが大事でございます。やはり、これからはその結果を厳しい目でひとつ見守っていきたいというふうに思っているところでございます。  LNGの基地のことでございますけれども、これは御承知のとおり、大阪ガス株式会社の方から、去る10月4日に環境影響評価準備書が提出をされました。同じく11日から縦覧及び説明会の開催ということで意見の聴取が行われたところであります。現在は、環境保全対策審議会において慎重に審議をしていただいております。やはり、LNGの基地の建設及び操業に当たりましては、事業者に対し、環境の保全並びに安全対策等について国の基準法令等をしっかり守っていただいて、管理体制の確立を図るようこれからも強く指導していきたいというふうに思っております。  また、やはり阪神・淡路大震災の大惨事を教訓としまして、LNG基地の施設全体について十分な耐震性を確保するとともに、防災体制の確立を図るよう指導していきたいというふうに思っておるところでございます。  事業推進に当たりましては、議会、また市民の皆さんの御意見を十分に拝聴しながら、情報についてはできる限り公開に努めていきたいというふうに思っておるところでございます。  次に、農業問題についてでございます。  ガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意に伴いまして、もういろんなことが打ち出されております。特に、政府も6兆100億円に及ぶ関連対策を打ち出してきております。本市といたしましても、これらの事業に取り入れられるものは積極的に取り入れまして、低コスト化による農業基盤整備や農地流動化、さらには所得の向上を図るために、複合経営を目指した水田園芸や施設園芸の普及推進に努めまして、やはり敦賀市に合った農業の推進に取り組んでいきたいというふうに思っておるところでございます。  また、米価でありますけれども、平成8年度産の政府米価格については、農林水産大臣としまして米価審議会に据え置くよう諮問したところであります。諮問どおり据え置きすることで12月8日、大臣に答申をされたということであります。これからの米の価格は、市場原理に大きく左右されるものでありまして、価格安定のためには、やはり生産者みずからが生産調整に取り組んでいただくことが大事じゃないかなというふうに考えておるところでございます。  また、今後、敦賀市の農政を推進していくに当たりましては、農業を専業に担う人たちにつきましては、認定農業者が実現できるよう育成、確保に努めたいと思いますし、また、その他の農業者につきましては、集落での話し合いを進めまして、規模拡大を目指す農家と小規模な兼業農家や高齢農家との役割分担によりまして、農地や労働力を有効に活用し、効率的、安定的な農業経営を育成したいというふうに思っております。  また、兼業農家群で構成いたします生産組織、また請負組織等の組織化につきましても、地域の実情に即した担い手農家が育成できるよう相談、支援活動を進めてまいりたいというふうに存じております。  さらには、中山間地域におきましても、活力ある集落に再編していただくために、地域の特性を生かしました土地基盤整備、集落環境整備等を一体的に実施できるよう相談、そして育成活動を進めていきたいというふうに思っておるところでございます。  高額医療につきましては、担当の方からお答えをいたします。 53 ◯産業経済部長(橋本幸夫君) LNG基地についての御質問にお答えしたいと思います。  安全管理あるいは事故対策等につきましては、議員御指摘のように、市民の安全を守るという大きな自治体としての使命がございまして、今後、工事等の進捗等に合わせまして港湾問題、あるいは防災協定等のもろもろの協定等について、十分市民の納得のいく方法で結んでいきたいと、このように思っております。当然、その中には立入調査、あるいは協議会等も設けて十分な対応が市としてできるような方向で進めていきたいと、このように思っております。  それから、農業問題でございますけれども、その中の一つとして減反問題がございます。御承知のように、新食糧法の中では従来のような割り当てというような言葉は使ってはおりませんけれども、実質それに近いようなことで、生産者自体が目標を達成していかなければならないというのが現実の問題でございます。  新聞紙上等で御承知のように、敦賀市におきましても、164ha余りの減反の目標がまいっております。御承知のように10a当たり、御指摘がございましたような2万円程度というのがいいか悪いかは別としましても非常に、農業によっての収入で生計を維持していくということにつきましては、後継者が育たないというような問題とも絡みまして、非常に難しいというのが現実であろうと思っております。  市長申し上げましたように、市で取り得る対策等については、十分今後も研究してまいりたいと思っておりますし、あるいは国なり、県なりの制度にのっとって少しでもこれに対応できるようなことを考えていきたいと思っております。  以上であります。 54 ◯民生部長(山本 聰君) 高額療養費の受領委任についての御説明をさせていただきます。  高額療養費を医療機関から本人が、受診者でございますけれども、かわりまして市から受け取るという方法でございますが、これにつきましては医師会、あるいは各医療機関との理解と協力が必要でございます。現在、高額療養費の制度上、非常に問題がいろいろございますが、実は被保険者が1人の場合もございます。また家族でかかる場合もございます。また、1年間に3回以上かかりますと、その限度額がもっと低くなる場合、受診者がこの場合は有利になりますけれども、そういうものがございます。また、そういうふうな中で、低所得者の方にもまた軽減がございますので、そういう面を医療機関の方で一々チェックするのは非常に難しいというものでございますから、市の方では、私どもで確実に該当者を拾い上げまして本人さんに通知をする方法をとっております。  また、今負担のことが出ましたけれども、高額者は確かに大変でございますので、市の方では貸付制度をとっておりまして、非常に多くの方に利用していただいておりますので、今の方法の方がいいんじゃないかなというふうに考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 55 ◯1番(上原修一君) もんじゅの問題でありますが、原因を明らかにして結果を見てからということですけれども、原因が明らかになったということで、外国でも今まで何回も事故を起こして、もうどうしようもないソ連のチェルノブイリ、またアメリカのスリーマイル島の事故などを見ても、やはりそういった大事故につながるまでに、市の長として、やはり国だけの安全だからということではなしに、もっと真剣に考えていってほしいと。  それと、この若狭湾には15基という原発があるんですけれども、いろんなさまざまな事故が起きておるわけですね。その中で、日本原電の3号機、4号機の問題もありますけれども、火力発電からLNGといったように、国のエネルギー政策に対して本当に協力してきているわけですから、こっちの主張も聞いてもらうと、市民のやはり意見を聞かなあかんと思うんです。もう市長だけの判断じゃなしに、市民の皆さんがどう思っておるかということをやはり真摯に受けとめてやらないと、みんなわからんのですわ、ナトリウムと言ったって。ただ、今度の事故で初めて、ああいうナトリウムて燃えるんかなという程度で、そういったことでやっぱりもっと詳しく事故の情報を公開していくと。  それと、さっきも質問しましたけれども、結果を見て、もし廃炉にせなあかんなという、それも含めてのことだと思うんですけれども、それもひとつお願いします。  それから、LNGの基地の問題ですけれども、今環境影響調査をやって審議していると、その中で市長も言っておったように、自然環境に対して、ゲンゴロウが住める自然を残して共存共栄ができるということでずっと進めてきたんですけれども、さっきも言いましたように、やはりこの地域は活断層がたくさん通っておるわけですから、そういったものももっときちんと調べてデータを出して、やっぱり18万klという世界でも最大級のタンク、これが10基建つということでも本当になまはんかな考えで軽く受け取ったら、やっぱり将来、子供や孫がおるということでもっと真剣になって安全基準とかを研究して、学者とか、そういった人も含めて地震と地質ももっと。  原子炉は岩盤の上やから大丈夫だと、このように言っていますけれども、今度の所は軟弱で50m、60m、そしてまた地層も深い所から浅い所では条件がもう全然違うわけですから、これもやっぱりきちんと研究してもらって、大きな地震でも大丈夫かと、それと地盤沈下の問題とか、もっともっと研究しなければならんと、このように思うんですが、そのこともお願いします。  それから、農業問題。認定農家はこれからどんどんつくっていくと、こういうことを言っていますけれども、実は、私のところでも今この認定農家とか、規模拡大、大区画圃場の問題もありますけど、これ補助金が国からたくさん出るといったことで個人的にも負担が少ない、これは非常に農家にとってはいいんですけれども、ただ、その中で決める場合、非常に中でもめておるという状況もあるんです、実情は。やる場合に。  だから、そういった実情を市としてやっぱりきちんと把握して指導をすると。私の住んでおるところでも、今度同意書をとってやると言っていますけれども、やっぱりみんな同意をすると。今、反対の人もはっきり言うているということですが、ことしから来年にかけて半強制的な感じでやるということでは──やっぱりもうちょっとみんなで話し合わなあかんということで、そういったこともちょっとお聞きしたいと思います。  それから価格のことですけれど、据え置きと言っていますけれども、実際は市場価格で下がるわけです。だから、さっきも言ったように基準を設けてもらって、ある一定の基準以下になった場合は市から補助が出るとか、そういった対策も大事だと思うんです。  それから、高額療養費の問題ですけれども、いろんな問題があって難しいと。低所得者層とかについてはきちんと対応していると。さっきも言いましたように、新潟、富山、石川とかはどんどん今進んでおるんですけれども、新潟なんかもう100%いっておるということで、福井県だけがゼロなんです。全然どこもないんです。そういったことで1回研究するなり、新潟とかそういう先進地へ行って研究してくるとか、そういったことも1回やってほしいなと思うわけなんです。 56 ◯市長河瀬一治君) 再質問にお答えさせていただきます。  もんじゅの問題にしましても真剣に取り組んでおります。今後もそういう形で、まず力いっぱい、このでかい体をどう使うてでも真剣に取り組みますので、それはもう約束をいたします。  それと、ナトリウムの怖さですけれども、知らん人もおるかもしれませんけれども、案外これはもんじゅもつくると言ってから相当たっていますので、怖いなというのは皆さんある程度知っているんじゃないかと。私どもは、それをうまく閉じ込めていただけるものというふうに思っておったんですけれども、今回こういう事故を起こしましたので非常に遺憾に思いますし、この原因究明はともかく徹底してまずやっていただきたいというふうに思っております。  そして、これからいろんな調査も進みましょうし、また申し入れに対していろんなことも対応するわけでございまして、あくまでもそういう中で、永久停止なんていうこともやはり頭の片隅には置いておるものでございます。それを全面的に考えるというものではございません。  LNGでございます。これも私も常々言っておりますが、自然と共存できる基地にしてほしいということはもう御承知のとおりでありますし、私も子供がおりますし私も住んでおります。そして、私の信頼する敦賀市民がここに住んでおるんですから、なまはんかな気持ちで対処していこうなんてことはもうこれぽっちも思っておりません。これも命をかけて、真剣に取り組んでいくことを約束申し上げます。  それと、米価でありますが、やはり先ほども申し上げましたけれども、市場原理にこれはどうしても大きく左右されるものなんですね。それで安定のために、やはり生産者の皆さんみずから生産調整に取り組んでいただくことが大事じゃないかなというふうに思います。やはり自由経済という仕組みもございますのでそのあたり、そうじゃないかなというふうに思いますので、お答えをいたしておきたいと存じます。  それと、認定農家ということで、今もめているというようなことでありますけれども、なるべくもめんようにしてほしいですし、また適切な指導というのは行政としてもやらさせていただきたいというふうに思います。 57 ◯民生部長(山本 聰君) 議員さんの御質問の中で新潟の状況が出ましたけれども、私どもちょっと新潟の状況を調査しておりますので御説明をさせていただきますが、実は、新潟の方では確かに100%各自治体の方でこの取り扱いをやっております。しかしながら、中をちょっと検討したんですが、実質的には自己負担6万3000円を超えますと戻りますから、その分を差し引きまして、市から後で医療機関に支払うということになっておるんです。実は先ほどちょっと申し上げましたが、12カ月のうちに3回以上になりますと、6万3000円が3万7200円に減額されるわけです。ですから、後の差額につきましては、やはり市町村に行くということになります。  また、家族の合算というのがあります。3万円以上になりますとこれを足しまして、二つ以上の合計が6万3000円になりますと対象になるんですけれども、そういう対象になった場合には、やはり市町村の窓口へ行くということになっています。また、低所得者の場合も当然減額があるわけでございまして、その方につきましても、市町村の方へ行くことになります。  また、診療報酬額の決定が2ケ月おくれるわけです。通常そうなるんですが、診療時には該当すると思っていても、高額療養費に該当しない場合があるわけです。そうなりますと、逆に市町村に来られまして差額を払うということになりまして、新潟県ではその対応に大変苦労しているということでございます。  それから、受領を委任する場合には、毎月かかっている医療機関、あるいは市町村の窓口に行きまして申請をしなければならないという煩雑さがあるわけです。ですから、受診者も大変でございます。そういうことから、私どもにつきましては、先ほど申し上げましたように、市の方から該当者に申請書を送って対応をさせていただいておりますけれども、確かに福井県はどこもやっておりません。各県内の課長会議でも一度また検討をしてみたいと思いますが、そういうことでございますので、ひとつ御理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 58 ◯1番(上原修一君) 先ほど認定農家でもめておると言われましたけれども、認定農家でもめておるんじゃないんです。区画整理でもめておるんです。認定農家はだれになろうがこんなものは自由ですから、ただ、今そういう田んぼを大きくして百姓をやるというような時代じゃないんですよ。もういかに田んぼを高く売るかとか、そういう時代なんです。しかし、農業をやる者にしたら、やっぱり大きくして規模拡大すればつくりやすくなるという面もありますけれども、やめたい人がほとんどなんです、はっきり言うて。そこら辺無理やり、将来しこりが残るような方法では………。指導の方もやっていただきたい。お願いします。  それから、高額療養費の問題です。  何でこれを私が出したかと言うと、私の知り合いの人なんかでも、借金したりして金の工面をする低所得者がたくさんおるんです。前はペナルティーとかも言っておったんですが、全国的にだんだんと広まっておるということでちょっと取り上げさせてもらったんですけれども、ちょっと説明させてもらいます。「昭和52年11月30日、今から18年前に、厚生省の国民健康保険課長内簡が出されております。そこでは、受領委任方式は、高額療養費を事実上現物給付とするものであり、高額療養費は償還払いであるという医療保険制度を通じる原則を逸脱するものと考えざるを得ません。しかし、現に実施している市町村の実状を見ると、医療機関との協力のもとに、低所得被保険者の現実の要求に応えるためやむを得ざる理由から実施に至ったという点も認められるところであります。やむを得ない事情があると認められ、かつ、関係医療機関及び医師会の協力が十分得られる場合には、今後その実施を認めていく考えであります。」と書かれておるんです。  新潟県では、この内簡を受けて、県の国保福祉課長の内簡が市町村に出され、全市町村で実施されました。石川、富山でも県の内簡を受けて実施が進んでいます。当初、一部の医療機関が窓口ですぐ現金が入らないということから、その間の利息を問題にしたところもありましたが、今日では、受領委任払い制度の実施により滞納がなくなり、支払いのトラブルが減ったと、こういうふうに話しております。新潟県立病院では、未収入金対応策の一つとして、受領委任の利用を挙げているほどです。また、国保だけでなく政府管掌の保険でも、新潟県では、社会保険新潟支部が受領代理人の用紙をつくって対応しております。  先ほどから、答弁でいろいろ難しい面があるということですけれども、やはり自治体と医療機関の合意があれば、協定ができればどこでも実施できるわけですから、これはペナルティーもないわけですから、ぜひ新潟、石川、富山の実施状況、実態、実務の方法も研究されて実施し、市民が安心して治療し、入院できるよう格別の御努力をお願いいたします。どうもありがとうございました。 59 ◯市長河瀬一治君) 区画整理でもめておるということで失礼いたしました。  特に農業ですけれども、やっぱりもうからんことはやりたくないということで、もうけていただけるような方策ということでいろいろ考えておられると思うんです。そういう中で、私、観光農業ということにもちょっと注目をしておりまして、そういう点からも、これから敦賀市にとって本当にどういう農業がいいんかなということを一生懸命研究したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 60 ◯産業経済部長(橋本幸夫君) 議員おっしゃっていましたのが、いわゆる低コスト大区画圃場整備事業のことだと思います。これも、いわゆるこの事業の名のとおりに、低コストで生産性を上げていくという大きな事業でございまして、8年度あたりから採択をしていきたいというような考えで、県営でございますけれども、敦賀西部地区のことをおっしゃっていらっしゃるんだと思います。  いずれにいたしましても、地権者の皆さんの同意がないことには、この工事を進めていくわけにもまいりません。それぞれ御事情はあろうかと思いますけれども、魅力ある後継者を育てていくということについては、一つの方策だとも思っておりますので、何分の御協力を賜りたいと思っております。 61 ◯民生部長(山本 聰君) 議員御質問の中で、52年の厚生省の保険課長内簡ということで御説明がありました。確かにそのとおりでございますが、その後、59年9月に保険課長の通達で、これに関する、これと同じではございませんが、貸付金制度の事業が保険の中で事業として加えられましたものですから、そういう中で、いろいろ対応を考えた中での敦賀市の対応を今やっているわけでございます。  ただ、先ほど申し上げましたように、確かに福井県はゼロでございますので、敦賀市だけではできませんが、県下課長会議等で研究をしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 62 ◯議長橋本昭三君) 次に、上山泰男君。   〔13番 上山泰男君登壇〕 63 ◯13番(上山泰男君) 公明の上山泰男であります。  一般質問通告に基づきまして質問をいたしてまいります。
     市長並びに関係部局長の適切な実のある答弁を求めますので、よろしくお願いをいたします。  まず、緑豊かなまちづくりについて申し上げます。  四季を通じた草花が町のあちこちに咲き乱れ、並木道には季節こもごもの風情ある木々が立ち並ぶ姿は、その町に優しさと潤いを醸し出し、その町の人々に心の安らぎを与える大切なことであると思われるのであります。  その町その町の特殊性は大切にしなくてはなりませんが、まちづくりの上から不可欠と思えることは、自然との調和であり、緑豊かなまちづくりがすべての基本にならなくてはならないと思うのであります。  それゆえに、自然環境を無視し緑のないまちづくりは、厳しく申し上げるならば、砂漠の中に町をつくるに等しいと言わざるを得ません。活力あるまちづくり、魅力あるまちづくり、安らぎと潤いのあるまちづくり、ひいては郷土の文化、教育、人材の育成など、全くナンセンスと言わざるを得ないのであります。  市長の基本方針に、活力と魅力あふれる新しいふるさとの創造を目指してと、4項目にわたって申されておられますが、その実現を目指す上からも、まず抜本的に自然環境整備に着手すべきであり、その上に立ってこれからの21世紀にわたっての対策を進めるべきであると考えられるのであります。緑豊かなまちづくりこそ人の心を育て、活力と希望あふれる町への原点であると考えますが、市長のお考えをまずもってお聞かせいただきたいと思います。  1)街路樹対策についてであります。  少々厳しく申しますと、まず市庁舎玄関に立って周辺を見渡してみますと、駐車場には車が所狭しと並んでおり、花壇は設けられておりますが、松の木が片面に並んでいるだけであります。また、庁舎前の道路には、木の先端を切り取られ、枝も必要以上に払われ、この冬空に寒さに身を震わせながら立ちすくんでいる風情は、哀れさを通り越して腹立たしさを感じるのであります。市内どこを見ても全く同じ姿が見られるのであります。  それだけではなくて、青々と茂っていたサツキが姿を消してしまっていたり、また花壇そのものがなくなっていたり、果たしてこれでよいのかと思わざるを得ません。その木の性質によって、大木に育てる過程の上において、枝切りなどの剪定がなされることもよく存じてはおりますが、それにしても少々オーバーではないかと思わざるを得ないのであります。その木その木の特質を生かしながら、大きく成長できるようにしていただきたいと思います。少々希望が見られるのは、主柱は切られていますが、その横から枝が伸びつつあることであります。落葉樹だけではなく、常葉樹の対応もどうかと思います。  建設省が提唱している緑の基本計画も踏まえながら、町じゅうを緑で埋め尽くしていくぐらいの思いで、全市の状況を調査し、よく研究をして取り組んでいただきたいと申し上げたい。  自然に優しく、木や草花に優しいその取り組みの中にこそ、その町のよさが生まれるものと思います。今後の対策、お取り組みについて、市長並びに関係部長の答弁を求めておきます。  2)シンボルロード構想についてであります。  市長提案理由説明要旨に、人々に親しみと潤いを与え、快適で美しく、景観に配慮した道路環境の形成が強く求められてきております。このため、敦賀駅から港に通ずる市街地の主要幹線道路をシンボルロード化として整備していくとして、計画作成費が計上されたのであります。  私は、シンボルロード構想には反対するものではありませんが、敦賀駅から港への道路といっても、現在それに対応できる通りとはどこなのか、理解に苦しむのであります。いろんな主要な観光地を訪問いたしてきましたが、そのまちまちのシンボルロードは、それなりに納得でき得るのであり、立派であります。そのようなまちまちのイメージがありますので、少々心配をいたしております。  そこでお尋ねいたしますが、開港100年を目指しての対策の一端とうかがい知ることができるのですが、その構想について少々お聞かせいただければと思います。市長の答弁を求めます。  3)今後の都市計画の進め方についてであります。  市のまちづくりが進むにつれ、造成地域が市街地に及び、田や畑が少なくなっていく事に、今後の農業施策などのことを踏まえて考えますに、不安が隠せないのであります。都市機能の充実を進めていく上から、最小限度にとどめるべきであり、無差別な開発行為はやるべきではないと思います。また、自然環境を傷めた分だけ、それ以上の手当てをしていただきたいと申し上げたいのであります。  また、これから都市計画を進める上において、全市的な観点から新しい線引きも必要となってくるでありましょう。特に、旧市街地への対策において、今後の港湾振興への推移を踏まえながらの対応も大切でしょう。  そこでお尋ねいたしますが、さきにいろいろと申し上げてきましたが、自然を最大限に生かしながら、全市的に見直しをして新しいまちづくりに取り組むべきであると思いますが、今後の計画についてのお考えをお示しいただきたいと思います。市長並びに関係部長の答弁を求めておきます。  以上で終わりますが、答弁によりましては再質問をさせていただきます。ありがとうございました。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 64 ◯市長河瀬一治君) 上山議員の質問にお答えをしてまいります。  まず、緑を残し心安らぐ豊かな町が大切であると、そして、そういう緑の多いまちづくりについて、基本的にどう考えておるんだというような御質問だったというように思います。  私も、日ごろ町の中を歩いておりましても、確かに周りは山に囲まれておりますから緑が多うございますが、町のいろんなところを見るにつけて、やはり少し少ないんじゃないかということを感じてまいった1人でございます。今調べますと、街路樹は大体2000本ぐらい敦賀の市道に植わっておりまして、種類は、アメリカフ、イチョウ、ソメイヨシノ、またプラタナス等があるわけでございます。  しかし、やはりこの町の規模で街路樹が2000本というのは少ないんじゃないかという認識もいたしております。緑を見るというのは非常に心が安らぎますし、町の落ちつきといいますかそういうことも非常に醸し出してくれるものでございますので、何とか緑の多い町をつくっていきたいというふうに、上山議員と同じように思っておるところでございます。  そういう中で、シンボルロードのお話も出たわけでございまして、現在どのあたりを考えておるんだというようなことで、駅から旧港、相生町の抜けた所を今は考えております。要するに、各商店街がずっと連なっております所でございます。距離にしまして約6kmぐらいになるんじゃないかなというふうに思います。  かなり距離もあるわけでございまして、私の理想としますと、例えば敦賀へ列車で訪れた方が駅前にふらっとおりると、ここは裏口やなと言われんようなことにせなあきませんけれども、おりた人が自然とその道を歩いて行く、そうすると気比神宮があった、また知らず知らずのうちに歩いて行くと港に着いたというような、そういうような親しめるような道にしたいなと。  御承知のように、シンボルロードと言いますと電線類の地中化もございますし、また歩道の舗装のグレードアップですか、福井市の駅前の方がシンボルロード化されておりまして、ああいう形に今なっております。そして、植樹もございますし、またポケットパークといいますか、ちょっと座って一服できるような場所、そういうようなものも考えられます。  また、いろんなサインですね、案内版があったりとか、先ほど言いましたように、知らず知らずのうちに歩いてしまったなというような、そういうようなことをシンボルロードの中で今思っておりまして、今回、調査費の方を計上させていただいたわけでございます。  また、やはり緑豊かなまちづくりについての都市計画の進め方についてどう思っているんだというようなことでございます。  やはり、私も挙げております「快適で安心できるまちの形成」ということで、第1番に挙げておるわけでございますけれども、先ほど触れましたとおり、やはり潤いのある、そしてゆとりのある、安らぎのある、そういう町にするためには、緑が非常に大切だということを認識いたしておりますので、緑の基本計画というものも策定し取り組んでいきたいというふうに思っておるところでございます。  また細かくは、部長の方から答弁をいたさせます。 65 ◯建設部長(重森正之君) お答え申し上げたいと存じます。  先ほどの御質問の中で、街路樹の剪定がきついんじゃないかという御指摘がございました。なるほど、庁舎の近くのイチョウ並木は、今年思い切った基本剪定をやっております。あれも、3年ないし5年ぐらいに1回はあれぐらいの剪定をいたしませんと、徒長枝がはびこって非常に景観上も、夏場になりますと見苦しくなって暑苦しくなると。それと、やはり今の時期ですと樹枝が休眠の状態になっておりますので、思い切ってやっても春になればまた新しい芽を吹くと、そういうことがございましてやらせていただいたのでございます。これは、やはり木を大切にすると同時に、道路の機能を維持したいと、二つの目的がございます。  やはり、市役所の通りですと、占用物件で電柱が立っておりますし電線も通っております。そういったものと緑樹との関係が、やはりいろいろ支障になる場合がございます。信号機の見通しが悪かったり、標識が見えにくかったりと、あるいは照明が暗かったりと、そういったこともありますので、これは本来電線も何もなければ、大阪の御堂筋じゃありませんが、イチョウの木が堂々と巨木に育つのが一番美しいんだろうと思いますけれども、やむを得ずやらせていただいております。  それから、シンボルロード構想の通りについてでございます。  今まで商工会議所、あるいは商店振興組合等でおやりいただいたいろんな調査の内容を見ますと、やはり、駅から気比神宮に到達して──神楽通り、それから商工会議所の横の通りは商店街が連檐しておるということと、都市の都市軸としての大切な通りであるという評価をしていただいておりますので、私どもはそれを機軸にして、それの整備とあわせて面的な広がりを持たせていきたいと。その中で、市長申しますように植樹帯、あるいはそういう高木も植えて緑豊かな環境をつくっていきたいと、このように存じております。  今後はへやはり都市の中心部の中心市街地に緑化を進めたいと、そういったことで緑の基本計画を策定いたしたいと、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。  以上です。 66 ◯13番(上山泰男君) 再質問させていただきます。一番最初の街路樹の問題でありますが、本当に必要以上に切ってますね。それが何年たってもちっとも大きくなってないということで、切らなくてもいい木まで切ってあるというのが現実です。市役所の前だけではありません。もう全市的にこれでいいのかなと。緑の少ない町というのは、それは砂漠化されている、人間の心までがすさんでしまっています。そうなるんです。そこに大きな問題があるわけです。  ですから、各市町村とも緑化について相当真剣に早くから取り組んでいたと。敦賀は残念ながら、なかなかそれにおみこしが上がらなかったというのが現実であろうと思います。ですから、そういうような木の剪定においても、全く間違っていた面があったのではないのかと考えられるのであります。ですから、もっともっとその辺のところを、抜本的な見直しをしていただきたい。  もう1点、ひとつこういうことでお願いしたいのは、笙ノ川沿いに桜の並木がありますけれども、歯抜けで枯れていて、花が咲いているのか咲いていないのかわからないような木が並んでいて、全く何十年とほうったらかし、そういうような風情でありますから大変な醜さこそ残れきれいなんてものじゃありません。こういうことがずっと放置されたままである。ある木においてはもう切り刻んでしまっていると、そういう姿にすら見えるわけでありますから、そういうのは県の方なのか市のなのかわかりませんが、敦賀市内の中のことでありますから、まずそれにはどのように取り組んでいかれるのかということをお尋ねしておきたいと思います。  それから、市内を見てまいりますと、今まであったあの植木が全くなくなっているという所がたくさんあります。なぜそうなったのかなと、なぜ緑を少なくしてしまうのかなということです。よその町を見ますと、並木道がありますけれども、そこには葉っぱも落ちます。その風情というのは、やはり見ていて汚いというよりも、私たちは美しいなという見方をしています。  なぜならば、皆さん方がその落ち葉をほうきとちり取りを持って掃いていらっしゃいます。そこに人間の心が育つんだろうと思います。そこに文化が育っていくと思います。ですから、敦賀には文化が育たないと、そのように厳しく見ざるを得ません。観光なんてもってのほかです。そういうようなことからして、基本的にやはり緑を大切にし、緑を豊富にして、敦賀市内を緑のじゅうたんにするところから始めないと、敦賀市の今後の50年、100年はないんだというように考えますので、今後そのように取り組みをぜひともしていただきたいなと思います。小さな木じゃなしに、できるならば木の剪定をしながら大きな木も植える対応はどうなのかということも、お尋ねしておきたいと思います。花壇の整備等についても、お尋ねをしておきます。  それから、シンボルロードの問題でありますが、ちょっと心配ですね。本当にあの道路でいいのかなと。あの道路死んでいます。町は死んでいます。悲しいかな、本当にあの商店街の機能は全く失っています。空き店舗が相当出ています。そして、アーケードもばらばらです。照明もばらばらです。町並みは全く乱れております。そういうところから基本的に直していかなければ、シンボルロード化ということについては、私は大変難しいのじゃないかと、そのように考えます。その辺はどのように取り組んでいかれるのか。地元とのいろんな話し合いが必要だと思いますけれども、ひとつ厳しい物の言い方をいたしましたけれども、そこから出発しなければならないと思います。  それから、できるならばそういう構想の中で進めていただくことにやぶさかじゃありませんけれども、こういうお考えがあるのかどうかわかりませんが、今敦賀は、国際港敦賀として大きく羽ばたこうとしておりますし、もっともっと大きくなっていくでしょう。  そういうことですから、環日本海時代というものをとらえながら、その関係諸国の皆さん方の木をそういうところにも対応できないものかな、そうすれば大変おもしろいなと。それが一つの大きな観光の目玉にもなるなと。散策していても本当に楽しくなるなと。そこには、そういうようないろんなメインになるような、そういうようなベンチだとか、そういうようなフロアとか、そういうものも中間に置けて、いろんなセクションができるんじゃないかと、そういうことも考えますので、そういうような構想がおありなのかどうかもお尋ねしておきます。  それから、3点目の都市計画でありますが、これは第5次総合計画に大変重要なことだと思いますが、今までの第4次の見直しじゃなしに、新しく抜本的に敦賀市の全体的な都市計画の中で進めてほしいと思います。先ほども申しましたように、むやみやたらな開発は困る。道路一つつくるにしても、緑が回復できる、緑に優しい、またこの地域に優しい、そういうものを完備したそういう道路とか地域開発ということで、傷めた分だけは必ず取り戻すような今後のまちづくり。  また、もう一つは、港湾都市敦賀という立場の中から、旧市内とのいろんな競合性がございますけれども、そこにはやはり線引き等の問題も出てまいります。そういうことも慎重に、そしてまた大胆に、ぜひともお願いしたいと思います。その辺のところをまずもってお聞きしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 67 ◯市長河瀬一治君) 緑多い町ということでありまして、先ほど言いましたように、これからいろいろ緑の計画、また、当然総合計画の中にも組み入れてやっていきたいと思います。  そういう中で、剪定がきつくてというような御指摘もいただきましたし、そのあたりこれからも一度よく研究したいと思いますし、やはり街路樹の方も少し少ないと思います。ただ、私も以前、市議会にいたときによく答弁で聞いたんですけれども、落ち葉が多うてどうもならんというような苦情が来るようなこともありました。これ当然、木が植わりますとこの落ち葉というのはつきものですので、やはり一番大切なのは、そういう市民の心の中に緑が多うございますと非常にありがたいということもありますので、そのあたりもやはり、これから広報活動を通じながらお願いをしていきたいなというふうに思っております。  それと、シンボルロードでありますけれども、私先ほど言いましたように、商店街のあたりのことを示したわけでありますけれども、もちろん地元の皆さん方ともよく煮詰めてまいります。確かにアーケードの方も統一されたものではないという御指摘もそのとおりであります。  また、しもた屋もあることも事実であります。そのあたりの対策も当然やっていかなくちゃなりませんが、このシンボルロード化をすることによって逆に、本当にいい商店街になったなというようなことで、また商店街の皆さん方が奮闘、努力していただけるような相乗効果も出るという期待もございますので、そのあたりも含めまして調査をしていきたいというふうに思っておるところでございます。  答弁足らずのところは部長の方から答弁をさせていただきます。 68 ◯13番(上山泰男君) いろんなことを申し上げましたので、1点だけ今の桜並木、笙ノ川の、あれはどこなんですか、県ですか、市ですか、わかりませんがあれも対応してくださいね。  それから、今落ち葉の話しが出ました。落ち葉を拾うのを嫌がるようなそういうところに、今までにそういうような土壌をつくってしまった原因があるんです。ですから、よその町をあちこち見てみますと、全国行ってまいりましたが、皆さん方が黙々と落ち葉拾いをやっているんです。市の関係するところはきちっとまた市が整備をしている。自分の町の玄関を全部自分たちで掃いている。そこから文化が生じるんです。人間豊かな、心豊かなそういう姿になるんです。  敦賀は全くそれを避けて通って、それをもうやらないようにしてしまった。そういうところから、私も先ほど厳しく言いましたように、悲しいかな敦賀は砂漠化してしまったなと、この50年間振り返ったときに、大変大きなマイナスであったなと。これからひとつそういう意味で、今後30年、50年、100年を目指しての基礎づくりを、今からでも遅くありませんので、ぜひともひとつ市長にやっていただきたいというような切望でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  先ほどの笙ノ川の分だけひとつよろしくお願いします。 69 ◯建設部長(重森正之君) 笙ノ川の桜並木と言いますと、思い浮かべますのは、呉竹町の方の笙ノ川の左岸じゃないかなと思います。なるほど、あの木はいずれももう樹齢50年近いという状態でございまして、幹が枯れてきている、腐ってきているという木が非常に多いです。先般も地区の区長会とか、笙ノ川をきれいにする会とか、そういう方々から並木の復活ということを御提案いただきましたけれども、ざっくばらんに申し上げて、河川管理をされる立場の県は、やはり河川堤防に根の深い樹種を植えるのは好ましいことではないと。  ですから、大きい築山状の盛土をして、河川堤防に影響のないような措置を、ブロックとかそういうもので内側に遮へいをして植える場合は許可になるけれども、桜については許可する樹種ではないんだと、そういうことも言われております。  それで実際、あそこの右岸の方は港湾道路ですけれども、やはり春にきれいな花が見られる状態ですし、その辺は今後ともよく研究いたしたいと思っておりますが、河川の堤防を守るという立場の考え方も尊重しなくてはならないんじゃないかなと思っております。  それから、たまたま昨年は夏場に非常に干天が続きました。そういった関係で、タマツゲとかサツキ、そういった路側の花壇に植栽してあった木が、やはり水の補給が届かない部分については立ち枯れの状態になっております。そういったことも今後よく調査して対処したいと思いますが、ただ、ああいう植栽の花壇のスペースにつきましては、ところによっては、犬の朝の散歩のときに害があって、あれをもう取り外してくれという希望もあったりします。ですから、その辺の対処も今後は考えていかんといかんのじゃないかなと思ったりもしております。  しかしながら、並木として育っているところの通りにつきましては、この時期ですと落ち葉がひどいわけなんですが、沿線の皆さんには非常に御協力をしていただいています。ですから、やはり敦賀の主たる並木通りの皆さんの御協力には本当に感謝申し上げたいと存じますし、やはりそこに潤いがある、そういう生活ができる皆さんが住まっていらっしゃると。そういうことも見ながら今後も緑化に努力したいと考えております。よろしくお願いします。 70 ◯議長橋本昭三君) 次に、小川三郎君。   〔3番 小川三郎君登壇〕 71 ◯3番(小川三郎君) 公明の小川三郎でございます。  発言通告書に従って質問いたしますので、市長並びに関係部局長の適切なる御答弁をお願いいたします。  まず一つ、松枯れのことで、松くい虫防除対策費として本年度は4580万円、昨年も4288万円が使われております。既に何年にもわたっている防除対策は、どのような方法をとられているのか、その効果についてはどのような認識を持っておられるのか、お尋ねいたします。  なぜ松が枯れるのか、これは昭和52年、林野庁は、松くい虫──マツノザイセンチュウが犯人であるとし、松くい虫防除特別措置法を制定し、薬剤散布や被害木の伐採をしてきましたが、全国的に松枯れは進行しております。  原因究明のために多くの研究者が尽力しているのですが、静岡県立沼津西高校教諭 遠藤 稔氏が本年の10月3日、日本環境学会で大気汚染説を裏づける有力な学説を発表し注目を集めております。  遠藤氏は電子顕微鏡による独自の調査研究で、排気ガスに含まれている発がん性物質が松の葉の気孔──空気の出入口ですね、をふさいでいるというものであります。  氏の研究によれば、平成6年8月、沼津市の国道246号線沿いの松300本の約8割が枯れたので、松の葉の気孔を電子顕微鏡で調べたところ、気孔にベンツピレンやジーべンゾアントラセンという発がん物質が詰まっていたと。これは、ディーゼル排気ガスに含まれている蛍光物質で、残り2割の正常な松には詰まっていなかった。つまり気孔、空気穴が詰まった松は窒息状態になり、樹勢が衰え抵抗がなくなる。よって、松くい虫が進入しやすくなる。本来、松は、ピノシルビンという殺虫物質を持っておりますので、虫を退治しております。衰弱した松に薬剤を散布しても効果があるとは考えられないのであります。  なぜ松だけが枯れるのかと言うと、松の葉の構造によると言われております。松葉は細長いかまぼこ形をしているのですが、表にも裏にも小さい気孔がぎっしりあいており、1mm四方に90個になっております。広葉樹の気孔は葉の裏側についており、毎年葉は変わっておりますが、松は3年間ついております。そして、広葉樹は気孔が開閉式になっているのに、松は開いたままである。松の葉は汚染に無防備なのであります。  国は、既に18年間にわたって1000億円以上の金を注いでいますし、地方自治体もそれなりのお金を松枯れ防止に使っておると思いますが、松枯れは拡大しております。松くい虫防除対策は、根本的な見直しが必要と思います。  大気汚染や酸性雨等、環境の悪化が予想されますので、気比の松原を枯らすことのないよう、さらなる御検討、対策をお願い申し上げます。  次に、阪神大震災についてであります。  本年、1月17日の阪神大震災より11カ月になり、今さらながら、お亡くなりなられました方々と御遺族の方々に心よりお悔みを申し上げるとともに、復興に尽力される被災者、関係者の御健勝のほどを申し上げる次第でございます。  パニック状態の中から被災の全容も明らかになり、特に防災の観点から数々の教訓を学びとることができました。敦賀市も防災アセスメントを依頼中と聞いておりますが、それらをもとに、より完全な防災対策を練り上げられますようお願いいたします。  阪神大震災より1年前、ロサンゼルス地震マグニチュード6.8があり、道路、建物等の被害が甚大であったにもかかわらず、死者は61名でありました。阪神大震災は、マグニチュド7.2と同程度の都市型直下地震でありますが、死者5488名を数える大惨事となりました。今さらながら、日本の防災の取り組みの甘いことが、あらゆる点で暴露されたものであると思われます。  死者は、男性2211名、女性3277名で、死因は窒息、圧死が4224名と77%を占めております。そのほか熱傷504名、それから頭頸部損傷282名等になっています。そして、1月17日の当日中に亡くなった方が5175名、94.3%の人が亡くなっており、1月17日の午前中に亡くなった人は4461名、死亡場所は自宅が4330名、78.9%となったとのことであります。  死亡者数が甚大になった理由は、要するに、一瞬に起きた家屋の倒壊による下敷きになったことであります。それはもう当たり前だと皆さんおっしゃるんですが、そのとおりであります。長田地区を初めとする神戸の中心街で、昭和56年の建築基準法改定以前の古い木造アパートの密集地の被害が著しく高くなっております。木造住宅が倒壊したということではなく、耐震構造の不十分なもの、老築化した家屋が倒壊したのであります。特に、最近建てられた木造3階建ての住宅の損傷が軽微であった事例も報告されております。  これらより、教訓の第1は、家屋の耐震性そのものが何よりも大切なことを物語っております。神戸とロサンゼルスの差は、まさにここにあると考えられます。敦賀の防災アセスメントでも十分検討されると思いますが、あれだこれだと大きいことにとらわれて大騒ぎする前に、とにかく、あなたの家は大丈夫かということが今さらながら大切であります。個人の家となりますと大変難しいことでありますが、防災の最も基礎となるだけに、真剣な取り組みが大切であると思います。  それで、次のことをする必要があると思います。まず、家の建っている土地の経歴、海岸の埋立地とか沼地、地盤が軟弱であるか、こういうことによる安全度のチェック。全家屋の築年と、構造と老朽化度に応じて、あらかじめ耐震性をチェックしておく。補修、補強で耐震性の向上ができるものはどのようにするかアドバイスし、またそのための融資等の方法を確立する。建てかえが必要となっても、こうなると個人のことでありますから大変難しいことでございますが、公的融資の道をつけ促進する。これらのことを確実に実施する組織、あるいは協会の設立等の対策が必要であります。  防災センターの建設、ライフラインの確保、救急体制、防災まちづくり等等、問題は非常にたくさんあり、どれもこれも非常に大切であります。しかし、敦賀の防災対策の第1に、「あなたの家は大丈夫か」を合言葉に進められますようお願いし、市当局の取り組みについてお伺いいたします。  次に、小中学校のいじめ対策についてお伺いします。  小中学校におけるいじめや不登校については、大変大きな社会問題になっております。敦賀市においては、どのような状況にあり、またどのような対策を実施されているか、お伺いします。  昨年11月27日に自殺した愛知県の大河内清輝君の件については、マスコミに取り上げられ、いじめによる自殺について大きな反響を与えました。文部省より通達も出され、全国的に対策がとられましたが、本年11月27日に上越市の伊藤 準君、新たに12月6日、千葉県神崎町の鈴木照美さんが自殺し、遺書によりいじめが原因とみなされています。10年前、「このままじゃ生き地獄になっちゃうよ」と遺書を残して死んだ鹿川裕史君13歳の父親は、「文部省はこの1年間何をやってきた。教師にいじめを訴えても『黙っていなさい、あなたも悪い』と言っている。教育現場が真実を明らかにしなければ問題は解決しない。」と、要望書と公開質問状を提出しています。  自殺者は、小、中、高で平成5年138人、いじめは2万1598件と報告され、8割の小中学校がいじめは解消したと言っています。しかし、本当はどうなんでしょうか。  いじめ問題を扱っている新聞社や大河内家へは1000通、2000通と、深刻ないじめの体験が寄せられているそうであります。その中の1通を例に挙げてみます。  A少年は平成元年の春、小学校5年で東京大田区の小学校へ転校してきました。そして、すぐ物を取られたり、無視されたり、先生のいないところで級友に殴られたり、毎日のことで6月になると学校を休むようになった。  いじめを知った母親は、学校へ行き担任に訴えた。担任は、「いじめはありません。」と突っぱねた。母親は教室へ行き、同級生に「うちの子をいじめないで。」と泣いて訴えました。翌日から登校しましたが、いじめは相変わらず続き、3学期になると一段とエスカレートして、ある日、図工の時間に後ろから木切れで頭をたたかれて、余りの痛さにどうにもならないので、担任と2人になったとき、「いじめられています。助けてください。」と訴えた。翌日、ホームルームの時間に先生は、「いじめた人は手を挙げなさい。」、だれも反応しないので担任は、A君についてどう思うかと聞くと、「A君は自分勝手です。協調性がありません。」と批判が続いた。それでは多数決にしますと紙を配って、いじめのあるなしを書かせたのであります。  いじめがあると書いたのはA君のみ、先生は、「このクラスにいじめはありません。A君、みんなに謝りなさい。」と担任が言うと、クラス中が騒然となって、「謝れ、土下座せよ、こんな時間まで残されて迷惑だ。」とさんざんののしられ、打ちひしがれたA君は翌日より不登校。今度は、学校へ行けと父親より気絶するほど殴られたり、母親よりスリッパでたたかれたりしながら、テレビだけを頼りに4年間家にこもっていたそうであります。そして、16歳になってやっと定時制のフリースクールに通えるようになったと書いております。  この手紙の中にいろいろな問題が具体的に入っております。親と子と、同級生と担任教師と学校が、心の深い深いやみをつくっているのであります。ほんの一例ですが、いじめ問題のすさまじさをあらわしています。いじめが騒がれて10年余、全国的に厳しい状況にあることは変わりません。次の時代を担う大切な子供たちが、なぜこのようになっているのか。教育とは何か。非常に重要な問題であります。  学校の名誉とか、教師のメンツにこだわることなく、あるがままに児童、生徒をよく見て、いかに問題を見つけ、いかにして心のつながりを保って解決していくか、大切な問題であります。この問題の本当の原因はどこにあるのでしょうか。本当に学校だけに任せていていいのか、行政としてもできる限りの手を尽くして支援していく必要があると考えます。市長並びに教育長の御意見をお伺いします。  以上をもって質問を終わります。 72 ◯議長橋本昭三君) あらかじめ会議時間を延長いたします。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 73 ◯市長河瀬一治君) 小川議員の質問に順次お答えをいたします。  特に、松枯れということで、気比の松原をどういうふうに守っていくかということであります。  当然、日本三大松原であります気比の松原、これは敦賀市の財産というだけでなく日本の財産の一つでございますし、是が非とも、立派な松原をすばらしいものにしていかなければならないわけでございまして、やはりいろんな対策をとりながら、絶対に枯らすことのないように今後とも対処をしていきたいと思います。
     詳しいことにつきましては、担当部長の方からお答えをいたします。  また、阪神大震災の教訓ということで、そのとおりであります。亡くなられた方の8割が、家屋が倒壊されて圧死をされたということで、本当にお気の毒でございます。自分の家も大丈夫かなというような心配もするわけでありまして、やはり市といたしましては、先ほど触れていただきましたが、防災アセスメントを今実施をいたしておりまして、今後建物の倒壊率等、詳しい結果を参考にいたしまして、どのようなものがよいのか、また、先進地の事例とか制度等も十分研究をしまして、地域防災計画の見直しの中で検討していきたいというふうに思います。  しかし、個人の所有の家でございますので、行政としてどこまでできるかなということがございます。やはり、御自分の家は御自分でチェックをしていただいて、何とか倒れないように処理をしていただくのも大事でございます。  また、公共の施設につきましては調査をいたしまして、耐震性の問題等もやっていかなくてはならないというふうに思っておるところでございます。また、そういう融資制度がどうなるのかなということも少し研究をさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。  次に、いじめの問題でございます。  これも本当にニュースを騒がしておりまして、私も同じような子供を持つ親としまして本当に心配で心が痛む思いでございます。  市の教育委員会におきましても、各学校に対しまして、子供が発するシグナルを見落とすことのないよう細心の注意を払うようにということで、いじめの早期発見と、迅速かつ適切な対応をしてほしいということでの指導をいたしております。おかげさまで、敦賀市内では今いじめによる自殺というようなことは起きておりませんけれども、やはりそういうことを早期発見、小さいうちに芽を摘んでおかなくてはなりませんので、このあたりも今後とも取り組んでいきたいというふうに思います。  細かいことは、教育長の方からお答えをいたしたいというふうに存じます。 74 ◯産業経済部長(橋本幸夫君) 松枯れ防止対策の件でございますけれども、議員御指摘のように、いわゆる大気汚染、ディーゼルエンジン車から排出されますガスが気孔を詰まらせてしまうというのも、これも一因であろうと思っております。松が弱ってきますと、いわゆる松くい虫が生息して、枯らしていくというようなことも当然考えられるわけでございます。  本市といたしましても、いろいろな予防対策、あるいは駆除事業等を行っております。ちなみに平成7年度、御指摘がありましたように約4580万円ほどの予算を計上して実施しておりますけれども、空中散布で約530ha、2600万円ほど、それから薬剤の注入で約670万円、それから駆除対策といたしまして、いわゆる枯れた松、この中にも松くい虫が生息いたしておりますので、伐倒して薬剤を散布するというような事業に約800万円ほど費やしております。  その薬剤散布の効果でございますけれども、海岸線あるいは集落の密集しているところでは、いわゆる空中散布ができません。そういうところの約0.1haと、それから空中散布できるところの0.1haを常時監視をいたしまして、その比較等も行っておりまして、それなりに顕著な効果を上げているというのが今まで私どもの実施してきた状況でございます。緑を1本でも助けていきたいという気持ちでおりまして、今後も国、県なりの指導等も十分いただきながら、緑を絶やさないように努力を傾注していきたいと思っております。  以上です。 75 ◯教育長竹内幸一君) いじめの関係について申し上げますが、小川議員の方から一番の大事なことを例を挙げて御説明いただきました。  実は、東京の富士見のあの自殺からはや10年を経過いたしておりまして、その間、いじめ問題につきましては、全国この対策に取り組んでおるところでございます。昨年のこの時期にも「いじめ110番」を敦賀でやらせていただきましたが、あれから1年のうちに変わりました指導方法といいますか、お願いをしましたことは、いじめはいじめる側が悪いということが1点。  このことを全校の先生方に強くお願いをしまして、あなたもいじめられる原因があるだろう云々というようなことで子供に信頼性を失うことのないように、ともかく、いじめはいかなる理由があろうともいじめる側が悪いということの指導を徹底してくださいということを、お願いした経緯がございます。  そういうことで子供たちの信頼を得ませんと、テレビニュースでもごらんのように、子供がまず先生を信頼せんから先生に話をしない、それから親にも話さないということが──信頼の一歩として、昨年からことしにかけての1年間におきます、いじめに対します指導の中身の中で1点変わったものでございます。  それから、市長申し上げましたように、迅速な対応をしませんと、この間の新聞紙上でもございますが、対応がおくれますと悲惨な事故につながるということも一つまたこれ事実でございますので、ここら辺も十分お願いをしてまいってきたところでございます。  それから、学校の校長先生にお尋ねしますと、うちの学校はいじめがありませんよということでお答えをいただくというお話。まさに、敦賀でもそのとおりでございます。「校長先生、いじめはありませんか。」と言うと、うちはありませんよ、うちはおかげさんでというお答えが返ってくるのもまた事実です。  ところが、一番大事なことは、学校にいじめがあっても仕方がないんです。こんなことを言うと悪いんですけれども、そのいじめに対する対応をどうするかということの方がより大切でございますので、そこら辺を先ほど言いましたように迅速に、しかもいじめる側が悪いという原則に立ってこれを処理をしていただく、それは、学校の中全体で、皆さんがやる対応のいかんによって、ある程度いじめの未然防止なり、処理はできるということのお願いをしたところでございます。  先般、1年経過した上越市のいじめ以後、さらにまた、学校に緊急通達というような格好でお願いをしてございますし、さらにはまた、情報源を得ないけませんので、単Pの会長さん方にもそういうことの情報の提供をということでつい近々、私どもがとりました処理の一環でございます。  なお、12月2日にまとまったんでございますけれども、各学校でのいじめの実態、あるいは生徒指導の実態、このあたりもようやく出させていただいて、今手元にございますが、中身につきましてはまた議員ごらんいただければ結構かというふうに思います。  敦賀でいじめの実態、あるいは不登校の実態の一例だけ申し上げますと、例えば学校へ出てくるのは不登校とは言わない、学校へ出てくることもあるんです。ところがそれは、例えば図書室にいる、生徒指導室にいる、あるいは保健室にいる。その対応と言いますと、1人は全然口を聞かん人もおりますし、それからようやく先生としゃべる人もいますというようなことで、それぞれ非常にたくさんの方々、対応が違います。それからまた中身も違います。  それから、敦賀のワーストテンと言いますと、おどかしもございますし、仲間外し、あるいは暴力というのもあります。だから、それによる、いじめによる原因の不登校というようなことで、そういう実態がございますが、これらにつきましては今一生懸命やらせていただいておりますおかげで、現時点では、自殺に至ることがないということで非常にありがたいというふうに思っておりますが、神経としてはぴりぴりしたものを持っております。  それからもう一つは、もう10年来でございますから、各先生方、それから学校、我々もそうですが、これがマンネリに陥らないようにしなければ、いじめというのは非常に深刻な問題であるということだけは意識としてはわかるんですが、この対策、対応というものにやっぱりおくれをとるだろうと、そんなふうなことも今思っておるところでございます。  以上でございます。 76 ◯3番(小川三郎君) 再質問いたします。  松枯れ対策につきましては、はっきり言いますと、国は一度決めると、効果があるなしにかかわらず貴重な税金を湯水のように使う見本ではないかと、こう思っております。ですから、別に市当局が悪いというわけではございません。しかし、松枯れが発生しますと、3カ月から6カ月で急に消えていくというのが実情でございます。どうか、今後いま一度よく研究されまして、ひとつ補助金をもらえるというならどんどんいただいて、より確実な防止対策をしていただきたい、こういうふうに思っております。  そのうちに、もちろんこういう公害絡みのことも、林野庁の方からまたいろいろ来るかと思いますが、とにかく気比の松原は決して消さないように頑張っていただきたいと、このようにお願いする次第でございます。  防災対策については、建物の耐震チェックの制度等、あるいは国、県、市、業界、あるいは検査協会、こういうようなものはございませんか。こういうものを使って徹底して、たとえ個人の住居であったとしても、町を形成する以上は、大きな災害のとき倒れれば火事になる、火事になればその周りを全部燃やしてしまうというようなことにもなるわけでございますので、自分の家だから勝手にしてくれと、壊れようとどうしようと私の勝手やと、こういう言い分もありますが、阪神大震災を見ているとそうはいかないという面もあるということの例だと思います。  同じような地震であっても、アメリカではそんなに倒れてないんですね。橋も壊れました。道路も落ちました。そういう状況であっても多くの人は死んではおりません。もちろんたくさんありって何もかもやるというのは非常に大変ですが、もし死傷者を減らそうと思うのであるならば、個人の家がつぶれない、あるいは家屋がつぶれないようにするということが、これが一番の大切なことであると私は思います。  それから、いじめ対策につきまして1点。小中学校は義務教育であります。親も社会も現在では不登校は許さないというような、いわば厳しいおきてのようなものになっておるわけですね。その上、児童、生徒は、級友とか学校担任教師を選ぶことができません。最近は、親でも自分の相手と相性が悪いと相手を組みかえると、こんなような昨今でございますけれども、子供は学校の相性が悪いと言っても相手にされません。重いランドセル、かばんを持って9年間、たとえようもなくつらい子供もいると思いますし、耐えきれずにつぶれる子供も多いという認識に立ってほしいと思います。  教育は、未来の日本を育てることになります。これほど大切な事業はないと思います。ですから、一つは、専門的なカウンセラーを置いてあげることができないでしょうかということです。教育現場を深い知識のある目でじっくりと観察し、アドバイスをしていただけるような、そういう人を置くというようなことができないのか。もう一つは、いじめという言葉にこだわって、いじめがあるとかないとかという数の報告で終わらせないでいってほしいと思うわけです。  さっきも言われたように、いじめはあってはならないけれども、いじめに至らなくても、人間関係のトラブルというのは大人の社会でも子供の社会でもあるのが当然だと思うんです。ただ、それがいじめであるのか、いじめでないのかということでありますので、ただいじめという言葉だけを先行させて、いじめという件数が減るというふうに学校が閉鎖的になっていきますと、問題は深刻になると思います。数はどんどん出していただいても構わないのじゃないかと思うんです。ただ、どのように解決したか、どのような取り組みをしたかということが、私は大切だと思う次第でございます。  ですから、そういう点で、私は学校というのを大きく開かれたものにしていっていただきたい。これはもう学校当局というよりも、行政がもっと力を入れていく点が多いんじゃないかと私は思うんですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。  もう一つ、日本の各地域でいろんな教育の取り組みをしているところもあります。ひとつ敦賀の市政の中においても、教育は学校に任せておけというのではなくして、多様化する社会の中にあって学校も大変な部分がたくさんありますので、行政としてのさらなる取り組みをお願いしたいと思いますので、その1点について質問をいたします。 77 ◯教育長竹内幸一君) 行政で対応ということでございますが、行政の対応につきましては、今、議員のおっしゃるようなことを念頭に置きながら、一生懸命やらせていただきます。 78 ◯議長橋本昭三君) 次に、馬渕憲二君。   〔10番 馬渕憲二君登壇〕 79 ◯10番(馬渕憲二君) 清風会の馬渕でございます。  時間もまいりましたので、発言通告に基づきまして簡単にお尋ねをいたします。  まず、文化財の保護と観光資源の開発について質問をいたします。  文化財は、我々の祖先から伝えられてきた文化的遺産であり、長い年月の間、大切に守られてきたものであります。最近における急激な開発と環境の変化は、文化財にも大きな影響を与えております。文化財には、多種多様なものがあり、人間の心を豊かにし、人間形成の上で必要なものであるばかりでなく、当市の歴史や文化の正しい理解を得るため必要なものであり、将来の文化の進歩と発展の基礎をなすものであります。  そこで、西福寺の文化財の保護と観光開発についてお尋ねをいたします。  まず、文化財の保護につきましてお聞きをいたします。  西福寺の文化財は、国、県、市の指定を合わせて24点あり、そのほかに指定になっていない資料などがたくさん倉庫に保管をされております。西福寺の年間行事の一つとして、毎年11月3日、4日に、重要文化財の虫干し展が行われております。ことしもこの期間中には、市内外から文化財に関心のある見学者が多数訪れ、その薫り高い文化遺産や展示物に感動されておりました。  前にも申し上げましたが、この文化財などを取り扱っている地元の人たちは専門職ではなく、これらの貴重な品々の取り扱いにはなれていないため、大切な重要文化財などを損なうことにならないかと心配をしております。これらの文化財についても、今後末永く保存をしていかなければならないと思いますが、取り扱いや保護についての指導を教育委員会としてどのようにしていくのか、お尋ねをいたします。  観光資源の開発についてでございますが、西福寺は、徳川中期の築造と言われ、自然の山と石灯篭の配置にすぐれ、また、書院庭園として、山、庭と四季の眺めもよく、当市の歴史的な観光の名所でもあり、訪れる人たちの心に安らぎを与えております。観光客も年々多くなり、昨年は7700人、今年は8000人の方が見学と参拝をされており、当市の観光コースとなっております。そこで、観光資源の一つとして、見学者にきれいなトイレの建設、そして平素、観光客がいつでも見られる文化財の常設展示館の建設、観光案内板の設置、道路整備など、観光資源である西福寺を中心とした開発をどのように考えているのか、お尋ねをいたします。  次に、都市間の交流事業についてお尋ねをいたします。  諸外国との地域間交流は、国際化への第一歩であり、ボーダレス化は時代の趨勢であります。敦賀市は、古来より港を通して外国との交流を展開してまいりました。当市にとって国際化は必然的なものであり、市民の参加によりさらなる発展を求めることはだれしもが願うものであります。その意味で、ロシア連邦ナホトカ市とは昭和57年に、韓国東海市とは昭和56年に当市と姉妹都市締結を結び、両都市間の交流事業が活発に実施されておりますことは、時代の要請でもあり、今後も両市との関係強化を進めることが国際化であると思います。  児童の相互派遣、スポーツ交流、国際交流広場への芸能団参加など、一層の交流事業推進を期待するものであります。  ところで、来年は韓国東海市と姉妹都市締結15周年と聞いており、市長提案理由の説明にもありましたが、去る10月19日に韓国東海市の市長が来敦され、姉妹都市盟約15周年を来年に控え、両市との友好親善を深めるため記念事業について協議をされたとありますが、どのような時期に、どのような記念事業をされるのかお尋ねをいたします。  記念事業として、市民の理解と協力を得て、市民と一体となった友好事業の実施を要望するものであります。そのため、早くから市民周知のためのPRが必要と考えられますが、その点についてもお尋ねいたしまして、質問を終わります。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 80 ◯市長河瀬一治君) 馬渕議員の質問にお答えをいたします。  文化財の保護と、そして、観光資源の開発ということで西福寺に関連して質問をいただいたわけでございます。  特に、私も常々申し上げておりますとおり、西福寺というのは、敦賀にとっても大変すばらしい文化財でありますし、それとともに観光資源でもあるというふうに認識をいたしております。今回も予算を計上させていただきましたけれども、老朽した建物の整備計画を樹立するために、その調査費を計上させていただいたわけでございます。この計画によりますと、平成9年度から整備をする計画だというふうに伺っておるところでございます。  そういう中で、ことしも8000人以上の人がお越しをいただいておりますし、そうなりますと、当然周辺の整備も必要でございます。当然トイレ等はどうしても必要なものでございますので、その辺もあわせまして考えていきたいなというふうに思っておるところでございます。  また、ほかは教育委員会からお答えをいたします。  それと、都市間交流へ事業ということで、特に、来年15周年を迎えます東海市との交流事業をどのような、前に金市長がお越しになったときに、話をしたかということでございます。  実は、昭和56年にも友好の船という形で出させていただきましたし、その当時行かれた方もいらっしゃると思います。やはり、多くの市民との交流、例えは一部代表者じゃなくて、公募をしまして、たくさんの市民の皆さん方に参加をしていただけるイベントがいいなということで、やはり市民の船を結団をしまして、そういう形で東海市を訪れたいと。  特に、東海市とは港と港の関係もございます。古くはプッピョンという地名でありましたし、先輩の有馬さんがいらっしゃいますけれども、プッピョンJCと敦賀JCがまず最初に姉妹JCになられた。その関係で両市が姉妹都市になったという経緯もございます。やはり、これからの敦賀の港の重要性なんかも考え合わせまして船で結びたいというふうに考えております。  金市長の方からも、全面的に協力をしたいという発言をいただいております。今後、また議会の皆さん方の御協力、御支援を得ましてたくさんの市民の皆さん方に参加をいただいて、ぜひとも成功させたいというふうに思っておるところでございます。  時期的なことということでございますけれども、やはり船の都合もございまして、今段取りを、調査をいたしております。実は、私もこの9月にナホトカの方へ船で行かせていただきましたけれども、やはりきょうび、余り船の程度が悪うございますと参加もしにくいということで、オリエントビーナス号と言いまして、これナホトカへ行った船ですが、本当にすばらしい船であります。ちょっとしたホテル並みの設備でありますし、あの船がいいなということで実は内々に交渉を進めておりまして、5月の終わりから6月の上旬にかけて、いい日程を見て進めていきたいというふうに思います。  それでいろいろ準備もございますので、また皆さん方に御相談いたしますけれども、少し早目にそういう活動もしなくちゃならないなということを、今思っておる次第でございます。ぜひ皆さん方の御協力と、また御参加の方もお願いを申し上げる次第でございます。 81 ◯教育長竹内幸一君) 調査の内容でございますが、これは建物の破損状況、それから建物の修理方針の策定、それから緊急度の判定、それから修理方針に基づきます各建造物の保存修理工事費等の概算で、大枠で、総体的に調査をしていただこうと、こんな中身でございます。 82 ◯10番(馬渕憲二君) どうもありがとうございました。  この記念事業につきましては、なるべく早く、今言われましたとおり、市民の皆さんに参加、協力を得るよう要望いたしまして終わります。 83 ◯議長橋本昭三君) 次に、竹中純夫君。   〔16番 竹中純夫君登壇〕 84 ◯16番(竹中純夫君) 新陽会の竹中でございます。  質問通告書に基づきまして質問をさせていただきます。  まず、ポートルネッサンス21計画の推進について、特に、既設の観光資源の核をつくったらどうかと、こういうことでございます。  昭和57年1月、鞠山地区で新港建設に着手して以来、順調に工事が進捗していることはまことに同慶にたえないところであり、関係者に敬意を表するものであります。  一方では、本港の再開発も浮上し、ポートルネッサンス21に付随したウオーターフロント計画などの掲示、緑地公園、レクリエーション施設、加えて川崎松栄埠頭の第4次港湾整備5カ年計画で1万5000t級の船を同時に2隻接岸、埠頭の一部を新日本海フェリー乗り場として利用されてきたわけであります。しかし、来年度から、新しいターミナルが新港に移転することとなると埠頭の役目は終わるわけでもあります。  思えば、平成3年5月2日から5日まで、県主催で環日本海東海国際芸術祭が、日本海交流の中心的役割を果たした敦賀港でということで、川崎松栄埠頭を舞台として実施いたし、7万5000余名の入場者をもって成功裏に終了しておるのであります。  こうした実績からも、埠頭の広さ、道路、10万有余m2を有するこの土地の有効利用こそが、21世紀に向けての環日本海時代にふさわしい敦賀港になると考えます。  こうした経緯も踏まえ、JR敦賀駅、北陸自動車道敦賀インターを中心とした前後、敦賀南北を考えてみますとき、1)駅前商店街、2)気比神宮、金ケ崎、3)旧敦賀港駅、倉庫、4)市立博物館を中心とした文化ゾーン、5)川崎松栄埠頭、6)松島民宿、松原海水浴場、7)井ノロ川河口こどもの国ゾーン、8)西福寺、9)学園、運動公園ゾーン、10)柴田氏庭園、こうしたそれぞれの10の観光点を線でつなぐことは、敦賀の名所旧跡の紹介ともなり、大変すばらしいことであります。しかし、残念ながら、点を線で結ぶ強力な核となるものがないのであります。  そこで私は、先ほど申し上げました川崎松栄埠頭の利用を考えたいと存じます。すなわち、鯖江にできました「サンドーム福井」に負けない北前船型ドームの国際貿易館の建設を提言いたします。その中には、管理室、会議室はもちろんのこと、産業観光点と線の案内、湾内観光船、ギャラリー、魚釣り、イベント広場、温水プール、ホテル等を整備すれば、観光の点と線を結ぶ核となることは間違いないと確信をいたしておりますが、市長の見解を伺っておきます。  次に、南東部の観光資源の一つである敦賀トンネル温泉について申し上げます。  昭和37年、北陸トンネルの工事中、敦賀口より6.3km入ったところから、25.2度の温水が毎分700l流出するというすばらしい出来事があり、国鉄から敦賀市が譲り受け、温泉街開発計画が立てられ、中村山に一大温泉街の造成に着手いたしました。県においては、国民宿舎を設置し、社会福祉法人福井県福祉事業団委託の形で、昭和47年開湯いたし今日に至っております。  その後、温泉開発ブームが起こり、県下の公営施設を調べてみますと、越暁流町の「漁火」、美山町の「みらくる亭」、今庄町の「やすらぎ」、丸岡町の「たけくらべ」、福井市の「すかっとランド九頭竜」、芦原町の「セントピアあわら」、三国町の「ゆあぽーと」、勝山市の「水芭蕉」、河野村の「ゆうばえ」、越前町の「アクティブハウス越前」、越廼村の「水仙寮」、池田町の「冠荘」、和泉村の「平成の湯」、以上12市町村があり、いずれもその地域の特色を生かした名前をつけて華々しく観光宣伝を行っております。  我が敦賀はどうでしょうか。温泉の泉質は、旧温泉分類による19泉質の中で、単純硫黄泉に位置し、ナトリウムイオン92.45%、カルシウムイオン7%、カリウム0.43%で、関節リュウマチ、筋肉痛、神経痛によく、その効能を発揮し、つるつると肌ざわりもよく大変好評でありますが、先ほど申しました国民宿舎も昭和47年と、また敦賀市民福祉会館も昭和52年といずれも老朽化施設であり、入湯料金も県内公営施設と比べ料金高であります。  この11月に、文教民生常任委員会で「クアハウス今治」を行政視察してまいりました。クアハウスとはドイツ語で保養、治療の館という意味で、ドイツなどの近代温泉保養システム等を加味し、日本型のクアハウスとして今治市は採用し、その内容を誇っております。  泉質のよいこの敦賀の温泉、観光資源をどう生かすか、トンネル温泉という暗いイメージを払拭し、今治市のようなクアハウスといったハイカラな名称は別として、敦賀市の環境に合った温泉街づくりによって名称を引き出し、県営か市営か、いずれにいたしましても立派な施設を望みたいと存じますが、市長の所信をお尋ねいたしたいと存じます。  次に、西福寺の収蔵庫と博物館運営についてでございます。  まず、原に所在する西福寺は、浄土宗寺院で北陸有数の名刹であり、寺伝によると、西暦1368年、良如上人の創立と言われ、由緒を持つ西福寺であります。  加えて、数多くの仏教美術の優品が伝えられております。絵画で、国指定3件、県、市指定文化財11件、工芸、書籍においても300通に近い指定文化財があり、これら文化財の現存には、開山この方約600年の長きにわたり、歴代住持と信徒の方々による寺宝護持の並み並みならぬ御努力が秘められていることを忘れてはならないと存じます。  このような西福寺の文化財は、秋には11月3日、4日、檀家の方々による虫干しが毎年行われており、全国各地よりこの虫干しの文化財を観賞しようと西福寺に来られ、私もその1人に加えていただきました。  北陸敦賀地方は多雪湿潤で、年を経るごとに劣化し、脆弱化していく文化財を従来どおりの環境での保存は、まことに不安かつ危険であると感じたわけであります。収蔵庫1棟ありますが、古く規模も狭小であり、国、県、市の指定文化財のほかにもなお多数の絵画、筆跡、工芸品などの美術資料が、将来、文化財指定の可能性を秘めて所蔵されております。こうした貴重な文化財を次代に伝えるべく、保管と展示部門を兼備した収蔵庫の建設を西福寺も計画しておられるようでありますが、市長の見解をお尋ねしたいと存じます。  次に、市立博物館における文化財維持管理、展示、研究する学芸員について申し上げたいのであります。  このことは、今まで何回も申し上げてきたわけでございますが、なかなか御理解をいただいていないものですから、より詳しく業務を申し上げたいと思います。  学芸員の業務は、資料収集、展示、保存のほかに研究の分野があり、それぞれに高度な専門性が必要とされております。例えば、絵画部門に限っても、日本、西洋、東洋と大別され、さらに時代、流派へと細分化されるのであります。学芸員は、単なる任命資格ではなく、専門職であると同時に研究者でもあります。優秀なる学芸員は、一朝にしてなるものではなく、職場の先輩から折に触れての指導と、不断の努力によって培われるものであります。  顧みますと、当敦賀市立博物館は、歴史民俗資料館当時から人材不足にもかかわらず、それぞれ意義のある特別展を筆頭に数々の展示を行ってまいりました。この実績を承継する専門性を持った学芸員を早急に養成しておかなければ、悔いを次代に残すことを憂えるものであります。  また、絵画、工芸品などの貴重な作品をそつなく扱うには、相応の年期と習熟が必要であります。それぞれの約束ごとがあり、それをわきまえないと大きな事故にもつながるのであります。  さらに、特別な展示の場合、館蔵品だけでは不十分で、どうしてもよそから借り入れなければ展示のテーマが全うできません。こうした借り入れの成否は、担当する学芸員の鑑識と対外信頼に負うところが大きいのであります。  市立博物館、加えて多くの指定文化財を持つ施設との関連においても、その館の趣旨と専門分野が一致する学芸員であること。さらに、常に研究できる環境を提供することが絶対条件であります。学芸員の素質いかんが、その成果を決定すると言っても過言ではありません。市長の見解を伺い、加えて愛発関について申し上げました調査員の増員はその後どう進められておられるのか、お尋ねをいたしておきます。  次に、市立敦賀病院について、ガンマカメラの充実、個室入院志向の対処ということで質問を申し上げます。  市立敦賀病院は、明治15年2月26日に創設され114年になり、北陸3県においても古く伝統のある病院であります。その間、県立、町立、組合立、市立と変遷し、所在地も相生、結城、三島と移転、拡張、増改築を繰り返してきたのであります。  文字どおり、本市近隣地域の中核的総合病院であり、信頼される病院として、医療関係者各位の日夜の御苦労に対し感謝申し上げるところであります。  さて、医学の進歩とともに、急激な高齢化社会、疾病構造の変化に伴い、住民の医療ニーズも高度な医療水準が求められているところであります。平成6年度においては、高度の治療を提供するため、血管連続撮影装置、2億4000万円をかけて導入するなど施設整備の充実によって、1日平均1042人の外来患者が来院し、前年度比7.5%の増となっております。特に、がん、心臓病、脳血管障害、感染病、腎疾患及び代謝疾患の診断、治療効果、予防を判定する上で、非観血的診断に不可欠であるとしているガンマカメラの導入は、臨床的にも極めて重要であると聞いております。
     この医療機器は、既に1台設置されておりますが、需要が多く、1日の外来患者1000人を超えた今、私の同級生などは検査待ち1力月半と言っておりました。長い待ち日数に当惑し、関西もしくは北陸方面の医療施設に移ろうかと聞かされ、これは病態内容のいかんによっては、患者にとってゆゆしい問題と認識を新たにしたところであります。まず、この点について市長の見解を求めます。  平成6年11月12日、市立敦賀病院東診療棟が竣工し、特殊診療部門として、緊急医療、人工透析、成人病検診、人間ドックの4部門が充実いたしました。こうした医療サービスの貢献によって、外来及び入院患者の病床利用率が90%を超えていると伺っております。こうした状況からかも知りませんが、個室満床のとき、2人部屋、3人部屋、大部屋と男女別に分けられ、自治体病院の個室数を比較すると、法的に許可された妥当な個室は50床であるということですが、常に当病院は満床と聞いております。私たちの議員の行政視察においても、わずか二泊でも個室利用志向が多いのであります。まして、VIP及び人間ドック的な検査で入院となると、個室利用の増加は免れないのであります。  先日、富山市立病院を訪れてきましたが、こうした傾向はどこも同じようでありました。黒崎副院長とお会いし、いろいろなお話をお聞きしましたが、総べット数690床、1日平均外来患者数1504人、医師55名、嘱託医師12名、計67名と、夜間透析医師2名──内科医師兼務で患者1日当たり9名、午後5時半から午後10時まで。人間ドックについては、救急時に一般患者の入院を認めていると答えられ、1泊2日ドックは100%、日帰りドック90%の利用率を示されました。加えて、開放型病床についても20床あり、運営委員会を設け鋭意努力しておられるようでありました。  こうしたインタビューも含め、北陸3県下における状況もお聞きした上で、当敦賀市立病院の実情を踏まえたとき、人間ドックの利用状況も勘案し、この7床の個室を臨機応変に利用できないものかと市民の声が高まっているのであります。市長の見解を求めます。  国立療養所敦賀病院についてでございますが、平成6年12月、閣議決定された行革大綱を受けて、平成7年1月に厚生省保健医療局長の私的諮問機関である「国立病院・療養所の政策医療、再編成等に関する懇談会」が発足し、この11月13日に最終報告が出されたのであります。  その概要を見ますと、国立病院、療養所の目指すべき方向、役割としては、他の医療機関との連携、量的なカバー、質的充実を図ることを上げております。次に、政策医療としては、国際協力の一環としての広域災害医療、高度の先駆的医療、臨床研究、教育研修ネットワーク化と大きく2項目を上げておるのであります。ここに再編成10カ年計画が昭和61年に発表されて以来、全国239施設のうち74施設が合理化の対象となり、現在13カ所が実施に移されております。国立療養所敦賀病院も、国立療養所福井病院との統廃合のあることが明らかにされておるところであります。こうした懇談会の最終報告を受けて、いよいよ今年中に、「国立病院等再編成に伴う特別措置に関する法律」、「国立病院特別会計法」等の法律改正を含む、新たな再編成計画を策定することになっているのであります。  国立療養所敦賀病院は、明治31年3月、敦賀連隊区指令部衛戌病院として開設されて以来、96年の歴史的、社会的経緯があります。自来、粟野地区として昭和50年8月11日付、昭和58年3月3日付、昭和60年12月12日付、市長へ請願、陳情を続けてきました。今こそ、地域の医療需要と県との保健医療計画に整合させ、将来を見通し、当病院の地域的にも評価の高い消化器がん、循環器等成人病を中心とした成人病センターとして、その将来を明確に位置づけ、地域住民の長年の要求であったことを強調したいと存じます。  全国的に統廃合移譲の動きが顕著になる厳しい中にあって、このまま打ちすぎていてよいものか、何らかのしかるべき行動を起こす時期と考えますが、市長の見解をお尋ねしたいと存じます。  以上で終わります。どうもありがとうございました。   〔市長 河瀬一治君登壇〕 85 ◯市長河瀬一治君) 竹中議員の質問にお答えをしていきます。  まず、観光資源、点と線を結ぶ必要があると。そういう中で、やはり核が必要であるんじゃないかという御指摘でございます。そういう中で、北前船ドームということで今御提案をいただいたわけでございます。これもすばらしい一つの案だというふうに思いますので、頭の中に入れておきたいというふうに思います。  やはり、ポートルネッサンスの調査もございますので、その辺と組み合わせがどうできるのかという点も、これからいろいろと考えながらいきたいというふうに思っておるところでございます。  次に、クアハウスの件でありますけれども、これはいつも私も言っておりますし、特に先ほど触れましたけれども、市民のいろんなお手紙の中に、今、先生おっしゃいましたようなことが書かれておりました。本当に、気楽に入れる温泉がないんかなということでありまして、このクアハウスになりますと治療、保養も含めたということですから、総合的な健康づくりの施設になるんじゃないかなというふうには思います。  ちょうど国民宿舎の関係もございますし、それと市民福祉会館の絡みもございます。また民間の方もやっておられますので、そこらの兼ね合いも少し研究をさせていただく中で、観光ビジョンの中で私がいつも言っております温泉を利用したレジャー施設等もありますので、そこらと兼ね合いをしながら、第5次総合計画の中で前向きに検討をしていきたいというふうに思います。  次に、西福寺のことでございますけれども、これは先ほど馬渕議員の方からも御質問があったわけでございます。本当にたくさんの文化財がございますし、何とかそれを保存していきたい。また国、県指定以外の文化財も多数あるということでございます。今回、この整備計画の中で、展示を含めました収蔵庫の建築ということになりますと、やはり市としてましても十分に対応していかなければならないというふうに考えております。  それと、学芸員のお話でございます。現在2名の学芸員がおるわけでございますが、特に学芸員という仕事は本当に専門性が高うございますし、現在の人員では対応できないのは議員御指摘のとおりでございます。やはり、今後、博物館の将来ビジョンも踏まえまして、ぜひ検討していきたいというふうに思います。当面は研修を通じまして経験を積ませる予定であります。  また、愛発関の調査に係る文化財調査員につきましても、これも専門性が非常に高い分野でございます。この愛発関につきましては前にも講演会をさせていただきましたけれども、非常に敦賀にとりましても重要な遺跡でございます。その発見にも努めていきたいと思いますが、やはり調査員も必要でございますので、そのあたりも踏まえながら検討をさせていただきたいというふうに思う次第でございます。  次に、敦賀病院のガンマカメラの充実ということでございまして、敦賀のいろんな病院の歴史もお話を今いただいたわけでございます。敦賀市も昭和63年から随時、CTスキャンでありますとか、また角型のディジタルガンマカメラも入っております。そして、超伝導MRIシステムも入っております。また、平成7年1月には、血管連続撮影装置なんかも入れながら、鋭意、高度な医療を充実していこうということで、医療機器の整備充実を図っておるところでございまして、今後とも、これをふやせないかということでございますが、よく検討をしたいと存じます。詳しいことは、また病院の事務局長の方からお答えをしたいというふうに存じます。  また、敦賀病院の個室入院志向の対処ということであります。やはり、入院されますと大部屋ではなというような、恐らくそういうふうな志向が強くなっていることも事実でありまして、特に、あいているドックのことで、ドックも確かに少し減っているというような状況も聞いておりますし、有効な利用でという御指摘をいただいたんじゃないかなと思います。しかし、横にナースステーションがないという欠点も一つありまして、このあたりになりますと、やはり管理体制におきまして少し憂慮されるところがあるんじゃないかなということも今思っておるところでございます。  次に、国立療養所敦賀病院でありますけれども、今、議員御指摘のとおり最終報告がなされました。しかし、敦賀市におきましては、やはり粟野地区のみならず中核的な一つの病院ということで、多くの市民の皆さん方が利用、そして期待をしている施設でございますので、昭和60年からずっと厚生大臣に陳情、そして存続を強く訴えております。今年度も、重要要望事項として県に対し要望いたしておりますので、今後ともそういう運動をしていくつもりでございます。 86 ◯市立敦賀病院事務局長鶴田義孝君) 市立病院のガンマカメラの件で御説明を申し上げます。  現在のガンマカメラは、平成2年の8月に購入をいたしておりますが、御指摘のとおり、非常に利用件数が多うございまして、今現在では月平均で171人、1日平均では9人というようなことで、限度いっぱいの利用を今しておるというような状況でございます。  それと、これに伴いまして待ち時間、いわゆる待ち日数でございますけれども、これも御指摘のとおりかなり長くございまして、ただ、最近ではかなりこれも改善をしてきておりまして、現在では大体1週間から2週間までぐらいにおさまっておるんではないかなというぐあいに思っております。  何しろ金額的に高いものでございますので、これまでもいろいろ話はあったようでございますけれども、なかなかすぐにというわけにはまいりません。ただ、いずれにいたしましても、診療に支障があるというようなことになりますと大変でございますので、今後の患者の動向でありますとか、検査の需要でありますとか、そこらを十分見きわめながら十分検討をいたしてまいりたいと思います。  それから、ドックの有効利用ということでの御指摘でございますけれども、確かに最近の入院につきましては、個室の利用というものが非常に多くなってきております。これも御指摘のとおりでございまして、ただ、市立病院におきましては、個室が現在39室ということになっておりますし、これに特別室が5室ございますので、個室関係ですと合計で44というような数でございます。これもほぼ満室の状況でございます。  ただ、ドック室につきましては、特に1泊2日のドックということになりますとかなり金額面でもかさむものですから、景気の動向等もあって、最近ではやはり少し落ち込んでおります。その関係で、このドックを一般病床に有効利用できないかというようなことでいろいろ御指摘もあったとおりでございます。院内でもその方向の検討もいたしてきたわけでございます。  ところが、この現在のドックは東診療棟の4階部分にございまして、ここには事務局と会議室等があります。いわゆる管理部門に設置をされております。そうなりますと、先ほど市長が申し上げましたとおり、ここにいわゆるナースステーション、看護婦の詰所がないわけでございます。ここに一般患者を入院させるということになりますと、夜の対応、昼は事務局がおりますからいざとなったときは相当の対応はできると思いますけれども、特に、夜になりますと患者さんだけが4階の階におるということになってしまって、もし病状が急変したというようなことになりますと、1階上の5階のナースステーションから飛んでいくというようなことにもなって、管理上の問題が一番のネックであるわけです。  そこでこの問題につきまして、実は、先日も院内の院長以下を含めました診療部長会議を持ちまして、いろいろの有効利用について検討をいたしたわけです。そこで、本来ドックは、やっぱり早期発見と早期治療に欠かすことのできない部門でありますし、現在のドック体制をやっぱり充実をすべきではないかなということになってきたわけです。一般病室に転用するのは簡単ではありますけれども、今申し上げたようないろいろな管理上の問題がございまして、今やはりドックの有効利用をもう少し進めた方がいいんではないかなということをまず今考えております。  しかしながら、御指摘のとおり、いろいろな条件もございますので、今後また病院の中でも十分慎重に考えて、有効利用につきまして対応をいたしてまいりたいと、このように考えております。よろしくお願いいたします。 87 ◯16番(竹中純夫君) 第1番のポートルネッサンス21の推進につきましては、これからいろいろと構想を練っていただきまして、点と線の核づくりにいろいろと構想を練っていただきたいということで、御提言を申し上げたわけでございます。  また、このトンネル温泉という名称を何とか変えることができないかな、トンネルという名称が非常に暗い感じがいたしますので、もっと明るい名前に、敦賀市が譲り受けて敦賀市が名称をつけたんじゃないかと思うんですが、その点、ひとつ名称の問題も検討していただいて、明るい名前を考えていただきたいなと思うわけでございます。  また、料金においても、国民宿舎の料金が660円でございまして、ほかの所は、今12町村を挙げましたけれども、皆大体500円から550円というところなんですね。国民宿舎も660円ですからちょっと高いわけでございまして、特に老朽化しておりまして、非常にほかの方々に申しわけないと、こういうような感じがするわけでございます。  それから、クアハウスのことについては、それぞれ考えていただくということでございますので、ひとつすばらしいアイデアをお願いしたいわけでございます。  また、西福寺のことにつきましてでございますが、今、馬渕議員も質問されましたように、そういう檀家の方を指導するということは、それは相当の経験年数を持っていなきゃならないし、いわゆる学芸員でなければならないわけでございます。そういう学芸員がいない。たくさん西福寺にも館蔵品がある。さらに博物館にも館蔵品がたくさんある。そういう専門の学芸員でなければならないわけでございます。そういうところをもう少し、あれだけ申し上げたのに、ただ張りつけばいいというような、安易な考え方で学芸員を配置しておるわけでございますから、もう少し我々の言うことをよく聞いて、そして学芸員の重要さというものを認識していただきたいと、こういうように思うわけでございます。  調査員も何回も言うておりますが、1名ではどうしてもこれは、いよいよ愛発関を調査するんですから、そういうものもひとつぜひ増員を考えていただきたいと、こういうことでございます。  市立敦賀病院につきましては、本当に入院患者もたくさんおられるし、また、外来患者もふえてきて非常に好評であるわけでありますので、そういう病院に勤めておられる関係者の方々に敬意を表したいわけでございます。そういうことでひとつ鋭意研究をしていただきまして、よりよい雰囲気の市立敦賀病院づくりをお願いしたいわけでございます。  それから、国立療養所敦賀病院でございますが、これも10年前からいろいろとやっておるんですけれども、いよいよこれは真に迫った感じがしてきたわけでございます。このまま黙っておってもいいものか、粟野地区で何かやれとか、いろんなことをお互いに勉強をしながら、ひとつお願いをしたいと。いい情報があったらお知らせをいただきまして、粟野地区としての行動を起こせという場合にはおっしゃっていただきたいと、こういうように思うわけでございます。  以上、申し上げまして、答弁は結構でございますので、よろしくお願いいたします。 88 ◯議長橋本昭三君) 以上で、本日の一般質問を終わります。   ──────────────── 89 ◯議長橋本昭三君) 次の本会議は明15日午前10時から再開いたします。  本日はこれをもって散会いたします。             午後5時57分散会 発言が指定されていません。 Copyright © Tsuruga City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...